ミツバチを救え

ミツバチを救うプロジェクトを立ち上げました

長崎県佐世保・平戸・生月・・・福江島、見学レポート(1)

2010年06月28日 23時31分29秒 | 取材日記
6月23日~25日にかけて、長崎県佐世保・平戸・生月などネオニコチノイド系農薬が散布された地域を回り、最後に大々的に散布されていない福江島を見てきました。
佐世保から平戸島・生月島は海を渡る大きな橋でつながっていて、島に行くという意識もなく、ネオニコチノイド系農薬が撒かれた直後にミツバチや虫たちがいなくなった現場を見てきました。
主のミツバチがいなくなって放置された巣箱の数々、フナムシが一時生息していなかった礒辺(現在は小さなフナムシがちょこちょこと動いていました)や岸壁(現在は岸壁のつなぎ目に多少の個体を見ることができました)を見たときは、何だ・虫たちは復活しているじゃないか、と思いましたが、案内をして頂いたニホンミツバチ研究家の久志さんが、「100群以上飼っていた蜜蜂が現在3群まで減ってしまった。その生き残った群の女王蜂の生殖能力が弱くなっている。」という話を聞くと、フナムシたちに、おまえたちの生殖能力は大丈夫か?と聞いて見たくなりました。
そして、生月島や平戸島を見終わり、夜、佐世保から高速道に乗って長崎に帰りましたが、車のフロントガラスに一匹の虫もぶつかって来ませんでした。
昔は(今でも特定地域ではそうですが)夏の夜のドライブでは、車のフロントガラスにたくさんの虫たちが正面衝突していました。
これって、おかしい~、と気付いたトタン、ネオニコチノイド系農薬の恐ろしさがドーンと押し寄せてきました。
次の日は、ネオニコチノイド系農薬が、まだ大々的に散布されていない福江島の様子を見てきました。
案内された蜜蜂たちは、予想以上の活発な巣作りをしており、久志さんの指導の下、防除ネットを使わないで、素手で蜜を採取する作業を見てきました。
福江島のレポートは、次の機会に・・・。