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花と景色とちょっとおいしいお話

かわいいお花と素敵な景色、グルメやちょっと耳よりなお話も・・・

青春18切符の旅 デビュー編 後半

2010-08-06 | 旅行

美術館があまりに素敵なものだから離れがたくつい長居をしてしまいました。
美術館から巡回バスでひと駅の所にある「崎の湯」という海に面した露天風呂にも行く予定でしたが
あんな素晴しい芸術品を鑑賞してマイセンの上質なカップでお上品(不慣れ)にお茶を戴いたものだから
ちょっと気持ち貴婦人になってます(笑) 
なので露天風呂はやめて、とれとれ市場でゆっくりして早めに夕飯を済ませ帰路に着くことにしました。
白浜の主な観光地は巡回バスで回れますのでとても便利です。

とれとれ市場で食べた海鮮丼とうに丼。 とっくに貴婦人はどこかに行ってしまいました(笑)  



      お味の方は・・・普通でした。

     ↓これは美味しかったです。




わらびもちを柔らかくしたような食感で、あっさり餡子味で
きな粉をかけてたべます。
冷たくして食べると美味しいです。








白浜発17:56分に乗ると和歌山と大阪で待ち時間がそれぞれ20~30分ありますが加古川に23:11分に到着できます。 
和歌山からは大阪まで乗り換えなしの紀州路快速に乗る予定です。
白浜に別れを告げ列車に乗りました。 加古川駅で列車に乗ってから12時間以上経っていますが疲れはありません。
和歌山までは来た時と同じように普通列車に乗り、紀伊田辺と御坊で乗り換えます。
列車が紀伊田辺に到着し、乗り換えのため階段を上がっていると後から「5分しかないよ」と猛ダッシュで階段を駆け上がって行くご婦人が・・・ その声につられて私達も必死で走りました。 
通路を隔てて反対側に座られたご婦人を見て、てっきり一人旅だと思っていたら発車まぎわにご主人が乗ってこられたのには驚いた(@_@;) 
まあ5分あれば大丈夫だとは思うけど、二人旅なら行動を共にしてた方が安心ですよね。
しばらくしてから声をかけてこられ、そのご夫婦は神戸から青春18切符で串本まで行って来たと話されました。
過去に行ってよかった所やお得な情報を教えて下さいました。 乗り換えの度に私達はそのご婦人の後を走ってついて行きました。 相変わらずご主人はのんびりと・・・ バランスがとれていいご夫婦です。
20:08分に和歌山に到着し、私達は20:36分の紀州路快速に乗る予定でしたが、そのご夫婦が20:12分の快速に乗るとおっしゃるので、2度乗り換えがあるけど大阪に早く着くらしく私達もご一緒することにしました。
熊取では3分でした。 列車の停車位置が前の方で私達の前を列車がとおり過ぎたのにはびっくりしました。
その他は乗り換えのホームを間違え階段を2度上ったり下りたりしたなぁ。
どうもこのご婦人(かなり健脚)と一緒だと走るようになってるらしい^_^;
すっかり仲良くなって今後の予定やいろいろ話をしてるうちに21:44分天王寺に着きました。
何やらアナウンスしている。天王寺に近づく前から車内アナウンスをしていたようですが、ボソボソとした声で
アナウンスするのと話に夢中で聞き取れなかった。

ここでアクシデント発生! 環状線のどこかで人身事故があり運転を見合わせているとのこと。
ホームには30~40分前に発車しているはずの列車が止まったまま。
私達もしばらく待っていましたが動きそうにないし、地下鉄代を払っても早く帰れる方がいいので降りることにしました。
改札に行くとこんなもの↓配っていました。 ラッキー!

天王寺で降りて御堂筋線で梅田まで行き大阪駅で22:20分発の新快速 網干行に乗ることができました。

列車で出逢ったご夫婦のお陰で和歌山を予定より早い列車に乗って出たのでこの時間に帰ることができました。 
もし20:36分発の紀州路快速に乗っていたら天王寺まで辿りつけず、どこかの駅で立ち往生してたでしょう。
神戸駅でご夫婦が私達の列車が出るまで手を振って見送って下さいました。

