御荘さんの工作帳

電車にのり、みて、それを形にしていきます。

東武8000系をつくる2021 その②

2021-11-06 12:26:11 | 東武8000系
皆さんは未修繕・初期・中期・後期修繕の中でどれが1番好きですか?

自分は中期修繕派です。

今回はKATOから発売された東武8000系更新車に手を加えていくお話です。
更新車ってなんなんすかね?なんでセット名が修繕車じゃないんですか?

中期修繕は以下の3種類でています。
・更新車4両基本セット(8144F・95年修繕)
・更新車4両増結セット(8147F・94年修繕)
・更新車2両増結セット(8539F・95年修繕)

つまり4+2とか4+2+4とかで伊勢崎して
4+2+2+2とか(無理があるけど)4+4+2で東上線やってねーという事でしょう。
いや東上線はさすがに無理があるか。
まぁ伊勢崎線として遊ぶのが無難でしょう。

伊勢崎線(浅草口)では2009年まで多くの編成が活躍していました。
当時は小学生でしたが、ある日パタッと白いボディの電車が居なくなったのは子供ながら覚えています。
普通や準急(2006年白紙改正まで)・区間準急・区間急行と様々な運用に入り、ワンマン化までは宇都宮線にも入線していたのでかなりの範囲のイメージで遊べます。


私はDRCや2000系が活躍しつつ10030系や20000系、そしてスペーシアがいた1990年〜92年頃をメインに模型を作っているので、今回もその仕様で作っていきます。


…とは言ったものの、KATOから出ている8000系は92年度修繕以降の特徴である乗務員室扉の手掛けがモールドされているんですよね。
技術があれば削り落とすのですが、下手に加工して見るに堪えなくなるのも嫌なので今回はそのままにします。

そして早速手を加えたものがこちらです。
いやKATOさん安定のクオリティすぎて弄るとこそんなないんですけどね。
床下をMr.カラー18番ニュートラルグレーで塗装。つや消しで塗るとなおよきです。
乗務員ステップは製品のがありえんほど分厚いのでトレジャー製に交換。
TTP213-23 手すりパーツ東武10000系用を使っています。無ければ同社の8000系用でも代用できます。

続いて正面の加工、アンテナをペアーハンズのNP-022 東武、私鉄タイプ列車無線アンテナに。ちょっと長いですが真鍮製で丈夫なのとまっすぐなのが好きで愛用しています。
そろそろ自宅の在庫つきそうだし再販してくれないかなぁ…
正面幕はGMの6050系用ステッカーから。お高いと評判ですが、当時のGMブログにもある通りフォントがかなりこだわって作られているので大変おすすめです。
6050系にない伊勢崎線はGM10030系用やはるを製作所さんのステッカーから。
とくにはるを製作所さんのステッカーには業平橋や曳舟・藤岡、さらには白幕成島など厄介東武オタクの皆様ならニヤッとする幕が収録されててこちらもおすすめです。
(なんで白幕あるのに羽生ないんでしょうか…)

ヘッドライトにはハセガワのミラーフィニッシュを貼り付け。とても薄い素材でヘッドライトの光を光量は落ちますが透過するのでシールドビーム反射鏡の表現には持ってこいです。
中間に入る先頭車はTNカプラーに。GMスカートは手に入らないしKATOスカート改造もしましたが苦労の割に安定しないので、武蔵模型工房さんの3Dプリンター製に。
TNサイズのため開口部が広いですが、ホースやジャンパ線まであって完璧。
後退角もちゃんと再現されてて素敵です。
(どこかのメーカーでは6050系かよ…と言いたくなるスカートが…)

乗務員室には銀河モデルさんの室内表現ステッカーを。外からほぼ見えませんが仕切り扉や配電盤などのディテールが増えてこだわる人にはおすすめです。
ここまで来ると自己満ですね。

ちょっと長くなってきたので次回に続きます。
次回はプラスアルファな工作編になる予定です。



東武8000を作る2021 その①

2021-10-30 22:01:57 | 東武8000系
皆さんは東武8000系という電車をご存知でしょうか。
七光台を中心に多数生息していたり

都内や群馬の地域輸送を支えていたり
かつては浅草口や池袋口で超編成を組み都市間輸送を支えていた名車です。


そして東武オタクの部屋に1両見たら数十両はいると言われている恐ろしい車両です。

お久しぶりです。御荘です。
最後に更新してはや数年、卒論にコロナに就職にと追われていたらこんなザマに。
先日から知り合い数人に「はよブログ更新しろ」と言われたので久しぶりに記事を書いている次第です。

さて更新をサボっている数年で東武鉄道の模型はいくつも発売されて来ました。
その中でもKATOから発売された東武8000系はモデラー諸氏に大きな衝撃を与えたのではないでしょうか?
東武ファンなら1度は見た事があるであろうあの車両、誰しもがGM塗装済みキットに悪戦苦闘し、鉄コレの修正印刷に悩まされ、そしてマイクロエースの顔の似て無さに絶望したであろう8000系が、安心と信頼のKATOから出る日が来るとは思ってもいませんでした。

