この所の私の午前中のスケジュールは、週の内2日は高良山を走り、2日は明星山に登る。
そして、1日は少し遠くの、例えば九重などを登るか、どっかに遊びに出かけたりしている。
大体、そんなところが、私の1週間である。
え、
1週間なら、あと二日あるぞって?
そうだった。
週2日程は、股間の強化にも励まねばならぬのであった。
事程左様に忙しい。
今日は明星山へ登る。
明星山は、自宅から高良川沿いを5km程歩いて行った先にある。
正面に見えるのが明星山。
久留米人ですら、知る者は少ない無名の山だ。
私には、なかなか美しい山容に見えるのだが、
いかがであろうか。
スマホの画像を引き延ばしているので、不鮮明で恐縮だが、
高良川には鴨や、
種類名は知らぬがこんなサギや、
こんなサギがいたり、
珍しくもないが、こんな犬だって川面で・・・
え、
犬?
辺りを見回すと、リードを手に持ったオバサンが、犬に何やら声をかけている。
オバサン!
散歩中にリードを外すのは、どうかと思うよ。
しかも、川の中に行かせるのって、絶対やめた方がいいって。
この後この犬は、堰に飛び上がり、水の中をバシャバシャと走り、土手にいるオバサンの許へと戻った。
明星山を右手、左手に高良山を見ながら進む。
画像真ん中の突起が高良山山頂である。
ここまでくると、明星山登山口はすぐだ。
今日は久しぶりに炭焼き小屋コースで。
このコースは、半年ほど前突然、道路の地権者により、高さ2m程のゲートが設けられた。
何人たりとも、越えられぬ鉄の境界線だ。
そんな事があり、てっきり、このルートは閉鎖されたものだと思っていた。
だが、
驚くべき事に、その後、明星山を愛する人々によって、迂回路が造られたのだ。
左がその鉄のゲート行きの従来の道。
右が新しくできた迂回路。
竹藪の中をしばらく行くと、従来の炭焼き小屋コースと呼ばれている道に出る。
そして・・・
そのー、、、
あのー、、、
書いていいもんかどうか悩むが・・・・
えーい、書く!!
この竹藪を過ぎて、林の中を歩いている最中、10m程右の方の草叢から、
だから、その~
あの~
・・・・・・
突然オバサンが、トレッキングパンツをズルズルと持ち上げながら、すっくと立ちあがったのだ!
そして、
「アッ!!」
と叫ばれた訳で。
要するに、花摘みをしているオバサンに出くわしてしまったのだ!
(花摘みの用例については、各自調べられたし)
交通事故としか言いようはない。
いや、何も見てはいないが、そこで何が行われていたかは、100%理解した。
言っておくが、私に落ち度は1ミクロンもない筈だ。
私は前を向いて、ただただ歩いていただけである。
オバサンが立ち上がりさえしなければ、そこで何が行われているのか、私は気づきもしないで通り過ぎている。
「アッ」とか言われても、私に何が出来たと言うのだ。
そもそも、何時間もかかる登山ならともかく、登山口からここまでせいぜい15分だ。
なにも、こんな山中で用を足さなくても、家でもコンビニでも、どこででもできた筈じゃないか。
いくらなんでも迂闊すぎると言う他はない。
その場を疾風の如く離れ、何かに追われるように山頂まで一気に登った。
山頂からは有明海と島原半島が見て取れた。
普賢岳方向は霞んで確認できなかった。
オバサンもここを目指しているのは間違いない。
私に会うのはバツが悪いだろうし、とっとと降りよう。
さらに、帰りのコースも、あのオバサンと出会わないよう、別のコースで降りてやるのが、優しさってもんだな。
ったく、今日は色んなオバサンに出会ったよ。