爺々ネタ?

「これ何? 2050ゼロ 」(oji3のブログ371:慈302)

  「何これ? 」:なすべき事

 「時が来てはじめてなされる努力は、
  なすべき事をなさないのである。
  あらかじめなされる努力こそ、
  なすべき事をなすのである。」
     (『ミリンダ王の問い』)

 泥棒が入ってから、施錠をするのでは遅い。
事象をあらかじめ予測して、対処すべきである。

【閑話休題】脱炭素社会(労働力の移動)
 スカ首相は、温室効果ガスの排出を2050年にゼロにする
と表明はしましたが、具体的戦略が見えてこない。

 削減目標の対象となると考えられる企業では、
今後、地球温暖化に対応できない場合は、生き残りが
難しくなる。

 そうなると、この企業の従業員の雇用状況も不安定になる。
このことに対する政府の方針は何も無いのでしょうか?
労働の転換を通じ、失業を防ぐことが必要です。

 欧州連合(EU)では、「公正な移行(ジャスト.トランジション)」
と言う考え方があり、労働者の雇用状況の変化を公的支援と
セットで進め、雇用を守ると言う考え方があります。

 スペインでは、石炭火力発電所の閉鎖に伴い、政府と
労働組合、電力会社が雇用保障と地域経済活性化について
協定を結んでいます。
「失業なき労働移動」を行う実例です。

 この様に、脱炭素と雇用対策を表裏一体で進めることが
政府の責任ではないのでしょうか?
「失業なき労働移動」をも考慮した戦略が必要です。

 スカ首相は、「グリー社会の実現に向けて、産業や社会構造の
変革をもたらし、大きな成長に繋げると言う発想の転換が必要だ」
と宣っています。

 外向きには見栄えの良いアドバルーンを上げて、
後は得意の「自助努力」ですか……………

 欧州連合の「公正な移行(ジャスト.トランジション)」に
類する方策は無いのでしょうか?

 石油・石炭等の化石燃料の産業は今後どう転換すべきか、
これらの労働者の雇用について、如何に配慮すべきかの戦略も
政府として重要と思われますが、考慮する考えは全く無い様です。

 *雑草と言う種類無き 春の草
         2021.04.26.moai291

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