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【週刊】企業理念

こちらへ。「企業理念と戦略の図解」 https://note.com/missionstatement

Vol.225 グローバルダイニング

2009-08-15 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.225 グローバルダイニングさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

【  我が社には、継続的にチャレンジする仕組みがあるだろうか? 】

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 「理念集」というキーワードで検索してみました。


  そこで、

  ユニークでインパクトのある理念集と出会いました。

 
  グローバルダイニング理念集

   http://employment.global-dining.com/jp/idea/index_2.html  
  http://employment.global-dining.com/jp/idea/index_1.html
 

 

  理念集が発するメッセージは何だろうか? 

 

 
 今回は、HPでご縁のあった

 グローバルダイニングさま から学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


【 企業理念 】


 無限の可能性にチャレンジをして人生を楽しく生きる

 

(出所 http://www.global-dining.com/company/policy.cfm 2009/08/16)

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【学び】


 ○全社員が煙草を吸わない企業を目指している。

 ○徹底的にフェアで民主主義な仕組み

  ・徹底した情報公開(知りたいと思ったことを知れる)
 
  ・個人の意思の尊重、表現の自由(言いたいことを言える)
 
  ・決定事項への参加(投票権を持つ)

  ・公正なルールと規律
  (ルールを定め、破った場合には厳しいペナルティが課せられる)

  ・人事部のない組織
  (異動は決して押し付けでは行わない。個人の希望を優先しどこへでも異動が可能)

 ○社長がワンマンにやれない組織をつくっている。
  会社の方針は会議の多数決で決める。全社員一人一票。

 ○社長から店長まで全社員の給与がオープン。  

 ○年功序列を採用していないため、昇給や昇格もすべて自己申告。

  

【コメント】

 
「グローバルダイニングの理念集」
 http://employment.global-dining.com/jp/idea/index.html 

 からピックアップしたお言葉です。
 

 -仕事の中からロマンを見出して自らの夢を真剣に
  追う者ほど困難な道を歩くもの。

 -人間はチャレンジし続けることで永遠に成長できる。

 -グローバルをめざすなら世界を見てこい。

 -厳しい環境は人を育てる。

  上場し、成長し続ける使命を負ったことでプレッッシャーも
  大きくなった。ここ以上に経営者を育てる環境は他にない。


 ----------------

 

 チャレンジには、困難、厳しさがある。

 困難と厳しさを乗り越えるごとに、人間としての成長がある。

 言い換えると、


 「人間は、チャレンジし続けることで永遠に成長できる」


 ということ。

 


 経営者は、社員の継続的成長を願うならば、


 継続的に、困難と厳しい環境を提供し続けなければならない。

 継続的に、チャレンジする機会を提供し続けなければならない。

 

 
┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃ 我が社には、継続的にチャレンジする仕組みがあるだろうか?

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Vol.224 翔栄クリエイト

2009-08-10 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.224 翔栄クリエイトさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

【 我が社は、事業領域定義の拡大が示すことに気付いているだろうか? 】
 
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 先日、翔栄クリエイト 代表取締役 宇佐美 慎氏の

 結婚式に出席した。

 
 出席者 約400名の結婚式に圧倒される。

 
 結婚式の神父さんには、アーサー・ホーランド氏が。
 http://arthur-hollands.com/

 

 宇佐美氏と初めてお会いしたのは、約10年前。


 当時は、社員数名の会社で
 オフィス家具、通信機器を販売していた会社だった気がしたが

 今や、社員数50数名、麻布にオフィスを構え、空間デザインなどを
 手がける会社に成長している。

 

 この成長のワケは?


 
 今回は、

 翔栄クリエイトさま から学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


【 企業理念 】


  お客様と感動と喜びを共有できる企業であり続ける

  全ての社員は感動と喜びを創造するために企画・挑戦する

  人としての成長と職務上のクオリティーを限りなく追求する


【 ミッション 】


 「 多くの企業とともにクオリティカンパニーになる 」

 

(出所 http://www.syouei.net/company/credo.html 2009/08/09)