往復の交通費8700円かかるところを2300円で・・・なんてお得なこと!
当初の予定どおり無事23:11分に加古川駅に到着しました。 メデタシ メデタシ


いや~青春18切符の旅 ハマリそうです。 どこかお薦めの所があれば教えて下さいね。



青春18切符の旅 デビュー編

2010-08-05 | 旅行

加古川→大阪 
5:36分発の列車に乗り友人と二人で初めての青春18切符の旅に出発です。
大阪で紀州路快速に乗り換えます。 列車は8両編成ですが前4両は関空行き、後4両が和歌山行きで
途中の駅で切り離します。
知らずに前に乗っているととんでもないことに・・・ これは大丈夫でした



大阪→和歌山 
快速で約1時間20分、きれいな列車で座れてよかった~と思っていましたが寒いのなんのってもう・・・
もともと暑がりだし天気予報で最高気温が35度になると言っていたので、暑さ対策しか考えていませんでした。
ペットボトルの水も凍らせてリュックに入れていたので、それが丁度膝にあたってよけい寒い。
腕と首の日よけ用グッズやタオル等をぐるぐる巻いて寒さ対策、だんだん変な格好をして来だした私達・・・
和歌山に到着してホームに下りた時、あ~暖かいと思いました(笑)


和歌山→御坊→道成寺


 御坊で紀伊田辺行きに乗り換えます(2両編成)
 この列車がワンマンなので運転手さんのいる 
 1両目しかドアが開きません。
 そんなこと知らない私達は2両目の最後尾。 
 道成寺に着いてもドアが開かない。
 
 えぇ~!  
 
 男子大学生の団体がでかいスポーツバッグを
 通路に置いているものだから、それらを飛び越
 えて一両目にダッシュ!
 あぁ~ドアが・・・プッシュ~と閉まってしまった。
 
 開けて~!
 
なりふり構わず叫ぶ私達に運転手さんが気付いて開けて下さいました。 車内でアナウンスしてたけどなんとなく聞き流してました。 いけませんね、しっかり聞いてないと・・・
乗客の視線を全身で感じながらこの駅に降り立ちました。 時刻は10:00です。
アッツ~! 我慢大会のような格好をしてたの忘れてた~(笑)

                             
駅から5分程歩くと道成寺です。
 
  道成寺に到着するとお遍路さんの格好をした
 青年が歩いて来ました。
 那智から歩いて今日で6日目で、一日30キロ
 歩いているそうです。
 なかなかの好青年です。
 
 話をしながら石段を登っているとマムシがいた
 のです。
 石垣に逃げ込むのを確認して3人で登って行き  
 ました。
 マムシのことがずっと気になって、旅の始まりな 
 のにこれって縁起がいいの?悪いの?ってね。
 
 ここ道成寺は絵とき説法が有名で、説法が行わ 
 れる縁起堂に入ると木彫りの蛇や清姫の化身
 の龍が展示されていました。ナルホド・・・                 

あのマムシは清姫かぁ?で、お遍路さんの青年が安珍? 
まるでサスペンス劇場だぁ! テーマソングが聞こえてきそう・・・

この石段のすぐ下にあるお店で焼きたてのアッツアツの釣鐘まんじゅうをいただきました。


道成寺→紀伊田辺→白浜
12:03分の列車に乗り白浜に着いたのが13:15分、お昼ごはんをとれとれ市場で食べるつもりでしたが、まずはこの旅の一番の目的である白浜アールヌーボー美術館へ行くことにしました。
巡回バスに乗り「まぶ湯」というバス停で降りるとすぐ目の前にあります。

白良浜の近くとあって道路は海水浴客でいっぱいです。
おなかが空いていてはせっかくの美術品も落ち着いて見ることが出来ないので、簡単にお昼を済ませ
いざ美術館へ・・・



   


   ~アール・ヌーボーの世界へようこそ~
 
 エミール・ガレとドーム兄弟のそれはそれ       
 は素晴しい作品の数々
 
 ドアを開いてみましょう。
















一歩足を踏み入れるとまるで別世界です。
フラッシュをたかなければ撮影OKとのことでしたので遠慮なく撮らせていただきました。
「ご覧になった後は最上階でお茶をどうぞ」
と職員の方が・・・



 窓からは白浜の海が一望できる最上階のこんな素敵な部屋でティータイムです。



飾ってあるの何だと思います? すべてマイセンです。
 
コーヒーカップも「おかわりどうぞ」と持ってきて下さったティーポットもすべてマイセンなんですよ!



