一時期の「大寒波」は収まったらしく、幾分寒さが緩和された。暦の二十四節気では四日は「立春」だった・・でも其処は2月~やはり冬の真っ只中~「真冬」なのだ・・
観光地のずらりと並ぶお土産屋さん・・その中の一軒に目が留まった。その店頭には「冬」なのに数個の「南部風鈴」が誇らしげにぶら下がっている。
店の前に近寄ると、値札の付いた風鈴が、良い音色を響かせていた~と、いう事は「売り物」なのだ。
店頭には此処の主だろうか?ご高齢のご婦人が私に笑顔で「いらっしゃい~」と声をかけてくれる。
「こんにちは」と返事を返し、何気なく「冬でも風鈴は売れますか?」と、尋ねたかったのだが、何だか愚問のような気がして、とても切り出せなかった~
それは、この「風鈴」が売れても売れなくてもあの「主(ご高齢のご婦人)」にとってどうでも良い事のような気がして、きっと、ただ単に「風鈴」が好きだから・・音色が好きだから店先に出しているような気がした。
「冬の風鈴」・・真冬に聴く風鈴の音色は、冬の冷たく乾いた空気の為だろうか?とても澄んだ素敵な音色を放っていた・・
「追伸 余りにも主が私に向かって蔓延の笑みを浮かべるので、思わず欲しくも無い「南天箸」を購入してしまった・・・ウーム (; _ _ )/~」