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━


【学び】


 ○業務改善、人材採用戦略、広報活動などのためのオフィスデザイン
  を提案し、クライントの業績を上げている。

 ○物件探しを「業績を上げるための器探し」、
  オフィスデザインを、「社員が自走する空間づくり」
  と捉えている。

 ○コンペなしを条件に、
  コンペに掛かる人件費分のコストダウンを約束している。

 ○日本を代表するベンチャー企業のオフィスデザインを
  手がけている。

  ■ライブリボリューション
   http://www.syouei.net/case/2006live.html 
  ■サイバーエージェント
   http://www.syouei.net/case/cyber.html
  ■フェイス
   http://www.syouei.net/case/faith-t.html

 


【コメント】


 一度、宇佐美さんの営業にわけあって立ち会ったことがある。


 そのときの営業スタイルを見て、


 この人、

 オフィス家具、オフィス工事を売っているのではなく

 オフィスデザインという手段をつかった業績向上戦略を

 提案している、

 と感じたことを思い出した。

 

 

 翔栄クリエイトさんの成長のワケは、


 「オフィス家具・通信機器販売、オフィス工事業」
 
  から
 
 「オフィス空間デザインを通した業績向上戦略提案業」

  へと


 事業領域(ドメイン)の定義を拡大したことにある。


 と解釈しました。

 

 この事業領域定義の拡大が


 -社員の発想に広がりを与える。

 -お客様に新たな付加価値を提供する。

 -社員に夢と成長感を与える。

 -事業ビジョンの発展方向性を示す。

 -今後、どんな顧客に、何を提供するかを示す。

 

【おまけ】

 結婚式の引き出ものに

 「You are loved」

 と書かれた記念置時計をいただきました。

 

 「あなたは、愛されている」


 というメッセージから、

 宇佐美さんのお客様、社員、隣人を愛する想いが
 伝わってきました。

 

 
┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃我が社は、事業領域定義の拡大が示すことに気付いているだろうか?

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Vol.223 プレジャー企画

2009-08-02 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.223 プレジャー企画さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

 【 我が社の幹部は、社員の能力を引き出す人材だろうか? 】
 
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 今日、道化師を仕事とする、プレジャー企画 

 代表取締役 大棟耕介氏の講演を拝聴した。


 
 プロの仕事を拝見し、笑いと共に感動しました。
 


 
  道化師の仕事とは?

 


 
 今回は、講演会でご縁のあった

 プレジャー企画さま から学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━

 

 プレジャー企画は、
 
 名古屋を中心に活動する

 「夢と勇気と感動」

 を提供する

 人を楽しませることが大好きな企業です。


 (出所 http://www.pleasure-p.co.jp/index.html 2009/08/02)

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○大棟氏の著書『ホスピタルクラウン』(サンクチュアリ出版)は、
   2008年TVドラマ化されている。
  http://wwwz.fujitv.co.jp/clown/index.html
 

 ○無償で病院を訪れ、闘病中の子どもたちに笑いと希望をもたらしている。


 ○大棟氏は、人間力大賞を 受賞している。
  http://www.ningenryoku.org/awardee/2006.html


 ○道化師(クラウン)の行動

 1.相手を見る。
 2.見られるという意識を持つ。
 3.役割を演じる(カッコつける)
 4.テンションを上げる
 5.大げさに振る舞う。

 


【コメント】


 
 ---------------------------------------
 
 よく、子供たちに叱られます。
 
 よく、子供たちに笑われます。

 それが、私の仕事です。

 ---------------------------------------


 というメッセージを、大棟氏のホームページで拝見した。

 


 本日、大棟氏のお話を聞いて、その意味がわかった。

 


 ”叱られる”


 という受動的な行為。


 と


 ”叱る”


 という能動的な行為。

 

 前者は、相手を引き出す(Pullする)行為であり、へりくだっている。

 
 後者は、相手を押し出す(Pushする)行為となり、威圧を与える。

 

 

 ”叱る”能力がある者は、”叱られる”こともできる。

 


 道化師とは、”叱られる”、”笑われる”役を演じることで、
 相手に対してへりくだることを通して、
 相手の自発的な笑いや笑顔を引き出している。

  

 だから、


 道化師の仕事とは、

 笑いや感動を与えるのではなく、もたらす(引き出す)こと。

 
 と解釈しました。

 

 職場でも、能力を与える人よりも、能力を引き出す人が
 管理職に相応しいのだろう。

 

 
┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃  我が社の幹部は、社員の能力を引き出す人材だろうか?

