逃げちゃ駄目だ。

あの人は、なんで、面倒臭いばっかりゆうんやろう。

なんで？




それはね、多分口癖なんだよ。




でも、あれだけゆったらただの面倒臭がりやん。

だってさ、そんな面倒臭くないでしょ、この場。






ね。多分ね、あまり意味はないんだよ。

ゆうなれば、逃げかな。






逃げ？





面倒臭いで、ぼやかしてる。







それってどうなの？言霊的にはどうなの？
マイナスじゃない？





プラスとかマイナスとかじゃない。
面倒臭いで片付けて、本当の気持ちを隠してる。






ふーん。

あたしは、あまり好きじゃないな。

面倒臭いって言葉。逃げならもっと。













面倒臭いので、説明は抜きます。笑

逃げてないよ。






あたしの逃げとは、なんぞや。



うーん。




まさか、これか？








マンションの向かいの公園は、

半年前から工事中。



眠れない夜や早起きした朝は、

よく公園にいたのだけど、そんな世界を奪われた。


奪われたからこそ、また違う世界を過ごせるようになったから、

いいんやけど。




今日も駅から家までの、たった5分の間に、

いろいろ力尽きてしまって、歩けないよーになった。


それでも、這いつくばってでも歩けるのがみづほちゃんなのだか、

いつも見なかった脇道の少し先に緑を発見。





はじめまして。

また、出会いましたね。





ベンチで寝転んできちゃった。

目を閉じれば、普段聴かない音。

耳を塞げば、土の匂いがツンとする。


上着で顔を包んでみたら、全身の力がぬけた。



そうゆうことか。

全て器用には働かない。



五感も互いを思いやってやらなくてはね。





少し世界から脱線した気分になった。

前はこれが嫌だったけど、今は居心地が良い。



あたし、こうやって堕ちて行く。






これが逃げなら、逃げもいい。

逃げた先でも出会えるのだから。






そんなこと。

今の自分が、一番よく知ってるのになあ。



なんで、今更感じたんだろ。



いろいろ、精神使い果たしてたんだろか。


これでもか！ってかんじやね。




そしてこんな日は何かあるやね。






あー 逃げたいなー

面倒臭いと思わない。





よく言えば、新しい世界に出会いたいのだ。