怪我のせいで、山にも行けず、ジョギングも出来ず、無論、チャリにも乗れやしない。
出来る事と言えば、居間でぼんやりとテレビを見るくらいだ。
さあてと、何を見ようかな。
ん?
何かお尻が濡れてる気が・・・
もしかして!
急いで腰を浮かしてみた。
あちゃ~。
もこのお漏らしの跡である。
我が家のもこは、ひと月ほど前から、お漏らしを頻繁にするようになった。
画像のように、まとまった量の時もあるし、一滴二滴の時もある。
それがどうしてなのかは、分かっている。
もこが、椎間板ヘルニアと診断されたのは3月の事だ。
その際、
「排尿障害が出てくるかも知れません。」
獣医師の予言が現実の物となってきたのだ。
もこは子供の頃より、シートにオシッコをする度、私たちは大袈裟に褒め称え、ご褒美のオヤツを与えてきた。
なので、オシッコをしたなら、どんなに深夜であろうと、私の元に飛んできては、
『上手にオシッコをしたからオヤツ頂戴!』
と知らせに来る。
13歳になろうとしている今でもだ。
ところが、阻喪の場合、決して私らに教えたりしない。
それどころか、寧ろ、私らにバレない様に、舐めて誤魔化そうとする。
明らかに、気にしている節があるのだ。
無論私達は、そんな事で、もこを叱ったりしない。
と言うか、もこを叱った事自体、これまで一度だって無いが・・・
もこ、
いけない事をしたと思ってるんだな。
バカだな。
全然気にしとらんぞ。
お前も気にすんな。
それより、いつもの様に教えてくれた方が、助かるけどなあ。
よしよし、オヤツをあげるからな。
じょうず~