快速 房総の休日号

いすみ鉄道で土日限定の急行列車として運転しているキハ52ですが、お盆期間中の3日間（13～15日）は、午後の1往復に急行料金不要の快速列車として運行されました。
「房総の休日」というヘッドマークを掲げていました。
「房総の休日」という列車は嘗て国鉄時代昭和30年から昭和35年まで新宿から館山行と外川行として運転され、銚子電鉄の外川まで乗り入れていました。
新宿8:00発　秋葉原、両国、千葉に停車し、千葉で併結の館山行を切り離し、佐倉、成田、佐原、小見川に停車して10:58に銚子着、そのまま銚子電鉄に乗り入れ、仲ノ町、笠上黒生、犬吠に停車して11:26に外川に到着しました。
復路は外川15:15発、千葉で館山からの編成を併結して18:50に新宿到着でした。
現在、いすみ鉄道ではこの「房総の休日」は貸切列車として運行されているのですが、お盆期間ということで遭遇できラッキーでした。
もう少し下調べしていれば乗車することもできたのにと悔やまれます。

このキハ52‐125はいすみ200型の置き換えおよび観光用に大糸線で使用されていた車両を西日本旅客鉄道（JR西日本）より譲り受け、いすみ鉄道に到着後、2010年12月12日に大多喜駅構内で撮影会を行った後に国鉄気動車標準色（クリーム4号+朱色4号）に塗装変更し、翌2011年1月9日に同地でお色直し撮影会を行いました。
全般検査の後、同年3月27日にお披露目撮影会、同年4月8日にチャリティー公開試運転を行い、同年4月29日に「観光急行列車」として営業運転を開始しました。
またこの車両を利用して小湊鉄道との相互乗り入れの構想があることも社長自らのブログで明らかにしているので、その折には是非乗車してみたいものです。