猫の事務所
「猫の事務所」
宮澤賢治の作品に浅野陽が絵を付けて製本工房「牽牛荘」の絵本にしました。
かわいい猫のこっけいな様子を楽しみつついじめ問題も考えさせられる深い作品です。
猫の歴史と地理を調べる「猫の事務所」があって、贅沢な猫がベーリング海に旅行に行きたいので調べてくれと言うと、
「夏猫は全然旅行に適せず」だとか「冬猫もまた細心の注意を要す。函館はこだて付近、馬肉にて釣らるる危険あり。」など、ついにやにやしてしまうような表現が楽しく、どんどん読み進んで行きます。
ところが「かまねこ」というちょっと他の猫とは様子の違う容姿の悪い猫がいて、問題が起こってきます。でもいわゆる深刻な表現では無く、自然に差別される側の気持ちがわかってしまうという、宮沢賢治ならではの良い作品です。
値段などの詳しいことはマルシェルをご覧下さい。
豆絵本「猫の草紙」マルシェル出品
江戸初期のお話。
それまで紐でつないで飼われていた猫を解き放つというお触れが出たため、やりたい放題だったネズミたちは戦々恐々。
そこで和尚さんの夢枕に現れて始めはネズミが、次には猫が訴えるというお話
外観 手のひらに乗る小さな絵本です。幅7cmくらい
「猫の草紙」 手彩色版(線だけ印刷、色は手塗り) ¥2500 豆本
牽牛荘の絵本は 一冊ずつ手製本しています。
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