MEMOONO

Experiment Evolution

ポケットからあふれ出た「夢」、の文字

2011-02-01 08:41:23 | Weblog
中平卓馬の新作写真展

ざらっとした気持ちになりたくて、見に行ったらZARAの上だった。
感想は、云えないけれど、海月や百合が頭に残った。

学生のころは、白いスニーカーのつま先に 中平、卓馬とペンで書いていた。当時友人との会話は中平の写真についてばかりだった。

マジックペンで書いたあこがれの文字は次第に消えたけど、後日古本屋で手に入れた『刷新たる撮影起結』とタイトルされた写真はいつまでもかっこいい。

それを掲載したアサヒカメラ(1993.9)には「自己変革した蛇のおじちゃん」というタイトルの文章もあり、当時の中平が復活した様子が透けてみえ本当に熱くなれる。


漂う言葉は、売りやすかったり買いやすかったりして安心を流通してる。

でももう少し、写真だけで不安になりたいし、中平卓馬にはその魅力が溢れている。

たかが写真だけど、人が死んだり生きたりしてる。 一瞬の余暇を与えるためにやってもむなしくなる。