miao的 ぶろぐ(ってば>照)

 生業:打楽器奏者 ”みゃお助”のぼやき、旅、お気に入り、猫、そして時々音楽のこと(笑)etc 

和と洋のコラボレーション

2005-11-27 | 【つぶやき】
~っつうわけで~(いきなり)、東京都某C区の「シーズンコンサート」というイヴェントで、その区におられる人間国宝の江戸浄瑠璃のお三味線の大先生と、小編成オーケストラとのコラボレーションコンサートのお仕事。
二部構成で、前半は、三味線のオンステージ。
後半が三味線とオケの共演。
小泉八雲 原作の「雪女」という作品。
コンサートは12月の二週目@カザルスホール。
んで、本日初リハでした。

三味線ソリストも、オケも、指揮者も、編曲者も、すべての人が初めての試み。
ちょっと進んでは楽譜訂正、んでタイミングの打ち合わせ、そしてまた演奏、んで再びチェック・・・と
なかなか先に進まない。
また、洋楽の縦線(小節)と和楽のそれとはまた異なり、唄や節回しによっても、一小節の長さが伸びたりちぢんだりする。洋楽の教育しか受けていない私たちにとって、これはまったくルールも知らない分野なだけに、先が読めない。
それに慣れるのは、なかなか大変だ。
だけど、「それ」があるから、独特の「節回し」になるのだろうか・・・。


「人間国宝の演奏家」などと聞くと、なんぞ、「気難しいお方のではないか??」とか、勝手な想像をしていたんだけど、決して、そんな感じではなかった。
休憩時間などには、打楽器のところにやってきて、マリンバを興味ぶかげに眺めては質問してきたりもした。

しかし、ひとたび演奏が始まると、やはり、そこは「人間国宝」。
ベベン~とお三味線が鳴り響き、唄が始まると、空気がぴーーーんとした。
わたし、自分のすることわすれて、聞き入ってしまいました。

”すごいひと”というのは、別に「すごいんだぞーーー」なんていわなくても、
音が、物語ってくる。
また、ぴんと伸びた背中が、その潔さを物語ってた~
かっこいい・・・

とにかく、面白くなってきた。

次号へつづく・・・爆



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