小樽キリスト福音館メッセージ要約

小樽キリスト福音館で毎週行われる福音メッセージの要約をお届けいたします。

2008年5月11日のメッセージ

2008-06-01 08:16:24 | Weblog
2008年5月11日
小樽キリスト福音館・主日礼拝
メッセンジャー:佐藤直樹
テキスト:ローマ12章14.17-21節

テーマ:敵対者に祝福を与える愛

ポイント
信仰者は迫害する者に対してどのような態度をとるべきでしょうか。パウロは、相手を祝福し、神のさばきに任せなさいと語っています。わたしたちは、主のわれみによって、迫害する者に対して最善の事ができる助けが与えられています。

聖書の箇所

あなたがたを迫害する者を祝福しなさい。祝福すべきであって、のろってはいけません。(14節)

だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい。あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。愛する人たち。自分で復讐してはいけません。神の怒りに任せなさい。それは、こう書いてあるからです。「復讐はわたしのすることである。わたしが報いをする、と主は言われる。」
もしあなたの敵が飢えたなら、彼に食べさせなさい。渇いたなら、飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃える炭火を積むことになるのです。悪に負けてはいけません。かえって、善をもって悪に打ち勝ちなさい。(17-21節)

解説

ローマ人の手紙の1-11章が教理の部分であるのに対し、12章以下は実践的な部分であると言われています。12章の1-2節は献身と聖霊による改革、3-8章は教会におけるクリスチャン倫理、9-21節は愛の倫理について語られています。今日のテーマは、迫害を受けたとき、信仰者は迫害する者に対してどのような態度をとるべきかについてです。

信仰者は迫害を受けたときにどのように対応すべきでしょうか。パウロは「祝福しなさい」「すべての人が良いと思うことを図りなさい」「すべての人と平和を保ちなさい」「神の怒りに任せなさい」と語っています。これらのことは、現実的に考えると、いくらクリスチャンといえでも実行することは難しいことばかりです。

自分の力ではできそうもありませんが、私たちはイエス・キリストによってあわれみの力が与えられています。アガペーの愛によって、相手を許すことができるのです。「だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい」とありますが、この「だれにたいしてでも」は、イエス様が貫かれた歩みです。

12章は「愛の倫理」と呼ばれており、「互いに」という言葉が4回も使用されています。互いに「器官である」信者は、「愛し合い」「絶えず祈りに励みなさい」とあります。聖霊によって御霊の実を結ぶとされた信仰者は、主のあわれみによって、迫害する者に対して最善の事ができる助けが与えられています。今週もこの御言葉から教えられて歩んでいければ幸いです。

*****************教会員の感想****************

□自分を迫害する者への対応も、自分の力に頼るのではなく、イエス様に助けてもらうことが大切だと思いました。

以上