KATOからは2回に渡り8000系が発売されています。
2020年12月に発売された中期修繕車の8144F(M付)・8147F・8539Fと、2021年8月に発売された後期修繕車の8181Fと8560Fです。

共通しているのは
・92年度修繕以降(乗務員室扉に手掛け有)
・金抑えのドア窓(13次車以前)
・2Rの台車(FS356)
という点でしょうか?それ以外は一癖も二癖もあるので個別の記事で。

売れ行きもいいみたいですし、このまま未修繕とか初期修繕とか出していただけないですかねぇ。未修繕ならいくらでも買うのですが。

さてさてブログ更新をサボっていても工作はしていたので何回かに分けて記録に残そうかと思います。
ただ私が写真を撮りながら工作をするのができないタイプのゆえ、何も参考にならない記事になるかと思いますがお付き合い頂ければと思います。

しばらく続きます。

東武の8000系を作る②【未修繕車】

2019-11-28 10:09:35 | 東武8000系

世間は文化祭シーズン。私も例外ではなく責任者をやらされて多忙な毎日でした…

そんなこんなで今回も前回に引き続き東武8000系未修繕車を作っていきます。

床下は前回完成したので今回はボディの作業に入っていきます。

まずはスミ入れから。定番のタミヤのブラックで前面とクーラーを汚していきます。ホントはクーラー再塗装したいんですけどね…マイクロさんは接着剤での固定をやめて欲しいです…

続いてガラスを分解しての作業。Hゴムの断面が白くて目立つのでつや消しブラックで色差し。これをすると顔が引き締まるので欠かせない工程です。


ジャンパ栓は‪α‬モデルのKE58に。もとは国鉄車向けですが、東武でもいろいろな車種で使える有能なパーツです。ただ入手困難なのが困る点…
(このブログが更新できなかったのはこれが原因)

ドアステッカーは毎度おなじみジオマトの生産終了品。今回の8000でうちの在庫も尽きました…どこかから90年代の縦長ドアステッカー出してくれないかなぁ…

アンテナも交換していきます。ペアーハンズのNo.12に。長すぎると賛否両論ありますが、私はそんな気にならないので愛用しています。
ついでにさらっとシールドビームを交換しています。
こちらは銀河のNo.17、うちの標準だったのですがいつの間にか素材が真鍮に…これは困りました。シールドビームをいちいち銀塗装しないといけないのは致命傷です。代替パーツを必死に探しているなう

またまた次回に続きます



東武の8000系をつくる①【未修繕車】

2019-10-16 09:05:26 | 東武8000系
やっべ、ブログの存在忘れてた♡


さてこの1ヶ月でいろいろな事がありましたね。台風にラグビーに台風と嵐のような1ヶ月だった気がします。

その中に消費税増税という出来事もありましたね。いままで8%だった消費税が2%上がり10%に。5%だった頃が懐かしいですね〜
ニュースでも話題になりましたが、旧税率のうちに日用品を買っておこうと世間は多少混乱があったようです。
でも数百円しか変わらないような…そんな駆け込みの買い物なんか…しな…
…しちゃいました♡キャハッ
というわけで東武8000系未修繕車を買いました()
今回買ってきたのはA0106という品番の製品。特徴としては前面の金型がリニューアルされイケメンになったのと、4+2の編成になってる事があげられます。
編成は81108Fと8571F。どちらも台車はFS396台車
81108Fは修繕され新栃木のワンマン車して、8571Fは本線最後の未修繕車として活躍したのが印象的です。
今回はそんな2編成を1990~91年の仕様として作っていきます。
実車の話はこれぐらいにして、加工に入っていきましょう!

マイクロエースの8000系にはいくつか弱点があります。シールドビームがダサいこと。種別幕が光らないこと。そして台車があまりにも似てないことです。

実物と比べてなくてもわかるこの似てなさ。アスペクト比を間違えたみたいになってます。なんなんだ車体とのデカい隙間は。
というわけでこの台車のようなプラゴミを交換していきます。
はい。ちゃちゃっと交換しました。使ったのはGM製のFS396。ピン留めのやつです。穴を4.5ミリで拡大したあと、もとのマイクロのネジで床下と固定しています。

交換前(左)と比べて見ると効果は歴然!いっきにらしくなりました!

T車ができたら次はM車へ。予備のない動力台車。緊張しますがばっさばっさ切り落として集電板を抑えてるところだけ残しました。

切り落としたところに鉄コレについてるレリーフみたいにした台車を貼り付け。これで動力車の整備は完了。

このまま床下の仕上げへ。我が家の定番Mrカラーのニュートラルグレーで一気に塗装。乾き次第銘板に銀で色差し、それも終わったらタミヤの塗料でスミ入れして完成です!

その②へ続きます