もう感激です。 夢のようなひとときでした。
お茶の後も再度美術館に入れてもらいじっくり鑑賞させていただきました。
ここを教えて下さった ちーちゃん ありがとう! 遠いけど本当に来てよかったわ~

まだ行かれたことがない方は是非ご自分の目で確かめて下さい。感動うけあいです。

後ろ髪を引かれながら美術館を後にし、「良かったなぁ」を連発しながら、もうここだけで十分やわ、この感動のまま帰りたいなぁなどと言いながら5分ほど歩くと・・・白良浜です。



「青春18切符の旅 デビュー編」 なかなか終りそうにありません。
帰りにアクシデント発生です!


故きを温ねて新しきを知る  Vol.8 最終回

2010-05-19 | 旅行

長らくお付き合いいただきました旅行記も最終回となりました。
この写真に向かって右手方向に一番の目的地があるのです。

左手はこの景色です。



さて右手は・・・



ちょっと、そこのおっちゃん! 何してますのん。 密漁はあかんよ! 


失礼しました。 ではあらためまして・・・



もうお分かりですね? 雨晴海岸から見える立山連峰です。



テレビやポスターでしか見たことのないこの景色、ずっとず~っと憧れていた。
立山へは行ったけれど、海に浮かぶ姿は眺めたことがない。
やはり3千メートル級の山々、そう易々と全貌を現すはずがない。
ス~ッと雲がはれてくっきり見える瞬間があるのではないかと目を凝らして見ていた。
いつまでもいつまでもこの海岸に立って眺めていたかった。
もう帰るとなるとよけい名残惜しく、何度も何度も振り返りながら車に乗りました。


ちょうどお昼になったので富山市内のどこかでお昼を食べてから帰ろうということになり8号線を走ると・・・   きゃ~!この景色です。



さっきお別れしてきたのに・・・もう嬉しくて嬉しくて

8号線をそれると今度は横手に



老後は「富士山の見えるところに住みたい」が口癖だったのに、「富山に住みたい」に変わりそう。


昨夜ホテルのテレビで富山湾でしか獲れない白えびを、かきあげ丼にして食べていた。
あ~っ! 昨日テレビで紹介してた白えび丼をやってる道の駅が・・・すごい車の列
並ぶの大嫌いな主人には無理。 富山の駅前ならお店があるかもしれないということで行きました。 
ありましたよ。



これに白えびのお刺身とお吸い物が付いています。 お刺身、甘くてとろ~っとして美味しかったです。

この後、神通峡に立ち寄り2時45分富山インターより北陸自動車道に乗り、車窓から立山連峰、乗鞍岳、
白山連峰に別れを告げ帰路に着きました。

Vol.1の冒頭で紹介した風よけはデビューを果たせませんでした。期待させてしまってごめんなさい。
以前に旅行した時、富士山のすそのでテーブルを広げお茶を飲んだことがありました。
それが忘れられず今回も・・・と思ったのですが、見どころが多くて時間的に余裕がありませんでした。

 

           ・・・旅先で見つけたお気に入り・・・



飛騨古川の三嶋さんの和ろうそく、 高岡市金屋町、喜泉さんの一輪挿し(主人がひとめぼれ)
妻籠宿で買ったほうき ←なんでやねん! 旅行に来てほうき買うか?
値段に惚れた、200円と300円。 2組購入、母にもおみやげ。 もっとええもん買うたって!

今回の旅は、まず富山ありきでそれ以外は後付けでした。しかしその後付けのそれぞれの場所で
素晴らしい出会いがありました。
景色は、それはもう言葉で言い表せないくらい素晴らしいものでした。
それにも増して素晴らしいのは、そこに暮らす人々でした。
日本の生活様式は大きく様がわりし、伝統を継承して行くのが困難な時代です。
しかしながら、長年培われた技術や精神は時代が変わっても、それに携わる人々の知恵と努力と地域の協力でしっかり受け継がれていました。
土地柄でしょうか、芯はしっかりしているのに謙虚で気品があり、人に優しく、今なお勉強中と皆さんおっしゃる。 その真摯な姿勢に深く感動しました。
いつもならバスや車でさら~っと通り過ぎてしまう旅が、歩きを取り入れることでこんなに中身の濃い、
教えられることの多い旅になるとは思ってもみませんでした。
ぜひ季節を変えてもう一度訪れたいと思います。

