なんどきにも
ポストへ届けられている朝刊
雨の日は
濡れないよう
ビニールに包まれた朝刊
活字の進化は
便利なアプリやSNSのおかげで
知りたい情報が掌で
瞬時に共有することが
可能な時代になったけれど
新聞の活字や写真には
読み手を選ばず
読み捨てに終わらない
冷静な真実のみを欲しがる
読者を対象にした
丁寧な活字を読み取れる

明治うまれの祖母から
幾度も聴いては
想像をめぐらした
大正 昭和の初期におこった
真実の出来事が写真や活字で
この記念版に掲載されていた
TVがなかった時代に
日本を知る
世界を知る
唯一の情報が新聞にあった時代
繰り返し読み返しては
当時の世相を知ろうとする貪欲さと
歴史を語り繋いでいく術を
新聞と云うツールが
重要な役目を果たしていたことが
この記念版から読み取れる
新聞と云う存在感
これからも
変わらない位置づけで
わたしたちに
何を伝えようとし
何を語ろうとしているのか…
情報過多に溺れることなく
新聞の愛読者は
読み手として
これからますます
賢くなっていくだろう
昨日 配達人が届けてくださった
号外縮小の記念版は
我が家の保存版