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Vol.222 バグジー

2009-07-26 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.222 バグジーさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

 【  我が社のリーダーは、職場に光を照らしているだろうか? 】
 
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 先日、あるイベントで数年ぶりに

 株式会社 インフィニティ 代表取締役 田原 実氏にお会いした。


 いつも笑顔が素敵なお方。

 
 自宅に帰ってから
 久しぶりに、インフィニティさまのホームページをのぞいてみた。


  http://www.kokorozashi.co.jp/
  

 そこで、見つけた感動コミック。

 さっそく、オーダーしてしまいました。 
 
 
 
 コミック(漫画本)から何が学べるだろうか? 

 

 
 今回は、感動コミックで紹介されていた

 愛と感動の美容室 バグジーさま から学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【経営理念】


  敬 愛

  (すべてに愛をもって取り組みます)

  
  ・技術、教育に愛をもって、妥協せず練磨し向上しつづけます。
  ・顧客の皆様に愛をもって、対応し感動していいただきます。
  ・社員全員に愛をもって、成長し物心共に豊かにしていきます。
  ・社会、業界に愛をもって、尽くし貢献します。


 (出所 「心を育てる」感動コミック
      ~ 愛と感謝の美容室 ~ バグジー P180 )

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○10年間働くと、
  そのまま残るか独立するか選択できる仕組みがある。

 ○事業計画書にスタッフの夢を入れている。

 ○営業中にローテションで研修が受講できるようにしている。

 ○「入社式」、「キャンプ」、「クリスマスイベント」、「忘年会」
  この四大行事に欠席すると「即退職!」というゴールデンルールがある。

 ○大家族主義から培う人間性の成長を大切にしている。

 ○美容業界全体の向上をめざし、同業他社のスタッフを
  集めて勉強会を開いている。


【コメント】

 感動コミック 

 ~ 愛と感謝の美容室 ~ バグジー 1,2

 で見つけたお言葉を紹介します。

 

 -投げたものは必ず返ってくるんだ。

 -合言葉は、「兄弟だったらどうする」。

 -感謝に眠って、希望に起きて、努力に生きる。

 -少しだけ損をして生きていこう。

 -リーダーの絶対条件は明るいこと。

 
 -----

  
 リーダーの第一歩は、

 
 人に喜びを与えて自分を輝かせること。
 (セルフモチベート)


 一人が輝けば、周囲が輝き始め、

 やがて、みんなが光り輝いていく・・・。

 そして、会社全体が輝いていく・・・。

 

 ということをコミック(漫画本)から学び、感動しました。


 (明日から、セルフモチベートを行動に移します!)


 -----

 そういえば、今週の皆既日食、奄美大島では
 この間の5分間で温度が約6度下がったそうです。


 太陽の光がさえぎられると、周囲温度が下がる。

 

 このことって、


 職場において、


 明るいリーダーの元で仕事をすると、
 元気がでる。

 

 明るいリーダーが抜けたときに
 何か職場の活気が下がる。

 

 という状態に似ている気がする。

 

【おまけ】

  
  「感動コミック ~ 愛と感謝の美容室 ~ バグジー」

  とは、別に
  
  「感動コミック 一人ひとりに未来を創る力がある テラ・ルネッサンス」  

  という本も購入して読んだ。


  最初の20ページで心を絞め付けられました。
  感動しました。
  こちらもお勧めです。  

  http://www.kokorozashi.co.jp/kancomi/vol3.html
 
  ------
  

  PRESIDENTでも紹介されている「感動コミック」の
  注文はコチラから↓↓↓↓↓
    
  http://www.kokorozashi.co.jp/kancomi/index.html#ti-kancomi


 
┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃  我が社のリーダーは、職場に光を照らしているだろうか? 

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Vol.221 キリン&サントリー

2009-07-19 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.221 キリン&サントリーさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

【 我が社は、切磋琢磨できるライバル企業を意識しているだろうか? 】
 
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 先週の

 「 キリン、サントリー統合へ 」
  
 の記事には、何か寂しさを感じた。
  


 自分の生まれた実家は、酒屋を営んでいた。
 
 そんな環境で育ったせいか、キリン、サントリーは

 物心が付いたころから知っていたし、

 両者のビールラベルを目にしていた。


 そのせいかも知れない。

 
 
 でも、何か寂しさを感じた別な理由があるだろう?


