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不妊に悩むのはひとりじゃない・・・私達の思い、知ってもらおう。

日本人の助け合い

2008年04月28日 | Weblog
昨日は、ここロサンゼルスはものすごい暑さでした。わが子は日射病になってしまうし(油断してた!)、友達は山火事のため緊急非難しなければならないしと、災難が続いた日でもありました。

そんな中、私は昨日、ここロサンゼルスで、ある乳がんと戦っている日本人女性のための、ピンクリボン・ガレージセールをしました。みんな友達が集まって、自分の家に眠っている不用品などを持ち寄り、ガレージセールをし、その売利上げを彼女のために寄付をしようという気持ちから始まったことです。

近くの日系マーケットの掲示板でお知らせをしたので、多くの日本人の方がわざわざ運転してきてくれ色々なものを寄付して下さいました。それも見ず知らずの方たちです。感謝感謝です!こちらの日本人は団結力がないとよく言われていますが、今日は素晴らしい助け合いの精神を見ました。

私が癌になったら何人の友達がこうしてくれるだろう、ふと思いました。なかなか助けると言葉で言えても実行出来る人は少ないですよね。

週末は、何も考えなければのんびり過ごしていたでしょう。でもちょっとしたみんなの協力で、眠っている不用品もすごい威力を発するんです。びっくりするほどの収益が出ました。みなさん、お疲れ様です!私もお手伝いが出来たこと、本当に良かったと思います。

素晴らしい友に囲まれている彼女。みんながいつもついています。一人じゃないから、頑張って。

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代理出産体験記その3―家族の理解

2008年04月17日 | 代理出産体験記
私の妹は子どもが二人いる。いつ家に電話しても途中で子供と何か話をしたり、話が中断されてしまうこともよくある。今日もそんなんだったら「大事な話」を切り出さないほうがいいと思った。

電話の向こうは聞き耳をたてているかように静かだった。

「ドクターにあなたが産んでくれるということを伝えたら、良かったねといってくれたよ。姉妹でも大丈夫だって。お母さんが娘のかわりに産むケースもあるらしいから。」

「え~!お母さんが?そんなこともできるんだあ・・・」

「年が38歳でも大丈夫かって聞いたけど、子供二人産んでいるんだったら全然いけるって感じの言い方だったよ。もちろん色々検査はあるみたいだけどね。」

「なんか私妊娠できそうなんだよね、予感みたいなものだけどね・・・」

「なんで?」

「私は妊娠しやすい身体みたいよ」

「そんなの今度はわからないよ、私達の受精卵だもん。私のほうは体外受精をする準備をするんだって。薬を打つらしいよ。」

「私は産むだけ?」

「違うよ。自然には妊娠した体にならないので、薬でそういう体にするんだって。子宮のライニングとかってドクターは言ってたから、内膜の状態を調整するんじゃないの?」

「じゃ、私も薬を打つんだ」

私はこのときに、以前主人の友達の奥さんが代理母をやった時の話をした。

「ほら、この前Tさんの奥さんが代理母をやったときの話をしたじゃない。そのときに彼女も注射をずっと打っていたんだけど、無理に妊娠する体にするから、結構辛いって言ってた。」

「副作用とかあるのかな」

やはり心配だった。妹を苦しませるのだったらどうしよう、と思った。

「色々ドクターに聞かなきゃね。あと、体外受精って双子とか三つ子とか生まれやすいんだって。どうする、三つ子だったら!」

「ちょっと待ってよ・・・」

「その体で三つ子は無理だよね」

妹は小柄である。

「私も育てられないわ、でも双子は?」

「双子までだなー、でもちょっと考えちゃうなー。仕事行ってられないよね。ね、おねえちゃん、人の体だと思って双子だの三つ子だの好き勝手言ってなあい?」

やれやれ、ずいぶんと先のほうまで話が飛躍してしまった。

体外受精も成功するかわからないのに。私の40歳の卵子を使っての成功率は低いのはわかっている。

「私が産むってことは、私の栄養が行くってことか・・」

また不安になった。妹の食生活はだいたいわかっているが、結構偏っている。好き嫌いが多いのではないが、野菜を食べないときが続くなどあまり気をつかわないのだ。ものすごい食べるとき、極端に小食のときなどあり、母も心配していたっけ。

