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Tシャツとサンダルの候

若竹屋元禄蔵


南米ペルー軒の数々の謎。

解明するどころか、余計に深まる始末。

あまりの展開に、目眩がしそうだ。


いかん!

シャキッとしないと、このままでは事故すら起こしかねない。


「そうだ。帰り道、あそこに寄っていこうぜ。」



田主丸町若竹屋酒造場







元禄蔵と言うらしい。

酒蔵直営の売店である。



この酒蔵は、最近私が凝っている、巨峰ワイナリーの親会社でもある。

残念ながら、新型コロナの影響で、酒蔵見学も試飲も出来ないとの由。


「申し訳ございません。」

「いやいや、どこでもそうだよ。当然です。」



とは言いつつも、これまで飲んだ事がない酒蔵である。

どれが私の嗜好に合っているのか、さっぱりわからない。



色んな銘柄があるようだ。

どれにしよう?


 
迷う私を見かねたのか、受付の女性から声がかかる。


「それは3年連続金賞を貰った純米酒です。ぬる燗がお勧めです。」

「買った!」

「冷酒がお好きなら、隣の純米吟醸もお勧めですね。」

「買った!」



お気に入りのワインも買って、

更に、


「こちらの生原酒は、新しい感覚のお酒でして・・・」

「何だか分からんが、買った!」

「その隣のお酒は発泡が強く、ジュワーッと・・・」

「ジュワーッと、買った!」


言われるがまま、なすがままである。





「ほんとにもう・・・こんなに買って。」

「これでいいのだ。」





で、


晩酌は、


吹出注意だ。



ジュワーッ



ウフフ♥

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