  

 今回は、ニュースでご縁のあった

 キリンさま と サントリーさま から学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 <キリンホールディング>

 【経営理念】


   キリングループは、自然と人を見つめるものづくりで。

   「食と健康」の新たなよろこびを広げていきます。

 

(出所
   http://www.kirinholdings.co.jp/company/vision/no_flash/rinen_1.html
 2009/07/19)

 

 <サントリーホールディング>


 【グループ企業理念】
 

   
   人と自然と響きあう。

 

 (出所 http://www.suntory.co.jp/company/idea/compliance.html 2009/07/19)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 <キリン>

 ○「お客様本位」「品質本位」の姿勢を貫いている。

 ○「KIRIN WAY」を定めている。

  価値観 

  -お客様本位
  -品質本位
  -先駆
  -誠実

  行動の基本姿勢 3C

  -Challege:チャレンジ(挑む・行動する)
  -Commitment:コミットメント(考え抜く・やり切る)
  -Collboration:コラボレーション(協働・協力する)


 <サントリー>

 ○サントリー創業の志は、「やってみなはれ」。

 ○創業者・鳥井信治郎の口癖が、やってみよう。やってみなければわからない。

 ○日本初のウイスキー事業は、
  「飲む場」「飲み方」を提案することで市場そのものを創り出している。

 ○サントリーは「人間の生命の輝き」のためという存在価値をうたっている。

 ○地球上のあらゆる生命が輝いていなければ、
    人も輝き続けることはできないと考えている。

 

【コメント】

 

 「巨人」VS「阪神」

 「トヨタ」VS「ホンダ」
 
 「Google」VS「Yahoo」

 「読売新聞」 VS 「朝日新聞」

 「FIRE」VS「BOSS」

 「生茶」VS「伊右衛門」

 「キリン」VS「サントリー」


  
 企業にとっても、顧客にとっても、社員にとっても
 意識するライバルがいた方が良い気がする。


 企業にとっては、切磋琢磨するよき相手となる。

 顧客にとっては、比較選択を楽しめる。

 

 一番を競い合う企業同士が切磋琢磨して
 産み出すライバル商品の比較選択をする機会が
 失なわれることに寂しさを感じたのかも・・・。


 今日は、”ラガー”にしようか、”モルツ”にしようか、
 こんな感じの比較選択をする楽しみがなくなるのが寂しい。


 また、統合したらどちらかの社名になるのか、新たな社名に
 なるのか。 

 どちらにしても物心ついた時から知っている
 社名が消えるのもこれまた寂しい。 
 

 


 
 ところで、
 ボーダーレスに統合が繰り返されたら
 どんな社会になるのだろうか。

 

 
┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃  我が社は、切磋琢磨できるライバル企業を意識しているだろうか? 

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Vol.220 株式会社21(トゥーワン)

2009-07-12 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.220 株式会社21(トゥーワン)さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

【 我が社は、仕組みが信頼関係を育んでいるだろうか? 】
 
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 「ノルマなし」

 「内部留保なし」

 「社員ボーナス500万円」

 「銀行借り入れなし」

 「管理職なし」

 
 次々に“企業の常識”の逆を行き、快進撃を続ける、

 メガネの販売チェーン 株式会社21(トゥーワン)。


 という紹介に惹かれて


 テレビ東京の番組、カンブリア宮殿を観ました。

 

 

 なんで、こんな会社経営ができるのだろう? 

 

  

 今回は、TVでご縁のあった21(トゥーワン)さまから学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【経営方針】

  「会社に利益を残さず、値下げで還元する。」


 【社是】

  「21は社員の幸福を大切にします。
    
   社員は皆様の信頼を大切にします。」 

 

 (出所 http://www.two-one.co.jp/a21/page1-5.html 2009/06/27)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○利益は社員とお客さまに還元している。

  社内に内部留保するのではなく、社員に内部留保している。

 ○銀行から借り入れせず、社員が出資している。

  197人の社員中150人が出資している。総額は約10億円。
  社員は銀行の預金金利よりも高いリターンを得ることができる。
  自らお金を出すことで社員1人1人が経営者のような感覚で働く
  環境をつくっている。

