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「これ何? 有効率と有効性」(oji3のブログ417:慈348)

   「何これ? 」:憂い

 「天下の憂いに先立ちて憂い、
 天下の楽しみに後れて楽しむ。」 (『岳陽楼の記』)

 国民に先だって国家のことを心配し、国民が楽しめる事を
確認してからでしか、自身は楽しまない。

【閑話休題】:ワクチンの有効率と有効性
 ファイザー社のワクチンの「有効率90%」とは?

 ワクチンを打ったら90%の人が新型コロナを発症しない
という意味ではない。

 しかし、多くの人々が、我先にと接種をしようとしているのは、
この「ワクチンの有効率90%」との情報により、
「90%の有効性」があると思い込んでいるからだと思われます。

 有効率の定義は「発症を減少させる割合(可能性)」です。
「有効率=有効性」ではないと言う事です。

 例えば、ある薬剤の期待される最大効果が100であるとします。
この薬剤を2人に投与した場合に、一人(A)には100の効果があった、
また別の人(B)には、1の効果しかなかったとします。

 しかしこの場合でも、有効率としては100%になります。
 (二人とも大なり小なり薬効はあったということなので。)

 この様に、ワクチンの”有効率が100%”であっても、
それだけでは、薬剤の100%の有効性を付与出来たとは
言えないと言う事です。

 パーセントで表示される「有効率」という計算結果は、
単なる薬効の可能性を示したにしか過ぎないにも関わらず
一般人へのそのインパクトは絶大です。

「ワクチンの有効率90%」は、「何か効きそうな感じだなぁ~」と
言う位の事だと思う方がいいようです。

 ワクチンに対する過剰な期待は禁物です
故に、ワクチンを接種しても、感染防止対策を怠る事のない様に
しなければなりません

 直感的に理解しやすい ”有効率” が独り歩きしている様ですが、
有効率のみで有効性を確認できるものではありません。

「有効率」は下記の4つが基本データとなっています。
 (a)ワクチンを接種した人で、発病しなかった割合(接種群非罹患率)
 (b)ワクチンを接種した人で、発病した割合(接種群罹患率) 
 (c)ワクチンを非接種で、発病しなかった割合(非接種群非罹患率)
 (d)ワクチンを非接種で、発病した割合(非接種群罹患率)

*有効率=(1-b:接種群罹患率/d:非接種群罹患率)×100 
                        (単位:%)
     発病の抑止を線形に等級化した、0から100までの値です。

 そもそも、ワクチンを「治療・予防薬」と勘違いしている人が多すぎ
るように見受けられます。

 長期間のリスクは、全く検証できていないのが、今回のワクチンと
言う事も忘れてはならないでしょう。

「有効率90%」を強調する事により、世間一般へのアピー度は、
モゥ100%以上になっている様な気がしています。

 感染防御の第一としては、「自己免疫」が重要であることを
忘れないようにする事が肝要でしょう。

 門外漢の私にはよく分かりませんが、ワクチン等の薬剤の認証手続きは、
「早い・遅い」ではなく、安全性を第一に考えるのが、科学者の責務と
思いますが、如何でしょうか………
(今回のワクチンの認証は、あまりにも早すぎる感があります。)

 ※全ては、個人の意見です………
 (単なる絵空事であればイイのですが………)

 * 梅雨きざす 移動の友は 文庫本
                    2021.06.11.moai291

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