あまり今の段階ではぐたぐた言いたくなかった。

「ねえ、ジェフはなんて言うかな?」妹の主人である。

「今日話してみるよ、あの人は心優しい人だからきっと賛成してくれると思う」

「えーそうかなあ・・・主人の協力が必要ってドクターが言ってたけど、具体的にどういうことなんだろうね。」

「私がしたいと言えば、協力もしてくれるよ、きっと」

私もそう願った。絶対彼ならOKしてくれると。

「とりあえず彼がOKだったらまたおしえて。ドクターがあなたに会いたいからって。」

「うん、じゃ電話する」

そしてすぐに返事はあった。

彼には感謝している。「助けてあげなさい」とすぐに言ってくれたこと。そして「そんな素晴らしいことはない」とも言ってくれた。

有難う。涙があふれ出た。その日のことは忘れない。こんな夫婦二人だったら、子供たちにもうまく説明してくれるだろう。

が、難関が目の前にあった。私達の母である。母は妹家族と同居している。
こんな大事なことを勝手に決めてしまったのだ。妹の主人の賛成を聞いて舞い上がってしまったのもつかの間、私の心は次の障害物に対してまた閉ざされてしまった。

―続く―

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テレビ番組取材

2008年04月16日 | Weblog
日本からテレビ番組の取材の依頼があり、先週は丸2日間、私生活までびっちりカメラがつきっきりでした。

生殖補助医療をテーマにした番組だということで、私の代理出産の経験と私の周りの人の声、サポートなどが番組の一部で放映されるそうです。

何度かインタビューで、私達の場合、実名や顔を出しての取材ですが何も隠さずに応じてくれるわけ、みたいなものを聞かれました。

私達の場合、みんなの協力のもと、このような方法で子供を授かることができたことは、人生の中で最も素晴らしいことであり、今がとても幸せです。皆さんももちろん、同じような形で子供を待ち望んだ人は同じ気持ちだと思います。

不妊で悩むドン底から希望を捨てずここまでこれた、そんな気持ちの移り変わりや、悩んでいる方へは「こんな普通の私達にもできたのだから、勇気をもって頑張って!」と私達の口からメッセージを送りたいと思ったからです。

私は代理母の妊娠中、不妊で悩むカップルの手助けをしたいと強く思うようになり、起業することにしました。子供がこれから生まれてどんなに大変になるかわかっているのかと、無謀な私に周囲の人は呆れていました。

でも、卵子提供代理出産などの選択肢があることを一人でも多くの人に知ってもらいたい、どうしても私と同じ悩みを抱えた人を助けたいといてもたってもいられませんでした。

子供を見るたびに、代理出産という選択肢をとり、本当に決断してよかったと思います。

番組を通じて、そんなメッセージがうまく伝わればいいなと思っています。

番組放映日が決まりましたらお知らせします!

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鍼と不妊治療

2008年04月01日 | 不妊
内田ゆき先生というカイロプラクテイック・鍼漢方クリニックをアメリカ、カリフォルニア州で開業されている方がいらっしゃいます。先日、その先生の鍼による不妊治療についての記事(Hapi-Hapiより)を見つけましたのでここにご紹介します。

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鍼はおなかと四肢に、そして背中をマッサージします。鍼治療による不妊治療の目的は妊娠しやすくなる畑(体)作りです。女性に不妊の原因がある場合、共通しているのは冷え性であること、そして体の筋肉自体が硬いということです。

理想的な治療は週一度、3ヶ月ほど続けること。

過去に不妊治療にいらした患者さんのうち半数以上が妊娠することができました。

そして鍼の不妊治療で成功した場合は人工・体外受精に比べて費用面でも負担が軽くなります。

子供ができないと考え込み悩んでいるよりも行動に移した方が前進できます。

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内田先生は、不妊治療と鍼治療をコンビネーションで受けられると、良い結果を導きやすいと言っておられます。そもそも鍼治療(東洋医学)は婦人病に威力を発揮する分野で、生理不順や痛み(腹痛や頭痛)を軽減させることができ、最近は、IUI, IVFなどの不妊治療と併合して行うと妊娠の確率が上がっていることがわかってきたということです。受精卵の移植前後に鍼をすると効果的とも言われているそうです。

また、特にここロサンゼルスは不妊治療もオープンで、良質の医院も他の場所と比べると比較的多く、それに比例して鍼治療を併用するケースも多くなっています、とのこと。

先生も言ってられましたが、アメリカと日本では不妊治療に対する考え方も違います。日本では10年かけて不妊治療を続ける場合もありますよね。

アメリカの不妊治療はこれがだめであれば、次のステップ、また他の方法を試すというように、どんどん切り替えていくことを勧められます。

私が訪ねた不妊クリニックでも体外受精の治療と平行して鍼治療をしているところがいくつかありました。

内田先生は私もお話したことがありますがとっても優しい先生で、いつも患者さんの身になって考えてくださいます。

Uchida Chiropractic
http://www.geocities.jp/uchidachiropractic/index.htm

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