2021年2月1日のブログ記事一覧-mission

怒りについて　　　3/3　　　　　131031

2021-02-01 | 日記

2013-10-31 16:43:56 | 日記

一　　　　　　　　　　　　　〔1/3〕
.http://blog.goo.ne.jp/whitsunday_7/e/cd4f712083e0f7cbf3c93f5bfb866556

二　　　　　　　　　　　　　〔2/3〕
.http://blog.goo.ne.jp/whitsunday_7/e/6e41768158cb855989d3d2e8806070fd

三

　人を怨むということは実にいやな気持ちです。相手が自分の思い通りにならない時とか、相手があきらかに自分の誠意や愛情をふみにじり裏切ったとわかった時、誰だって傷つき、のろい、怨みます。

　そして人はその怨みをかえすことを思いつき、復讐しようとします。相手に思いしらせてやることによって、自分の受けた傷をなぐさめようとします。

　けれども、相手に復讐したところで、受けた傷がもとどおりになることはありません。たとえば殺された人間のために殺した人間を復讐して殺したところで、先に殺された人間が生きかえるでしょうか。

　仏教には、「怨みにもって怨みを用いるに永久につきることなからん」という教えがあります。昔の仇討ちではありませんが、仇討ちをくりかえしていっても果てしなく仇が生み出されるだけで、殺された誰も成仏出来るわけではないのです。

　ではそんな時、どうすればいいのでしょうか。キリストは「もし、だれかがあなたの右の頬を打つのなら、ほかの頬をも向けてやりなさい」と教えています。またある仏者は、ひどいめにあわせた相手に感謝して拝めとさとされましたが、われわれ凡人にはとうていそこまでへり下ることは出来そうにありません。

　私は人間がまだまだ至らないので、侮辱されて腹が立つと、ぽっぽと湯気が立つほど怒りますが、その後で持仏堂にかけこんでひたすら祈ります。祈るといっても心が怨みで猛り狂っている時は、まともな祈りのことばも出てきません。それでお経をあげます。私の帰依している天台宗の所依の経典は法華経なのです。それで私は毎日あげているお経の他に、片っぱしから法華経を大声であげます。そのうち、全く不思議なことに最初はただ口惜しまぎれに字づらだけ追って大声を出していたのが、いつのまにか声が落ち着いて、呼吸も楽になっているのです。

　そうなると、私は座禅をはじめます。坐ってしまえば心が次第に澄んできます。
　持仏堂の外の樹々に風の吹きすぎる音や、筧（かけい）の水の音や、小鳥の声などが静かに聞こえてきて、私は深山幽谷（ゆうこく）に坐っているような気になります。
　何のために私は逆上し、誰を殺してもやりたいほど怨んでいたのか、忘れてしまいます。

　この静けさと平安を破るものは何であれ無視してしまおうという気持ちになります。
　ああそうだ、私は、私のすべてをみ仏にゆだねきっていたのではないか、もしかしたら、このいやなことも、み仏の意志で、何かの教えであるのかもしれない。耐えていたら、み仏がいいようにはからって下さるにちがいない。自分でやきもき、じたばたするのはやめよう。
　そんな気が水のようにひろがってくるのです。そして、私はいつかそういうことも考えるのを忘れて、坐っている愉（たの）しさ、有り難さだけの中にしんとひとりいる自分を発見するのです。

　私はそんな方法で、十度の怒りは八度に、そして、六度にやがて五度にというように静める工夫をしてきました。まだまだ完全にはいきません。
　何度も腹を立てては、後ですみませんとばつの悪いあやまり方をしています。死ぬまでには、誰が私を思いだしてくれても、やさしいあたたかな笑顔と、なごやかな声やことばだけがよみがえってくるような人間になりたいものだと願っています。でもこれは願望だけで終わるのかもしれません。

　白状しましょう。実はこの原稿を書く前、私は二人の人に電話をかけて、
「あの時、どなってごめんなさい」
　とあやまったばかりなのです。相手はきょとんとして、すぐ思い出し、
「ああ、こちらこそ、反省していました。でもまた、何でそんなにご丁寧に」
　といってくれました。「怒りについて」書くためのみそぎだとも私はいいかねて、エヘヘと笑ってしまいました。

瀬戸内寂聴様
.寂庵説法　より　　　（講談社さま）

京都嵯峨野　寂庵　　search

131031　22:29

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[　記事　END　]

https://blog.goo.ne.jp/whitsunday_third/e/〔090127〕
、依り代になる肉体たちを消滅、あるいは壊してシマッタ。

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　( https://ejje.weblio.jp/content/crisis )
〉
「こういう人たちが精神病として扱われた場合は悲惨です。大ゲサにいえば、キリストをはりつけにするような愚かな行為といえるかもしれません。」
「今の社会システムはこのような規格はずれの人を否定するメカニズムが働いているようです。現在、世界を支配している精神は、このような高次の意識の目覚めを望んでいません。」

キリストをはりつけにするような愚かな行為...

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〉　ぐうぜんにも操作ＮＯ指がスベッテシマイ。　　　　．．マタデスカ
　...http://www.youtube.com/watch?v=sFXGrTng0gQ

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〉　Laputa でましたので　　プロモ
　...http://video.ultra-zone.net/w/8Ma65PO4kiA 　　[ 公開日 1984年3月11日 ]
　..[ 大.海嘯 ]　[ 風の谷のナウシカ#あらすじ ]

[ https://ja.wikipedia.org/wiki/東北地方太平洋沖地震 ]

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地元　鎮守　　　〔..挿絵....(..postcard..)...〕

[ 菅原神社　拝殿　/　画　上田博昭様 ]　　　( 筆者若干 arrange )

[ 同.　鳥居　桜　/　ペン画　上田博昭様 ]

210112　02:11

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