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2007夏山 【北アルプス2泊3日】初日 新穂高~双六小屋

2007-08-30 01:24:51 | 登山報告
昨年の夏山遠征は、3泊4日の日程を確保出来ました。

今年は・・・。

色々あった末、8月25日(土)から8月27日(月)までの、2泊3日を勝ち取りました!

そう、“勝ち取った” のです。詳しくは書きませんが。


そんな事より行き先です。

1泊2日しかなければ、『新穂高から南岳』 か 『中房から大天井岳』 を選んでいたでしょう。

でもせっかくの2泊3日です。

この日程の時点で、私の腹は決まっていました。

「昨年の忘れ物を取りに行こう!」

昨年果たせなかった、西鎌尾根を青空の下で歩く という目標を、達成するぞ!!

という事で、昨年の山行のショートバージョンに決定致しました。

「槍ヶ岳さん、昨年の約束通り会いに行きますから、今年はご機嫌直して下さいね。」


さあ!出発です!!


今回の手ぬぐいは、1ヶ月前 に初めて使用した手ぬぐいです。

私の大好きな、 『大鹿さくら組』  の手ぬぐいです。

先日はポレポレ隊の皆様が、富士山登山でも使用されていました。




無料の駐車場から歩き始めて、新穂高のバスターミナルへと。

トイレを済ませて登山届けを提出して、いよいよ山行がスタートします。




左俣林道ゲート。




飛騨の名峰 「笠ヶ岳」 と穴毛谷の砂防ダム。

数年前、ここで大規模な災害が発生して、多くの犠牲者を出しました。

日本の山には、砂防が大切なんですね。




スタートから約1時間後、笠ヶ岳への直登ルート 「笠新道」 分岐に到着です。

笠に登る方は、ここで給水して下さいね。





笠新道分岐からすぐ、わさび平小屋に到着。


新穂高から双六小屋までのルートには、適度な間隔に山小屋があります。

実際には黒部五郎小舎まで含めて、『双六山楽共和国』 と呼ばれています。

オーナーの 「小池 潜」氏は、山岳写真家としても知られています。



果物も、冷たい水に冷やされています。


やがて、林道歩きも終わりを告げます。


これより、長い長~い 『小池新道』 です。


やがて、水場でもある沢に到着です。
 
秩父沢です。

こちらの橋は、夏から秋のシーズンのみ架けられます。




大槍・小槍が聳えています。




奥穂~西穂も顔を出しています。




シシウドガ原付近から振り返ります。

随分登ってきましたね。


ここまでくれば、鏡平まであと一息です。


そして・・・。


鏡平に到着です。

ちょっとスタートが遅かったので、槍・穂にはガスがかかってしまいました。





鏡平山荘。

ここに来たら、必ずといっていいほど食べるものがあります。

昨年は雨に降られていたので、初めて食べませんでした。




カキ氷です。

お!槍が顔を出してるぞ!!


「撮影しなきゃ!」 という気持ちと裏腹に、じっくりカキ氷を味わいます。


今日の行程は 『双六小屋』 までです。

時間はタップリあります。

慌てない慌てない。


で、食べ終わったら撮影タイム。

本当は、槍・穂連峰が鏡池に映し出される映像を撮りたいのですが、

ガスが次から次に沸いてきます。




でも時々槍だけは、顔を出してくれます。


結局ここで、1時間ものんびり過ごしました。

12時回ったので、そろそろ双六小屋へと向かいます。



鏡平山荘をすり抜けて、池を渡ります。




西鎌尾根。

明日は、よろしくネ。




槍ヶ岳さん、約束通り今年も来ましたよ。




結構キツイ、弓折岳への登り。




弓折乗越まで、あと少し!




弓折乗越に到着。




ここからの槍・穂の眺めも最高なんだけど、今日はガスがまとわりついているな。


そして右下には・・・。


先ほどノンビリ過ごした、『鏡平山荘』 が見えます。


さて、この先は稜線歩きです。



しばらく歩くと、鷲羽岳の向こうに、水晶岳が見えます。

こうして見ると、水晶岳というよりも、黒岳という別名の方がシックリきますね。


そしてこの辺りは 『お花見平』 と名付けられた場所。

夏の最盛期は過ぎましたが、その名の通りお花が沢山です。








こうして見ると、やはり少し寂しげです。

“夏” に来たかったなぁ~。



やがて、今夜の宿の 『双六小屋』 が見えてきました。

鷲羽岳のまん前という、素晴らしいロケーションです。




西鎌尾根も、こんなカンジに見えます。




さあいよいよ小屋まで最後の下りです。




双六池、テント場、双六小屋と鷲羽岳。




はぁ~い到着!




