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ワイルドアニマルサンクチュアリ

2011-05-13 | 日記

 

デンバーZOOとはまたひと味ちがう動物たちのいる場所、「ワイルド・アニマル・サンクチュアリ(The Wild Animal Sanctuary)の紹介です。ここは、非営利団体が中心となってアメリカで最も古く、壮大な敷地を有している野生肉食獣の保護区です。捕獲・監禁などされていた過去を持つ動物のケア、絶滅の危機にさらされているものたちを保護する役割、獣をレスキューしてくれる人の募集、基金集めなどを独自におこなっています。デンバーから車で北東に1時間ほどの場所にあります。

ライオン、ブラックベアー、ボブキャッツ、コヨーテ、エミュー、キツネ、マウンテンライオン、アライグマ、トラ、オオカミといったワイルドアニマル達が過ごしています。ここでは彼らに自然の中で生きているのと同じくらい充分に生きられる生活を提供しています。また保護を必要としている動物が多くいるということを人々が学べるよう、情報を提供しています。

ビジターセンターでは、30分程の記録映画上映(ここにいる動物達の過去について説明)が数種類あります。展望台からは見渡す景色の中にクマやライオンたちが歩き、昼寝をしています。トラのおなかは白い毛に縞模様だったんだ、腕が太くてガッシリしていて、トラを久しぶりにまじまじと観察してしまいました。

双眼鏡が設置されていますが台数が少ないので、個人で持参されることをお薦めします。展望台のほかは、一、二頭ずつ別の囲いの中で過ごすトラを見下ろすようなかたちで歩道を歩くことができます。水浴びをしたり、仰向けになって気持ちよさそうに昼寝をしていても、吼える時はさすが野獣!かなりの迫力です。この日は近くの小学生たちがスクールバス2台で見学に来ていました。

ランチタイムになると、係の人がトラックの荷台に肉の塊を載せて運びます。ひとつ10パウンドくらいあるのではという大きな塊です。それをフェンス越しに人が放り投げ、エサがフェンスを越えて中に入るとライオンたちは待ってましたとばかりに食べ始めます。

近年のニュースでは、南アメリカのボリビア共和国から保護されたライオン25頭がここへやってきました。ボリビアでは、法律で”サーカス団が動物に芸をさせたり飼育する”ことを禁じた為、この規制後、ライオン達はボリビアのサーカス団から飼育放棄され動物愛護団体が保護していました。その後コロラド州で一旦引き取りとなった経緯があります。

毎日9:00a.m~4:00p.m(大きな祝日を除く)、夏の間、6時7時台まで(日によって変動有。ホームページに掲載)見学可能です。入場料:大人10ドル、12歳以下は5ドル。詳細・公式ホームページはこちらhttp://www.wildanimalsanctuary.org/

 


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