子供、いらない

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原爆の日と自衛軍

2005-08-05 22:20:37 | Weblogs
明日はヒロシマの原爆の日である。毎年この時期になると戦争を知らない世代のこの俺でさえ、戦争がイヤになる。
# イラク戦争やアフガン戦争のような侵略戦争は勿論、湾岸戦争のような防衛戦争でさえも

しかし、国会では憲法に「自衛軍」を明記しようという動きが止まらない。別に「自衛隊」を廃止したほうが良いといっているのではない。「軍」ではなく「隊」であることが、他の軍事国家(米、英、仏、露、中など)のような道を歩まないで済んでいる、いわば歯止めになっていると思うのだが、誰もそうは思わないのだろうか。


ふとテレビを眺めると、あの『ドラえもん』でさえも第二次世界大戦に絡むエピソードを放映していた。ドラえもんとのび太が昭和20年(1945年)に行き、子供の頃のパパに出会うのであるが、あれれ?のび太は小学生の設定で、出会ったパパものび太と同い年くらい。つまり、もし今(2005年に)のび太が10歳ならパパは70歳。でも、そんな訳ないよな。
Wikipediaによれば のび太 の誕生日は1964年8月7日(つまり舞台は1970年代)ということなので、パパが戦時中に小学生でも何の不思議もない。流石に声優陣をリフレッシュしても、エピソードをガラっと変える訳にはいかないようだ。


さて、話を本題に戻そう。自衛隊の英語名であるSelf-Defense Forcesはどこをどう訳しても「自衛軍」でしかないことは分かっているし、海外では自衛隊を「日本国軍」として認識している筈だし、自衛隊の実態はただの軍隊であることも認める。しかし、「軍」を名乗らず「隊」でいるままでも専守防衛する上での障害は何もないというのに、どうして「隊」を捨てて「軍」にしなければならないのだろうか。俺にはさっぱりわからない。
# 自衛隊の英語名をSelf-Defense Partiesにしなかった時点で負けなのかな

俺は日本に軍事国家何ぞになって欲しくはないので、仮にうちの選挙区から「自衛軍をつくりたい奴」何ぞが立候補しても、そいつにだけは投票してあげないよ。

あす「原爆の日」 広島・平和記念式に最多32国参列へ (朝日新聞) - goo ニュース 2005年08月05日11:45
核廃絶の志継ぐ決意を 6日は広島原爆の日 (共同通信) - goo ニュース 2005年08月05日17:44
最高指揮官は首相と明記へ 中曽根氏は独自修正案提出 (共同通信) - goo ニュース 2005年08月03日20:29
野比のび太 - Wikipedia

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4 コメント

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こんばんは~。 (cottontail)
2005-08-05 23:02:31
わざわざ「隊」を「軍」に変える動きですか~。

日本人は、その字一つ一つに意味を込める言霊思想ってあると思うので、「隊」→「軍」も、重たーい思想が込められているんでしょうね。
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そう思います (かつを)
2005-08-05 23:17:31
言霊思想的にも、「名は体をあらわす」的にも、「軍」を名乗る以上は攻撃/戦争/侵略を目的とした組織に生まれ変わる訳です。



自衛隊が「攻撃機(attacker)」も「駆逐艦(destroyer)」も保持していないのには、そういった思想がこめられている筈です。

# 「支援戦闘機」や「護衛艦」は保持していますし、それらの実態は攻撃機であり駆逐艦です
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同じく (tawa)
2005-08-06 15:01:45
戦争を知らない世代ですが「知らないくせに偉いこと語るな」ではなく

今の知らない世代こそ、次の世代、すなわち“「知らない世代」の子供たち”に語り継がなくてはいけませんよね。

もしかしたら戦争を生き抜いてきた日本人と直接関わりあうのも、我々が最後になってしまうかもしれませんし。
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アインシュタインの手紙 (cottontail)
2005-08-07 00:08:20
ちょっと前にある日本人へ宛てたアインシュタインの手紙がニュースになりましたね。



原爆を発明したアインシュタインは、そのことで手紙の主から責めを負い、それについての返答でした。

自分の愛するもの達へ、誰かが武器を向け殺そうとするならば、私は躊躇なく相手を倒す努力をする。戦争とはそういう物なのだ。・・・というような返答の記事だったと思いますが、まさしく大多数の人が望んでいなかった戦争に誰もが巻き込まれていく心理だと思いました。

つくづく戦争というのは恐ろしいものだと思います。
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