2010年の氷室京介と言えば、
何と言っても、自身約4年ぶりとなったオリジナル・アルバムの発売だろう。
『"B"ORDERLESS』と題したこのアルバム。
手にした初めこそ、やや戸惑った感もあったのは事実だが、
さすがにこの期に及んで、
このアルバムを評価しない奴はいないだろう。
氷室京介自身も語った、
「聴けば聴くほど良さが分かる」
という、その意味が理解出来たのではないだろうか。
それでも良さが分からないという人がいるとするのなら、
音楽ライター、
ノンフィクション作家、
そして、残念なことに、
今年一杯で放送が終了してしまう「NACK5 J-POP MAGAZIN」のDJを務める、
「田家秀樹」氏の言葉を借りれば、
そんな奴らは「ロックには縁がない」と言ったところではないだろうか。
「聴けば聴くほど良さが分かる」と氷室は語り、
そして、その思惑通りになってしまうという現実。
「氷室京介を中心に回る世界も悪くは無い。」

