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【週刊】企業理念 Vol.228 ミスミグループ本社さまから学ぶ
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経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。
★今週の質問★
【 我が社の危機感は、社員個人まで浸透しているだろうか? 】
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「経営パワーの危機」 三枝匡著
http://qurl.com/7g5n8
を読んだ。
会社再建、企業変革のドラマである。
我が社に適用できる施策はあるか?
マーカーを片手に、行じる思いで読み込んだ。
著者の三枝匡氏は、
ミスミグループ本社の代表取締役会長・CEOである。
今回は、書籍でご縁のあった
ミスミグループ本社さま から学ばせていただきます。
━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━
【ミスミグループの社会的使命】
お客さまが求める「高品質・低コスト・短納期」
のオリジナル性の高い商品、サービスを提供するために、
私たちは「QCTイノベーター」として、ミスミモデルの更なる進化と
戦略的な経営を追求し、世界の製造業を裏方として支えていきます。
【4つのミスミ・コンセプト】
■事業コンセプト
「世界の製造業の裏方」+「短納期一個流し」
■組織コンセプト
「ミスミQCTモデル」
■戦略コンセプト
「末端やたら元気」+「戦略束ね」
■業務コンセプト
「時間と闘う」
(出所 http://www.misumi.co.jp/company/concept/index.html 2009/09/06)
━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━
【学び】
書籍にマーキングした部分の一部を紹介します。
○全員が追いつめられ、惨めな思いを共有するところまで至らない限り、
人間という動物は真の改革を受け入れようとしない。
○会社の危機と社員の危機感は必ずしも相関しない。
○商売の基本サイクル(創る:開発→作る:生産→売る:販売)の全体
に責任を持つ優秀な人が現れるとその商売は急に活発になる。
○経営的人材の育成は、損益責任を負うところから始まる。
○変革で一番重要なのは、トップ経営者の力量。
ミドル主導で組織変革をしようとする動きがあるが、
それは抜本的な変革にはつながらない。
○改革リーダーは、あえて組織を不安定化させることが必要であり、
それなくして集団の行動を変えることはできない。
○強力な経営リーダーは、「クールな戦略性」と「ホットなリーダーシップ」を
兼ね備えていなければならない。
○人は、惰性に流されながら長い年月をかけて、少しずつ衰退の道をたどる。
企業もまた同様。
恐ろしいのは、この間に起こることは企業の業績の低下だけでなく、
そこで働く人材の劣化。
http://www2.shizuokanet.ne.jp/usr/sabu/020915special.html
○改革・改善が進まない原因。
上手く行っていないという認識が足りないのが原因。
つまり、現実を直視することが不足している。
だから人は問題を放置しておくのです。問題が起こって上手く行かなくなったら、
問題の本質は何か整理し、強烈に反省する。
全員が自分も悪かったなと思える絵が描けたら、改革が動きはじめる。
http://kigyoka.com/kigyoka/public/news/news.jsp?id=696
【コメント】
我が社に置き換えて何をするか。
考えてみた。
0.危機感の見えるか
衰退・低下部分の見える化。問題の見える化。
1.選択と集中
低成長事業の縮小と集中事業の育成強化
2.組織改革
・「創って、作って、売る」が完結して
ひとりのリーダーが損益責任を持つ事業ユニットへ
・ 気骨ある(物言える)人材の登用
・ 新事業開発室の設立
3.改革ストーリーと成功ストーリーづくり
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「Cool Head、HOT Heart 」で前進します。
┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━
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┃ 我が社の危機感は、社員個人まで浸透しているだろうか?
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