                                                 おわり


故きを温ねて新しきを知る  Vol.7

2010-05-17 | 旅行

今回の旅行の第一の目的地に行く前に、予定になかった高岡御車山祭と町並み見学をすることにしました。
高岡の予備知識は何もなく大仏があることと、商業の町?くらいしか知りませんでした。
昨夜、ライトアップされた御車山を見に行き、道路脇に並ぶ夜店の数にお祭りの盛大さを知りました。

  ↓守山町の御車山          ↓御馬出町(おんまだしまち)の御車山



交通規制もあるので、正午の巡行を見ていると渋滞に巻き込まれ高岡の街を抜けられないかもしれないので、朝早くに山車を組み立てる様子を見学することにしました。
8時30分にホテルを出て組立てが行われている町を訪ねました。
一番街通の御車山・・・車輪がりっぱでしょう? 元は御所車だったというのがうなずけますね。
何人もの方が朝早くから準備をされています。   



御車山の先端の鉾留は神が降臨するための目印だそうです。
木舟町の御車山(左)の鉾留は胡蝶、一番街通の御車山の鉾留は釣鐘です。
1基の御車山に50名の人が付き従い、それが7基もあるのですから、それはそれは華やかな巡行でしょうね。



木舟町の胡蝶のアップ・・・昨夜、木舟町でお酒を振舞っていただきました。



これから巡行に参加される方々・・・ 写真をお願いすると、快く引き受けてくださいました。



重厚な土蔵造りの町並みの中を山車が巡行します。



 

巡行を見たい思いはありましたが、先を急ぐのでホテルに戻りチェックアウトを済ませ9時40分最終目的地に向って車を走らせました。
すると、「千本格子の家並み」の標識が・・・おぉ~バックバック! 寄って行こう!
落ち着いた佇まいでしょう?



ここは鋳物の町で、溝蓋も鋳物で出来ていました。 個人のお宅の外灯もおしゃれ。




ちょっと覘いてみようと立ち寄ったお店・・・



香炉だったかな? あまりに可愛らしいのでパチリ!



「高岡、いい所やったなぁ。 人も温かかったしなぁ。」と話ながら今回の旅の最終目的地であり、一番の目的地へと車を走らせるのでした。

*2泊3日の旅行記がこんなに長くなるとは思いませんでした。 もう飽き飽きされているかもしれませんが
ご容赦くださいね。                           次回はいよいよ最終回・・・

 


故きを温ねて新しきを知る  Vol.6

2010-05-14 | 旅行

Vol.5を見て下さった方、「シ・ラ・カ・ワ・ゴ・ウ」 と、どこで口を止めるか試されたのではありませんか?(*^_^*)

2時20分に白川郷を出て、飛騨合掌ラインを通り、世界遺産菅沼合掌造り集落に到着しました。
私達は合掌造りのコテージやキャンプ場のある合掌の里から歩いてトンネルを抜け集落に行きました。


キャンプ場の土手に可愛い花がいっぱい咲いていました。
この花の名前、なんていうのかなぁ・・・

乗ってみたかったなぁ、かごの渡し・・・(超怖そう)



動かないように、しっかり結えてありました。 残念!




展望広場の絶景ポイントから・・・


3時45分出発、このあと相倉集落に行きましたが時間の関係でちらっと見ただけですが、素敵な所でした。
雰囲気が一番いいかも・・・ 
4時50分、かみすきの里に寄り、本日の宿泊地は富山県の高岡です。


高岡へ行く途中の砺波のチューリップ畑


麦畑もたくさんあり、その中に色とりどりのチューリップ畑が点在しているのできれいなこと!
主要道路を走らずに、一時農道の景色を楽しみました。
高岡のホテルに着いたのが6時過ぎ。
ホテルで若いカップルから今夜、お祭りの宵宮があること聞く。
高岡 御車山祭(たかおか みくるまやままつり) といって、重要有形・無形民俗文化財に指定されて
いるそうです。 明日は正午から山車の巡行があるとのこと。
へ~知らなかったなぁ。よくホテルが取れたもんだ。 
今夜は7基あるうちの3基がライトアップされているらしいので食事の後、見に行くことにしました。 

いよいよ明日は最終日、私が一番行きたかった所が、ここ富山県にあるのです。
その前にお祭り見学しよっと!