エネルギー充填っ

長いようで短かかったような道程


モーツァルトのオペラ【魔笛】も、折り返し地点。


今日は、CとDキャストの二本公演。



歌手さんや舞台関係者には、立案、準備も含めたら、長い長い「旅」だったにちがいない。


今日、その集大成が花を咲かせるか…。



目標に向かって照準をしぼり、ある成果をだすことは、準備がモノをいうように思う。


本番になり「"奇跡"のようなことが起こった！」と思えることも、実は普段の積み重ねからなる、底力だったりするのではないかな、と思う。

ステージに上がれば、「頭の中が真っ白になった～」とか、「緊張してクラクラする～」とか言っていられない。

第一、そんな風になるくらいは、もしかしたらまだ雑念だらけなのかもしれない…。



自分達の使命を、自分の責任において、きちりと担わなければならない。

それができるのは、やはり各人が持つ準備してきたもの、努力に培われた自信であり「覚悟」なのかもしれない。


それらすべてが混ざり合い、化学反応を起こすように、一つの作品が出来上がるんだと思う。


だれか一人が欠けても成り立たない。



例えば、私の担当する譜面は"たった"4ページ(されど"恐怖の"4ページともいふ)しかない


弦楽器や木管楽器らは、膨大なページがあるようだ


楽譜は、それぞれが必要な情報が記載された、まるで旅のプランやディテイルを凝縮されたガイドブックや地図であるように思う。



"恐怖の…"とは、
いうなれば、情報量が圧倒的に少ない、ということ。


しかし、それだからといって役割の大小にはならない。音楽は、音のない部分をどう音楽するか…と以前、いわれたことを思い出す。


それがあって自分の出番に、音楽に参加することが出来る、という。



ソリストも、合唱隊も、楽隊も、みなそれぞれ大切な役割。



私たちの【魔笛】は、この時点での集大成を迎えようとしている。



のべ人数

ソリスト60、合唱40、オケ50、スタッフ関係者50
観客数 たくさん！！！！


みんなのたくさんの、大切な想いがここに集まる、特別な時間。


あとひと踏ん張りで、素晴らしい景色が見えるピーク(頂上)まで届く気がします。