おやまひろしとさかきみおです。

プロ社交ダンサー、小山比呂志&榊美央のブログです。

犬の話

2006年05月30日 | 家族たち
犬はいい。
特に実家の犬。
いつかの正月に手を噛まれた(全治1ヶ月)けど、やっぱりいい。笑

大学受験を間近に控えた、10年前の10月。ハナは我が家にやってきました。
旭川市役所主催の「子犬をゆずる会」へ、私が子犬見たさに行こうと言い出し、妹と母と3人で出かけたのが始まり。
犬を飼うなんて、全然考えていなかったのに・・・今思えばそういう運命だったんでしょうか。
会場である入口前の広場には、周りだけを囲った小さなゲージが5つほどおかれ、その中に子犬達が2匹ずつ入れられていました。
ゲージには、投票箱がくっついていて、気に入った子犬の箱に自分の名前を書いて入れ、後から抽選で決めることになっているみたいでした。
くじ運・賭博運ともに皆無な我が家のこと、きっと当たらないし・・・母はそう思ったのでしょう。子供達は、遊び気分でそれぞれ気に入った子犬2匹の箱に、名前を書いて入れました。
1番人気だったのは、生後2ヶ月の、真っ白でおとなしい小さな小さなメスの子犬。ユキちゃんと名付けられていました。
私も妹も、その子に一票入れたけれど、たぶん無理なんだろうなぁと思っていました。
ユキちゃんは本当に小さくてかわいくて、たくさんの人が名前を入れていたからです。
そして、いよいよ抽選の時。
抽選といっても、方法はなんとジャンケン!
弱っちぃ私は、始まる前からあきらめてました。笑
予想通り、最初の2匹は2人ともすぐに敗退。そして、いよいよユキちゃんの番になりました。
13人くらいの人が集まり、ジャンケン開始です。
1回目で、私を含む5人が脱落(本当に弱いんですよ)。
続く2回目。
出した瞬間、驚いて振り向く妹。そして私の横で固まる母。
他のみんながチョキを出す中、妹だけがグーだったんです・・・私は、あの時の妹と母さんの顔を、一生忘れないと思います。笑

何がなんだかわからないまま、抽選に当たった人向けの講習をうけ、犬を元の飼い主から受け取り、車の後ろに載せて帰途につきました。飼い主曰わく、ユキちゃんは寂しがりやで、夜泣きするんだって・・・
帰り道の車の中、空気の重いことったら・・・本当に飼うの?みたいな。
お父さんにもおじいちゃん・おばあちゃんにも、何にも言ってないのです。
私達、うれしいけど、はしゃげなかったです。