映画「そして父になる」の感想

ユイちゃん（三女）を誘って観に行った福ちゃん（福山雅治）主演の「そして父になる」

2013年・第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の審査員賞を受賞した作品で、最初にカンヌ国際映画祭の様子が映し出された

是枝裕和監督ほか、福ちゃん、尾野真千子、リリー・フランキー、真木よう子…

みんな嬉しそうで…福ちゃんの目にも涙が

海外で評価され、日本人として…誇らしかった

本編が始まる前からちょっと泣きそうに…

 

子どもがもし出生時に病院で取り違えられていたら、私ならどうするだろう…

そう思いながら観ていたら…何度も泣きそうになった

赤ちゃんの時から６年間育てた子どもを手放すことができるんだろうか…

何年も付き合った恋人と別れる時の…別れた後の…“それ”と似ている。

失恋は、時間が…新たな恋が…前進させてくれるけれど…

子どもの場合は…ちがう！絶対に手放せない

母性本能が働く母親ならでは？いいえ…きっと、お父さんも…同じです。

 

一番好きなシーンを母親という立場で選ぶなら…

良多（福山雅治）の妻（尾野真千子）が６年間育てた他人の子どもと電車に乗って自宅に帰るシーン

「このまま二人でどこか遠いところへ行こうか」

ワケありの恋人に言うようなセリフ…こんなところで使うんだと思ってドキッとした。

母親にとって息子は恋人のような存在なんだなぁ…

 

一観客として選ぶなら…

福ちゃんが息子の撮っていた写真を見て涙するあのシーン

だんだん変化していく良多をリアルに、しかも淡々と演じ切った福ちゃん…ブラボー

 

私も思う…

大切なのは、血のつながりなんかじゃない！

「大切なことって何だと思う？」

ユイちゃんは「（過ごした）時間…」って言ってた

「環境」と「習慣」も人間形成に大きく影響するし…

この作品を観て、いろんなことを考えさせられた。

 

今日は、年配の方が多かったけれど…

「そして父になる」は、子育て中のパパママや独身の方におすすめです

 

私だから言ってもいい言葉がある

結婚は、子育ては、甘っちょろいもんじゃない！

でも、振り返ってみると…

こんな甘っちょろい私ができたんだから…

誰でも、そう…誰でも、やればできる！

結婚も、子育ても、やれば、できる！

大丈夫！