人生は旅です ①

大好きなところはヨーロッパです。好きな言葉は夢です。ブログは私の心の窓です。

祈りの旅 ⑨

2010-11-09 21:14:44 | 旅行記
朝6:55サンチャゴ・デ・コンポステーラ発それから2回乗り継ぎ帰国となりました。朝食はお弁当をもらいました3時にモーニングコール、眠る時間がないかと思ったら、身体の柔軟性があるので、一度も目が覚めずしっかり眠りましたホテルを出て、道が濡れていて、雨が降ったような・・・でも昨夜は満天の星空だったのに!とっても不思議でした残念ながら心残りは昼間の雨のサンチャアゴの雰囲気を味わうことが出来なかったことです真っ暗な高速道路を走りながら、サンチヤアゴ空港まで20分ぐらいかかりました。バスに乗っている間に添乗員は最後までマイクを離さず、「詩人」のよう10日間の出来事を詠ってくれましたもう少し心を込めたら、よい詩人になれるのではないかと!}最後に、「実は私は昨日、聖ヤコブのお参りの時、みなさんが無事に成田に帰られますようにお願いしました」と。かつさんは言ってましたが、お願いことは人に喋ったら、叶わないぞ!人の気持ちを考えない、格好をつけるのが好きな女だと思いました一瞬、心配になりました今回は乗り継ぎが多いから、トラブルなどがないように無事に帰国したいと思ったのに旅行社の代表として、参加されたお客様に一言の感謝の言葉もありませんでした最後まで自負がみえみえの発言でした。空港に着いたら、私たちのグループは一番でした。成田行きの座席が決まっていたようなので、調整してもらうため、私は現地のアシスタントのスペインの男性に「私たちはビジネスクラスです」と相談してみました。添乗員がちゃんとやってくれるかどうか不安だから。そしたら、カウンターまで案内してくれました

運がよく、成田までチェックインができて、しかもサンチヤアゴからビジネスです。ロンドンから成田まで2階の席が取れなくて、一応私の席は通路側の席にしてもらいました。びっくりしたのはエコノミクラスは満席だったのに、ビジネスクラスは4人の貸切でしたちゃんとした朝食を出してくれました

マドリッドまでほんの1時間でしたが、ゆったりした空間で過ごすことが出来ました偶然にマドリッドの夜景を撮ることが出来ました。出発は少し遅れて、到着も20分ほど遅れました。マドリッドに着いたとき、まだ真っ暗な朝の8:20分ごろでした。素敵なマドリッドの夜景を撮ることができました・・・失敗作になりますが・・・

ツアーのお客さんたちは寝むたそうな顔をしながら、飛行機から降りてきました。葡萄ジュースのおじさんは「あなたたちはいいね、ビジネスって!私たちのエコノミクラスはぎゅうぎゅうでしたよ」と「今日は運がよく、ほぼ貸切でしたよ」と言うと、葡萄ジュースのおじさんは「さすが財閥ですね、何か不動産屋さんとかやっていらっしゃるでしょうか」と言われたので、NO、ノー!財閥なんか私たちに相応しくありません、偶々宝くじに当たっただけです・・・笑・・・だってあなたたちのように毎月海外に出かけるなんて、できません私って!ビジネスに乗るなんて!一生に一度のこと!」と言ったら、葡萄ジュースのおじさんはニコニコしながら、私のパソコンバックを見ながら「それは宝石箱ですか?座席番号を教えて、後で行きますから」とあまり面白すぎるというか、私は「ノー!宝石箱なんか持っていません、だって!全部使い捨てだもん!!」2回乗り継ぎだから、ビジネスクラスの利用は目立ちました。葡萄ジュースのおじさんに「ヒースロー行きのチケットはもらってませんよね?!」と確認しましたら、「うん、まだ添乗員の言うことを聞かないとだめなんだよね。俺はなんだかいつも監視されてるみたいよ」と「そうですか、誘拐されたら、添乗員が困るじゃないですか」と葡萄ジュースのおじさんと楽しい会話でした実は葡萄ジュースのおじさんは70代後半みたいですよ、でも頭はしっかり、行動力&記憶力&思考力があって、勉強家なんですよいつも無口で「葡萄ジュース」を飲んでいました葡萄ジュースのおじさんは私のことを気に入ったようですロンドン行きの飛行機はほぼ時間通り、搭乗しましたら、たくさん可愛い子供たちが乗ってきました。

私の座席が1番になって、しかも三席で私が一人でした。またボリュームがある朝食か!出してくれましたハムが美味しかったのか!義務感のように!親友の分まで食べちゃいましたいけません!いつの間にか胃袋のサイズが大きくなっていましたホテルから朝食のお弁当!いままでに三回朝食が出ました!隣の足影は気になって、こんなに行儀が悪い男性がいました!