お疲れ様でした、とりあえずご褒美です。


双六岳方面は、ガスに覆われているようなので、このまま小屋周辺をダラダラ過ごしましょう。



夕方の鷲羽岳。

やっぱ、ドッシリ構えていてカッコイイな。


実はこの日は、『ヨーデル食べ放題』 でお馴染みの、『リピート山中』さんの山小屋コンサートがありました。

でも私は、翌日のロングトレイルに備える為、夕食後早々に就寝致しました。


明日はいよいよ、西鎌尾根です。

今年こそ、想いが届きますように。

                   2日目へと、続く・・・。

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22 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
さすが!! (keykun)
2007-08-30 08:49:02
メッシーさんの登山・・・サスガですね。
山に慣れていますね。それに強い!!
感服しました。

槍も姿を見せて明日は期待できそうです・・・楽しみです。
秩父沢・・・こんな場所にどうして秩父の名前が着いたのでしょうか。近親感が湧いてしまいました。
ワンダフル! (TOKIO)
2007-08-30 15:31:42
さすがメッシーさん
写真構図もいいのでストーリーが分かりやすいです。
私も見習いたいです。
でも無理かな?

双六もしばらく行っていないので
懐かしく見ました。

それと越百の件どうも有り難うございました。
すげー (みそじ)
2007-08-30 19:07:47
またまた、いいもの見せていただいています。
目の保養だわ~。
で、続編が楽しみなのと、

>『ヨーデル食べ放題』でお馴染みの『リピート山中』さん

が、モーレツに気になる、お嬢様みそじなのでした(爆)
もう、1年が (ぶらっと)
2007-08-30 21:07:40
ホントに偶然にメッシーさんと出逢った双六から
もう、1年が経とうとしてるんだ。早いよね~!!

このブログ見てから無性に1年前の山行記録が見たくなって
思わず自分のレポ読み返しちゃった^^)
Unknown (komako)
2007-08-30 21:08:08
わ~い(^o^)/
始まりましたね~、山レポ待ってました!!!
すごい、すごい、景色ですね。
さすが北アルプス!!
いいな、いいな、かき氷!
勝ち取るのですね。 (クロちゃん)
2007-08-30 22:34:16
勝ち取った休暇の勝利のご褒美には素晴らしい景色が待っていたんですね。
「勝ち取る…。勝ち取る。勝ち取る!!」
うん、うん、その意気込みがなければいけません。
素晴らしい景色!!
よし!来夏は私もメッシーさんを見習って勝ち取るぞ!
それで、ご褒美のビール飲みに行こう!!
1Gのメモリカードも買ったし……。
keykunさんへ (メッシー)
2007-08-30 23:54:29
山に慣れているというよりは、お気に入りの場所には何度も出向く習性がありまして・・・。
なので初日は足慣らしです。
ジックリ時間をかけて歩きました。

天気予報からは、鏡平での逆さ槍・穂にかなりの期待をしていましたが。
青空が見えるだけで、ヨシとしなければいけませんね。
秩父沢、やはり親近感を持ちましたか。
きっとkeykunさんなら、そう仰るだろうと思っていましたよ。
TOKIOさんへ (メッシー)
2007-08-31 00:00:47
いやいや、TOKIOさんに褒められると照れてしまいますね。
写真が多すぎて、何からどうすればよいのかまとまらないまま、
見切り発進しております。
分かりやすかったでしょうか?
そう言っていただけると、一安心です。
TOKIOさんの記事も、私はいつも引き込まれますよ。
とても楽しく拝見させて頂いております。

双六は、どっしりしていて奥深さが好きです。
久しぶりにどうですか?

越百山、ご家族で予定されていたのでしょうか?
昨年の集中豪雨、未だに傷が癒えていないようです。
復旧が全くの未定であるというのは、悲しいですね。
みそじさんへ (メッシー)
2007-08-31 00:05:59
いらっしゃいませ。
目の保養になりましたか?

カンタ君、今回も少ないですが撮影しています。
またお送りしますので、使えそうならご自由にどうぞ。

『ヨーデル食べ放題』は、一時期話題になりましたね。
焼肉の歌です。
みそじさんならご存知でしょうか?
何のイベントか知ったのは、下山後でした。
知っていれば、参加したのに・・・。
ぶらっとさんへ (メッシー)
2007-08-31 00:10:55
そうなんですね、早くも1年が経ちます。
その節は、何の挨拶もせずに失礼致しました。
って、私はまだ “メッシー” ではなかったし、
お互い偶然相部屋になった登山者でしたからね。
こうしてブログで再会出来た事が奇跡的なんでしょうね。

1年前の記事、読み返しましたか?
私なんて行く前から、何度も何度も読み返していましたよ。
今後とも、よろしくお願いいたします。
またどこかでバッタリしましょう!