くじゅうを訪ねた。
自治体としては、久住(くじゅう)町と九重(ここのえ)町と二つに分かれている。
もっとも、久住町の方は、町村合併により、竹田市久住町となったが。
一方、山地の呼び名は、九重(くじゅう)連山であり、その主峰と言うべき山は久住(くじゅう)山となる。
誠にややこしい。
その久住高原にある、くじゅう花公園へ出かけた。
毎年、数回は訪れるお気に入りの場所である。
春彩の畑。
花公園の魅力は、九州の屋根九重連山を背景にしたレイアウト花壇だ。
エリアごとに名前が付けられている。ここは、そよ風の丘と言う。
今年は、ネモフィラ畠となっていた。
去年の夏ここで、もこを軽い熱中症にさせてしまった。
大急ぎで水道のある所まで連れて行き、水をぶっかけたっけ。
あの時は、ごめんよ。
公園内に自生する山野草も、大事に保護されている。
今年はこの翁草の側に、ちゃんと呼称のラベルが差してあった。
少し昇格したようだ。
四季彩の丘は、今年はチューリップだ。
見頃はそろそろ終わりかな。
高原の彩はリビングストーンデージー。
「あれが扇が鼻、肥前が城、星生山で、こっちは久住山、稲星山、大船山たい。あー、登りたくなった。」 (私)
「この樹はなんじゃろか?あ、リンゴの樹か。やっぱりね。」(家内)
「ワウ。」(もこ)
互いの会話が、甚だ噛み合ってない。
ツバメがあちこちの軒先に巣をつくっている。
何匹ものツバメが、ピーチク鳴きながら出たり入ったり、誠にせわしない。
さながら、
『トウチャン。さっさと稼いでこないと承知しないよ!』
てな事かと妄想していたら、、、
上空には、一羽の猛禽が旋回していた。
ツバメ達、パニくっていたんだな。
彩の丘はパンジー。
見頃である。
お次は、
九重飯田高原へ移動。
タデ原湿原を歩く。
前方を歩くのは、アラビア人ではない。
もこをバッグに入れた変なオバサンである。
春先に野焼きされた湿原は、一斉に緑に芽吹いてきている。
何の若芽だろうか。
三つ葉ツチグリ
キスミレ
一面にピンクの群落が。
サクラソウだ。
フデリンドウも。
ピンクとブルーとコラボ。
可憐としか言いようは無い。
リュウキンカ
三俣山、硫黄山、星生山が並ぶ九重連山。
久住側からとはまた違った顔を見せる、九重側からの九重連山である。
え、
ややこしいのはもう解ったって?
連休過ぎたらこの湿原も、花々でもっと賑やかになってくれる事だろう。
やっぱ、くじゅうはいいなあ。