ロンドンとマドリッドの時差が1時間があって、ちょっと15分ぐらい遅れ無事にヒスーロー空港に着きました。

機内から降りてきたら、あの添乗員は「これから運動のため走らないと成田行きの飛行機に間に合いません」と。実は旅行のスケジュールが自宅に届いたとき、スケジュールを確認したら、帰りのロンドンでの待ち時間2時間、マドリッドからの飛行時間が1時間20分と書いてあって、記載&時差の計算が間違ったのか、少し到着が遅れたら、乗り継ぎに間に合わないのか、旅行会社に問い合わせをしましたら、ちゃんとした回答をもらえませんでしたゲートに着いたら、既に搭乗開始!危なかった!ね!強運な私がいたためなのか!トラブルもなくよかったです

機内の近くに日本のサラリーマンの24歳の男性が座っていて、マドリッドで仕事をして、ヒスーロー空港で乗り継ぎで帰国という!もちろん会社からビジネス料金を出してくれたそうです。え?そんなに仕事ができるなんて顔に書いてありませんでした。私さえも聞き取れたたどたどしい英語を使っていました。不況の中、そんな会社があるとは!世の中、不思議なこと!知らないこと

今回の旅行の一つの収穫になるかもしれません添乗員のような不誠実な人間にならないこと!相手を子供のような扱い方をしないこと!謙虚であること!いろいろ勉強になりました今回も毎日よい天気に恵まれて最後のサンチャゴ・デ・コンポステーラは雨の街と言われたにも関わらず、嘘のような晴天でした観光の初日からマドリッドから3時間かけて、世界の聖母崇拝信仰の中心地グアダルーぺの王立修道院の黒いマリアの前で祈りから銀の道を辿りながら、トゥルヒージョにケルト人、ローマ人、イスラム教徒、そしてキリスト教徒がその足跡を残してきました中世時代のにおいが残ったと言える町。メリダから北へ向かい、世界遺産になっているカセレスの散策!中世のそのまま、静かな横丁が気に入りました続いて大学の町とされるサラマンカは活気が溢れた印象でした。中世時代の城壁をそのまま残した眺めがよいアビラのカテドラルのすぐ傍のホテルの宿泊二回目で訪ねたセゴビア観光!その夜は、静かな田舎町で宿泊、修道院で聖歌を拝聴でき普段ツアーで行かないところです翌日から9世紀から10世紀の町へ向かい巡礼の道に入り、一番有名なフランスルートのブルゴスを通って、銀の道と巡礼の道を交差しているところレオンを観光!10日間があっという間に時間が流れてしまい、聖ヤゴブが私を連れて中世時代の旅をしたような、精神的に洗礼され、リセットされたのではないかとこれからやる気が出るのか、それとも中世時代の旅が続くのか、自信がなくなりそう巡礼の旅は私にとっては連続の初経験でした日本にいる生活のデータは全て頭から消えてしまいました中世時代のまま山の中から美しい生聖歌を拝聴!ボタフメイロに偶然の幸遇!巡礼者の虔誠の歩き姿!信仰には理屈もなく、信じるしかありませんいままで祈ってきたこと、特に聖ヤコブにお願いしたことは叶えてくれることを確信しています歴史の流れに身をゆだねて歩き、精神的に満足した旅行だったと言えるでしょう。帰ってきたら、職場の人間がなにか変わっているのに気がつきました。躁鬱の部長は元気がなくなったというかおとなしくなったというか。直属の上司のセクハラがなくなったというか。隣の部署の人から「ねね・・さんが休んだとき、この人(指で直属の上司を指しながら)が寂しがってたよ仕事途中に具合が悪くなって、家に帰ったよ、何日間も休んでたよ」と言われ、「10日間って!あっという間に過ぎてましたよ」と言うと、その直属の上司は「それはあなたの感覚でしょ」と自分が言われたことを黙認したみたい職場の親しい人から「みんなは会社の天井ばかり見ていたのに、変わるわけもないし、変わったのはあなたでしょう」と言われ理屈ではそうだったかも、でもあの人たちは本当によくなってきたというか言葉で表現できません。帰国してもしばらく旅行先で見た景色などが頭から離れず、自宅のベランダーから駅のほうにあるNTT会社のビルをカテドラルに見えとっても不思議な幻想!人間って!気持ちの持ちようですねよほど10日間のことがしっかり頭の中に刻み込まされたようです。葡萄ジュースのおじさん北海道の羊飼いのようこちゃん素敵な出会い「グラシアス」たくさんのことを教わって、私にとっては大きい財産になりました。またどこかの旅先でお会いしたいと思っています
          
                     




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1 コメント

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Unknown (YUMI)
2010-12-29 11:31:59
旅!
毎回たくさんの写真、ありがとうございます!!いろんなことがあり、旅は面白いですね。体に気を付けて、来年も楽しんでください。楽しみにしています。
I hope you have wonderful holidaies :)
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