 ○中間管理職をおいていない。

  イントラネットを通じて社内のあらゆる情報を閲覧することが出来る。
  会議は一切なし、稟議書なし。
  社員の給与、査定は社内ネットで全社員に公開している。
  社内ネットワークで社員の疑問質問悩みを共有している。

 ○社内結婚を薦めている。
 
  社内夫婦での独立を推奨している。
  出店費用は仲間が出資している。

 

【コメント】

 番組の中で、
  
 創業者の平本清氏が述べていた次のことが印象的でした。

 
 論語にある「恕」(じょ):

 「己の欲せざる所は人に施すこと勿かれ」
 (自分がされたくないことは人にしてはならない)

 いわゆる「思いやり」が大切。
 

 だから、

 自分がされたくないことを人にしないこと(思いやり)

 をひとつづつ積み上げ行ったら、現在の経営システムになった。


 (参考 http://kendo.air-nifty.com/tokuiku/2007/07/post_7922.html
 

 --------------

(所感)


 常識破りの経営は、社内の仕組み(システム)により加速されている。


 ただ、この仕組みは、
 
 1)経営者と社員、社員同士、社内の人と人との強固な信頼関係
 2)イントラネットを利用した情報の蓄積
 
 がなければ構築できない、機能しない。


 この仕組みと信頼関係構築のプロセスは、 

 1)社内で問題が発生する。

 2)「恕」の理念に基づき社内の仕組みを作るまたは改善する。

 3)この仕組みが信頼関係を育む。

   
 この1)~3)の繰り返しがスパイラル状に発展して
 現在の強固な信頼関係と経営システムがある。


 創業者のひとりである平本清氏が問題があるごとに、
 「恕」の思想に基づき、悩みに悩み抜いて産まれた仕組み
 が信頼を生み、その繰り返しが大きく積みあがって
 あるのが現在の経営システム。


 と解釈しました。

 
┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃   我が社は、仕組みが信頼関係を育んでいるだろうか? 

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Vol.219 ボーダーレスフィールド

2009-07-05 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.219 ボーダーレスフィールドさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

 【 我が社は、社員の自己実現を応援できているだろうか? 】
 
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 先日、約2年ぶりに株式会社ボーダーレスフィールド
 代表取締役 李 忠烈さんと再会した。


 ボーダレスフィールドさまは、茨城県日立市で
 パチンコ・パチスロ店を運営している。
 


 李さんとはじめてお会いしたのは、韓国。


 ソウルで明け方まで、飲み食いにお付き合いして頂いた記憶がある。 

 

 李さんとお会いして感じることは、

 

 ”誰からも応援される魅力をもった人”。

 

 その魅力の源は何だろうか?

 

 今回は、ボーダレスフィールドさまから学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


【社長メッセージ】

  
  人間らしさの追及---

  本当の意味で人を大切にする経営の実現

   ~意思あるところに道がある~


 (出所 http://www.borderless-f.co.jp/  2009/07/05)

 

━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○イベント企画力と接客サービスで他店との差別化を図っている。

 ○パチンコ店のイメージを払拭し、
  ゲスト(お客様)へのホスピタリティに満ちた上質な
  大人のためのエンタテインメント空間を目指している。
 
 ○社員一人ひとりが仕事を通じて応援される人間になることを
  社長の夢としている。

 ○現場に全ての決定権を与えている。
  (社員がお客様と接する「真実の瞬間」を最も大切にしている)

 ○社長は、企業が向かうべき方向性を示すが、
  現場に対する指示や命令はしていない。

 

  ---- 李社長のお言葉(HPより) ----


 ○逆境こそ成長の糧であり、また人間的成長に業種は関係ない。

 ○逆境にいるからこそ、知恵が湧き、力が湧く。

 ○人間にとって、何の仕事をしているかが大事ではなく、
   何の仕事に就いても全力で取り組むことの方が大事。

 

【コメント】

  
  ボーダーレスフィールドという社名には

  「個人の意識ではなく、一人ひとりが主体的に働いてくれるように。

   社長も部長も社員も境界線(ボーダー)がなく皆が主役」

  という意味合いが込められているようです。

 


  以前、李さんから次の本をお勧めされたことがある。

 

