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「これ何? 消費喚起事業」(oji3のブログ505)

   「何これ? 」:母

 「母の子を親しむや、賢なれば則ち之を親しみ
  無能なれば則ち之を憐れむ。」 (『礼記』)

  母親は、子供が無能であったとしても
 あわれみの心をもって慈しむ。
 (父親は、こうはいかない様である。)

【閑話休題】:キャッシュレス・消費喚起事業

 秋田県湯沢市議会は、市の2021年度一般会計補正予算案に
盛り込まれたキャッシュレス・消費喚起事業について、
「スマートフォン利用者限定で不公平感がある」などとして
予算を削除する修正案を議員提案し、全会一致で可決した。

 事業は9月限定で、QR・バーコード決済サービス「PayPay」を
市内店舗で利用した客に30%のポイントを還元する事業。

 国の「新型コロナウイルス対応臨時交付金」を財源に充て、
決済額8億円、還元総額2億4000万円を見込んでいた。

 修正案の提案理由を、予算決算常任委員会長は
「多額の消費喚起策の対象がスマホ利用者に限られると
不公平感が生じて市民の共感を得られない。
決済事業者が1社に限定されるのも問題」などと説明。

 市長は本会議後の取材に「先進的な取り組みとして提案したが
議会から指摘された点を踏まえ、商品券を含めて検討する。
できるだけ早く経済対策を打ち出したい」と語った。

 公平を旨とすべき「自治体」が住民の税金による
予算をつけて行うと言うのは無理があると考えられます。

 対象者は、「Pay Payを使える者」、販売者も
「Pay Pay利用可能店」に限定されてしまうのもマズイ。

「Pay Payを使わない者」には、不公平感しかない。

 この施策は、「Pay Payを使える者」への援助にはなるが、
本来の目的とも思われる中小事業者への援助は充分とは
言えない。

 逆に、事業者が無理やり「Pay Pay」を導入しようとして、
過剰な負担を強いられることにもなりかねない。

 国の「新型コロナウイルス対応臨時交付金」や「キャッシュ
レス・消費喚起事業」の真の目的は何なのでしょうか? 
 消費者へのポイント還元のみでは無いはず………

 もちろん、一般企業が、客寄せパンダ的にポイント還元を
するのは、何ら問題はない。

 「公平・不公平」の判断ほど難しいものはない。
完全なる「公平」など、あるのだろうか………

 * 帰り道月影しずか蟻の道
      2021.09.07.moai291

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