今日はミニカーの事は少し置いといて、自分がやってる趣味の事について紹介しようと思うよ。
広島神楽
HIROSHIMA KAGURA
広島県は神楽が盛んな地域です。全国有数の神楽どころとして知られ、県内には300近い神楽団が活動しています。神楽は、娯楽の少なかった時代には、全村あげて楽しむ大きな年中行事の一つで、神社の境内に舞殿をしつらえ、神への祈りと感謝をこめて神楽を奉納していました。舞の合間には、「吹き火」などの花火のわざを競いながら、燃え上がるかがり火のもと、夜通し舞明かすのが常でした。観覧する人々も、それぞれにごちそうや酒肴を持ち寄り、夜を徹して楽しんだと言います。
広島市では、市内の30神楽団の方々等と一緒に、観光客の方が気軽に神楽を楽しむとともに、観光事業者が神楽を旅行商品の中に組み入れることができるよう取組んでいます。
広島県内には大きく分けて、以下の5つの種類の神楽があります。
1.安芸十二神祇
広島市、廿日市市、大竹市など瀬戸内海沿岸部で行われている神楽で、毎年の秋祭りの前夜祭に十二の舞を奉納することから十二神祇と呼ばれていま す。安芸十二神祇は、芸北地域にあった古い神楽が、江戸時代の終わりごろから明治にかけてこの地域に伝えられ爆発的に広がったもので、中世のころ からの全国でも珍しい貴重な神楽を今に伝えています。
2.芸北神楽
広島の神楽を全国へアピールしてきた神楽。江戸時代の終わり頃に伝わった島根県石見地方の神楽が、芸北地方で独特の神楽として展開したもので、広島県の神楽としては最も新しいものです。
3.芸予諸島の神楽
瀬戸内海の島々とその沿岸部でひそかに行われている神楽です。知名度は低いけれども、広島県の無形民俗文化財に指定されるなど学術的に高く評価されている神楽もあります。
4.比婆荒神神楽
比婆郡内とその周辺の一部地域で行われています。岡山県の備中神楽の影響を受けていますが、非常に古い伝統を残す広島県独自の神楽です。舞い続けるうちに神がかりとなる、全国でも数少ない古式を伝えています。
5.備後神楽
比婆荒神神楽を除く備後地方と安芸の一部にまたがる広い地域に分布しています。五行祭といわれる歌や語りを楽しむ神楽や、古い形の能舞を多く残しています。古くは修験者の流れを汲む女性の神子(みこ)と男性の法者の太夫が組になって行っていました。
と神楽といっても地域によってやってる事も違うし団体も沢山あるんだ!
それでは先日行われた公演の様子を紹介するよ。
全部で3つの演目を舞ったんだけど
まず最初に舞う、神降ろしについて紹介するよ
この神楽は神社の舞殿〔舞台〕へ神を勧請するのがこの演目である。この舞の中には、神楽の基本的な所作や意味合いがすべて含まれており、それらが応用されて、さまざまな舞に発展したといわれている。一般に、舞台上面の天蓋の四隅には、青・白・赤・黒の四色の色紙が飾り付けられるが、これは中国古代の「吉凶思想」を神楽に取り入れられたものとされている。つまり、東を「青龍」、西を「白虎」、南を「朱雀」、北を「玄武」と名付け、これを「四神」と呼び、これらを「天の現象」に、相対する「地の現象」がうまく結び付いたのを、「四神相応」であり吉相としたのである。採物として幣と扇を持って神遊びの舞を舞う