   「完全なる経営」 アブラハム・マズロー著


  
  かなり難解な本であったが読破した記憶がある。


  この本を読みながら、

  マズローの5段階欲求説の最上位にある


      「自己実現」


  が李さんの経営原点であることを感じた。

       
  
  李さんは、

  関係者の「自己実現」のために

  多くの人を応援している。


  その行動が、顔にそして態度に表出している。


  だから多くの人に応援される。

  また多くの人が応援したくなる。

    

  社長が「社員の自己実現」を応援するから、

  社員が「社長の自己実現」を応援する。
  
  だから、社長は応援される人になる。
  

┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃  我が社は、社員の自己実現を応援できているだろうか? 

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Vol.218 ハイネットコンサルティング

2009-06-28 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.218 ハイネットコンサルティングさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

    【 我が社の「志のスケール」とは?  】
 
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 先日、

「臥龍海援隊」出航20周年/ハイネットコンサルティング設立20周年

 の記念イベントに参加させたいただいた。


 代表取締役の臥龍さんこと角田識之先生は、「経営者の整骨師」。 


 私も、時々曲がった思想・方針を正してもらっている。


 常にやること、話すことのスケールが大きくて
 この方といると、自分がとても小さく感じる。


 小さく感じる原因は、「志のスケールが違う」ということだろう。

 

 ところで、「志のスケール」とは?
 


 今回は、ハイネットコンサルティングさまから学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【天命】


  APRA(エープラ)の心友(ソウルメイト)と共に、
 
  千年事業としての思想と仕組みを構築する。


 【使命】

  アジアの誇りとしての「人本主義(ヒューマンスタンダード)」の確立


 (出所 http://www.e-garyu.com/profile/profile.htm 2009/06/28)
 
 (APRA:  http://www.apra.jp/ )     


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 記念イベントでいただいた言霊。


 ○財を残すは下、事業を残すは中、人を遺すは上なり、

  されど、財なくんば事業保ち難く、事業なくんば人育ち難し。


 ○トップが変われば、社員が変わる。社員が変われば、家庭が変わる。
 
  家庭が変われば、子供が変わる。子供が変われば、未来が変わる。

 ○与えるものが与えられる。

 ○文化を繋ぐスポンサーになろう。

 ○ウサギとカメ。

  ウサギはカメを見ていた。 カメは、ゴールを見ていた。

 ○「臥龍念願」

   子供たちに、世界中の人々が共生し、戦争と飢餓がなく
   義務教育を受けれる未来の遺してあげたい

 ○一生懸命にお志事をしましょう。

 ○夢は語り続けるから夢である。


【コメント】

 
 ■「志のスケール」とは? 


  まずは、「志」をグーグルで、検索してみた。


 「志とは、自分の心が向かう目標」  
  http://www.mskj.or.jp/seminar/gaiyou/20051108_keihatsu.html
 
 「志とは、人生の大目標」
  http://www.36juku.com/rekishi/youmeigaku.html

 「志とは、自分の力を超えた存在に、
  自分という有限な存在を同化させていく作業なのである」
  http://www.kotodama.in/quote/55756

 「志とは、自分が見届けられないことに対して、本気になれること」
  http://blog.canpan.info/tera/archive/76

 

  では、「志のスケール」とはなんだろうか?


  目標の大きさ?、ちょっと違う気がする。

 
  しばらく(かなり)考えこんだ。


  今の自分の答えは、


  「志のスケールとは、人が語る目標に共感し、集う人数の大きさ」。

 

  自分が語る目標に対して共感し、集う人数は、
 
  角田先生が語る目標に対して共感し、集う人数とは明らかに違う。

 

  ここに、志のスケールに違いがある。


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  企業に置き換えてみると。
  

  企業の志とは、企業理念として語られるべきもの。

  とすれば、

  リーダーが語る企業理念のスケールが、

  共感しその企業に集う人の数を決める。

┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃      我が社の「志のスケール」とは? 

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Vol.217 縄文アソシエイツ

2009-06-21 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.217 縄文アソシエイツさまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

【 我が社は、人との出会いが価値創出機会となることに気づいているだろうか? 】
 
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 先日、縄文アソシエイツ株式会社の方にお会いした。

 
 とてもお世話になってる方からの紹介だったので

 面会した。


 
 出会いから価値が生まれる? 

