かすかべみてある記

日光道中第4の宿場町・粕壁宿を忠心にクレヨンしんちゃんのまちかすかべをみてある記ます。

日光道中粕壁宿・粕壁神明社の石碑・石造物(前編)

2023-01-08 19:30:00 | 地域発信情報
公開日:2020/10/28・更新日:2023/01/08

◆粕壁神明社

この記事を公開した2年前の秋頃、粕壁神明社の境内に白い“にゃんこ"(野良猫?)が二匹いました。

と言っても、いつも会えるとは限りません。そんな時は、今日はいないのかぁ、と何となく寂しく感じます。どこに行ったのかな?と

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もしかしたら、と思い、拝殿前の門扉の隙間から覗いて見ると、、、

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「いたーっ」 拝殿の上の右端に何やら白いものが。お昼寝中のようです。やはりここの住人(猫)なんでしょうか? それとも不法侵入者(野良ネコ)?

そして、さらに右の方に目を移すと何やら高いものがチラッと……ん 石碑?

改めて、「三峯神社」の祠の裏から見てみると、何やら石碑らしきものが見えました。

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さらに近寄ってみると
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間違いなく石碑です。

何回もこの神明社の境内に入りましたが、迂闊にも今まで全く気がつきませんでした。

そう言えば、普通、どこの神社でも見かける手水鉢、石碑、そして力石などがこの神明社の境内に無いのが、不思議に思っていました。

こうなると好奇心がムラムラと、早速行ってみましょう!

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社殿の裏にまわると、

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左手に少し隙間が…

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物置の狭い所を入って見ると、

あった!ありました。

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石塔が数基並んでいます。力石もありました。そうだったんだ。

粕壁神明社は、マンション建設に伴って他の場所から今の場所に移転したので、この境内には、何も無いんだな、と勝手に思い込んでいました。やはりあったのです。

思いがけず、発見したのて、取り敢えずカシャとシャッターを。

詳しくは後編で

続きます…


日光道中粕壁宿・八坂香取稲荷合社(余話)

2023-01-04 19:30:00 | 地域発信情報
◆八坂香取稲荷合社
 ここ数年、初詣は八丁目にある八坂香取稲荷合社に行っています。今年も元旦に初詣に行きました。
 


 この合社(神社)は永享己酉年(1429)に下総国一宮香取神宮を勧請したと伝えられています。以後約七百年もの間、地元八丁目村の鎮守産土神として人々の信仰を集めてきました。


初詣風景2023年元旦

 その八坂香取稲荷合社には、意外に知られていない面白いものがあります。

まずは、

◆水準点
 一の鳥居と手水石の間に何やら石が埋まっているのに気づきました。石ころ?


何度も行っているのに全く気づきませんでした。


寄ってみると三角点か水準点?




早速調べてみると、地図記号からどうやら「水準点」のようです。

↓↓

全国の三角点など測量基準点一覧マップ

日本国内の測量基準点(三角点、水準点、電子基準点と多角点)約12万件をマップに表示

地図蔵

 

 これによると、当八坂香取稲荷合社の緯度・経度・標高は

緯度= 35.98602815(北緯35度59分9秒701)
経度= 139.75368977(東経139度45分13秒283)
標高= 8m

 当社のこの場所の標高は海抜8mだったのです。案外高いことがわかりました。

 なお、地図記号については、こちらをどうぞ

↓↓

▼水準点とは
 高さの測量を行うときに基準となるのが水準点です。国土地理院の水準点は、全国の主な国道又は県道等に沿って約2km毎に設置され、高さが正確に求められています。
 この水準点を利用して測量することにより、土地の高さを精密に(mm単位)に求めることができます。
  水準点は全国に約17,000点設置されており、各地点の高さを測るための基準として利用されます。

参考:国土地理院のサイト

↓↓


◆力石発見
 そして、以前から八坂香取稲荷合社には、神社につきもののあの力石が無いのかな、と思っていましたが、本殿右脇に力石らしきものがあることに気づきました。


寄ってみると

やはり力石のようです。

 なお、『埼玉の神社北足立、児玉、南埼玉』(埼玉県神社庁)によると、境内の力石は2個あり、重さは解りませんが、奉納されたのは江戸時代の延享三丙寅年(1746)三月吉日とのことです。当社にもやはり力石があったことがわかりました。

 今回新たな発見(自分の中で)と言えるかどうかはわかりませんが、今まで気にも留めず見逃していたことが結構あることがわかりました。これからは、もう少し気をつけて見ていかないといけませんね。


 終わり








注記:今回、国土交通省国土地理院の関連サイトをリンク🔗させて頂きました。なお、同サイトは予告なく変更又は削除されることがあります。その際は何卒お許し頂きたくよろしくお願い申し上げます。