 

 今回は、ご縁のあった縄文アソシエイツさまから学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 【創業の理念】

  価値ある出会いを無数に創り、

  すべての人が働くことの素晴らしさを実感できる

  社会の実現に貢献します。


 (出所 http://www.jomon.co.jp/mt-contents/rinen.html 2009/06/21)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○“人と人が出会うことによって価値が生まれ、
   その出会いによって人は成長する”

   という思いをベースにサービスを提供している。

 ○「会社の終身雇用」から「社会の終身雇用」へ
   と我が国の雇用システムの大転換の実現をめざしている。

 


【コメント】

 
 「人と人との出会いから価値が生まれる」


  と聞いたときに誰もが今までの経験から
 
  根拠はないが、なんとなく納得させられるのでは
 
  ないだろうか。

 

  営業でお客様に会い、いろいろな会話をするなかから

  ビジネスが生まれた経験。

 

  あるご縁で出会った人との会話のなかから

  ヒントももらって生まれたビジネスモデル。

 

  転職してきてくれた人、新たに入社した人との
  
  出合いから共に育てた事業。


  など・・・・・  


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  たしかに出会いから価値が生まれた経験がある。


  
  人との出会いの機会を増やすこと、

  これって価値創出機会を増やすことになるのだろう。


 
 
┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃我が社は、人との出会いが価値創出機会となることに気づいているだろうか? 

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Vol.216 三機工業

2009-06-14 | Weblog

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【週刊】企業理念 Vol.216 三機工業さまから学ぶ
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 経営の先輩達が悩みぬいて確立した企業理念をいろいろな
 視点から読み解き、企業理念育成・経営のヒントを学びます。

          ★今週の質問★

【 我が社は、お客様の心を自分の心としているだろうか? 】
 
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 先日、三機工業さまに訪問した。


 三機工業さまは、創業1925年。

 年間売上高 1,909億2,500万円(平成21年3月期)。

 従業員数 1,947名(平成21年3月)。

 
 
 社歴74年の継続的経営の成功要因はなんだろうか? 

 

 今回は、ご縁のあった三機工業さまから学ばせていただきます。

 


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここから)━━━━━━━━━


 ■社是

  エンジニアリングをつうじて社会に貢献する。

  顧客の心を心として誠意をもってニーズに応える。

  よく考え、つねにフェローシップによって行動する。

                   (1980年制定)

 (出所 http://www.sanki.co.jp/csr/doc/2008.pdf 2009/06/14)


━━━━━━━━ Webからの引用 (ここまで)━━━━━━━━━

【学び】


 ○電気工事をスタートに事業展開している。

  電気工事 → 空調工事 → クリーンシステム → 搬送システム etc

 ○トラブル・クレームを共有財産に変えている。

 ○人事評価は、「結果とプロセスの両面を評価する仕組み」としている。

 ○会社の歩みを次のように表現している。
 
 1925~ 昭和と共に近代化の歴史を歩む
 
 1940~ 戦後復興の機運に応え、技術力を発揮

 1960~ 高度経済成長の渦中で、社会基盤形成に貢献

 1980~ 社会・文化基盤の形成と環境ソリューションの追求

 2000~ 新時代に向かう都市開発と環境整備を推進


【コメント】

 社是の2行目にある

「顧客の心を心として・・・・」とは。


 ”お客さまの心を自分の心とすること、

 お客さまが何を望んでいるかを理解し、いかにこれに応えるかを

 考え実践するかということ”

 と補足説明がされていました。

 

 継続的な、

 「お客様の要望の理解、そしてその対応と実践の繰り返し」
 
 が社歴74年の継続的経営の成功要因である、

 と理解しました。


 そして、その想いの表現が

 「顧客の心を心とする」
 (お客様の心を自分の心とする)

 ということ。


 【おまけ】


  三機工業さまの  ”三”は、 三井系列と関係があるようです。

  大型受注案件は、三井系の物件が目立ちます・・・・・。
  http://www.sanki.co.jp/product/histry/index.html
  

 
 
┏━━━━━━━━━━ <今週の質問> ━━━━━━━━━━━━

┃  我が社は、お客様の心を自分の心としているだろうか? 

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