うめの写真日記

チェコ生まれ、チェコ育ちのチェコ猫の僕。現在は日本の神奈川県在住ですナー。

ニラ

2012年09月04日 | Weblog
ニラと生まれたからには~ ニラレバ炒めになりたかった~~♪

Tがおかしな歌を歌いだしたんだナー。

本日、T&Yの食事はラーメンでしたナー。
豚肉とニラともやしを炒めて、ラーメンの上にどーーんと乗せて食べてましたナー。

ニラと生まれて畑で育ち、目指す未来はニラレバよ~♪

都々逸ってやつですナー。

あまりにおかしな歌だったんだけど、何故だかYまで一緒になって騒ぎ出したんだナー。

ニラと生まれてきたからには、ニラレバ炒めになるのが夢のはずナー。
故郷の畑では、農家のおじさんに『立派に育てよ!』と大事に育てられ、周りのニラたちからも『ニラ男さんは、きっとレバニラになるニラよ!』なんて憧れの眼で見られ、
出荷される時は、万歳三唱で見送られ、みんなの期待を一身に背負って我が家にやってきたはずナー。
なのに、ラーメンの具にされるナんて!
と、さぞや悔しい思いをしてきたであろうニラたち。
無念ナー。

そんな歌を歌っていたT&Yだったんだけど、そのうち、ニラに飽きたのか、目に付く他のモノたちの歌まで歌いだしたんだナー。

豚肉!
豚肉と生まれてきたからには、角煮とトンカツが出世頭。まれにお洒落な生ハムになれちゃう豚もいる。
チャーシューなんて!!!
チャーシューなんて、縛られて、釜茹でナー。
縛られ、釜茹でにまでなった挙句が、ラーメンの具ナー。

卵・・・
卵として生まれたからには、大きく育ってひよことなって、その後はチキンになりたかった!
チキンとなりさえすれば、いろいろ道は開けたはずナー。
海外からもスカウトを受け、ケンタッキーフライドチキンになる事だって夢じゃないはずナー。
なのに、卵の姿のまま、釜茹で・・・
ゆで卵として、ラーメンの具ナー。

メンマなんて、目も当てられないナー。
メンマになった瞬間、ラーメンの具と決められたようなものナー。
名前さえ違えば、単品でおつまみとして活躍する日もあったかもしれない。
竹は竹でも日本の竹なら、若竹煮からタケノコご飯まで、自分の名前を使ってもらった料理がいっぱいナー。
それが、メンマ!!
何語ナー!?

ナルトもしかり!!
今時ナルトの乗ってるラーメンなんて見たことも無いナー。
うちにも無いナー。
かまぼこの仲間のはずなのに、やっぱりラーメンの具にしかなれなかった子達ナー。

みんな、思い描いた食材にはなれなかったけど、立派にラーメンの具として活躍してくれてるんですナー。
甲子園の舞台に立てるのはほんの一握りナー。
だけど、アルプススタンドで応援している、ベンチ入りできなかったメンバーたちがいてこそ、スタメンの選手が輝くんだナー。
応援だって立派な役割ナー。

お徳用で3束まとめて買ったニラだったけど、今日、ラーメンの具になったニラがいてこそ、残ったニラがニラレバ炒めになれる可能性も出てきたってもんナー
そんな活躍の仕方もあるはずナー。
ラーメンの具は、ニラの、ニラとしての、立派なメニューナー。

だけど、ラーメンのメインは、やっぱり麺とスープなんですナー。

鎌吉

2012年07月25日 | Weblog
一ヶ月ほど前のあるお天気の良い日、ベランダに干してあったバスタオルに小さな小さなカマキリがくっついてたんですナー。

それはそれは小さなカマキリ。
糸みたいに細い体で、指でさわったらつぶしちゃいそうなサイズナー。
T&Yの指の爪くらいの長さしかない小さなカマキリ。
きっと生まれたばかりだったんだナー。

ちょっと茶色くて、黒いぶちがあって、なんだかふわふわしてる子でしたナー。

T&Yは、一目見て気に入っちゃったんだナー。

こうして我が家に仲間入りする事になった小さなカマキリの『鎌吉(かまきち)』。

我が家のベランダには、T&Yが趣味の写真を撮るためだけに、いくつかの花の植木鉢があるんですナー。
その植木鉢の一つ、マーガレット鉢が彼の寝床となったんだナー。

毎朝、お花にお水をあげるためにベランダに出る2人。

『鎌吉ー』
『かーまーー』

と叫びながら、マーガレットの中の鎌吉を探すのが日課になりましたナー。

何せ小さな鎌吉。

我が家のマーガレット、何だか木みたいになって、上の方は葉っぱがわさわさと茂って、花もやたら咲いてるし、
鎌吉が見つからない・・・

マーガレットの葉っぱは何だか鎌吉にそっくりで、しかも鎌吉より大きいから、小さな鎌吉は完全同化しちゃってるんですナー。

それでも、マーガレットのお花の上にちょこんと乗ってたり、
眼を凝らして必死探すT&Yの目の前で、葉っぱにぶら下がってたり・・・といろんな姿を見せてくれてた鎌吉。

T&Yは毎日、鎌吉の成長を記録しようと、カメラで鎌吉を撮ってたんだナー。
鎌吉ってば、ほんとに毎日ちょっとづつ大きくなるんですナー。
カメラ向けると、ちゃんとカメラ目線するし、T&Yは結構楽しんで鎌吉撮影にいそしんでましたナー。

鎌吉が来て2週間ほどしたある日。

その日はとっても雨と風が強かったんだナー。

『こんなすごい風で鎌吉大丈夫かな?』
『鎌吉、こないだ花に水やろうとしたら、その水が当たって、乗ってた花から落っこちたんだよね・・・雨、大丈夫かな?』

翌日、雨も風も収まり、T&Yは鎌吉の無事を祈りつつベランダへ出たんだナー。

『鎌吉ー?』
『元気かー?』

・・・・・・・

鎌吉がいない!!!

どこを探してもいない!!

鎌吉小さいから、すごく眼を凝らさないと見つからないんだけど、どんなに眼を凝らしても、いない!!!

でも、前にも、鎌吉の姿が見えなくて、鎌吉、どこかに旅立ったのかナ?って思ってたら、次の日、普通にマーガレットの花の上にひょっこり顔を出したって事があったら、今回も見つからないだけって思ってたナー。

だけど、次の日も、そのまた次の日も・・・

鎌吉はいなかった・・・

さらば、鎌吉

アディオス

達者で暮らせナー。

あの日から2週間・・・

最初は寂しがってたT&Yだけど、きっと鎌吉はあの風に飛ばされて、新しいお家へ移って行ったんだろうと、最近は巣立った鎌吉の幸せを願っていたんだナー。

最近、暑いから、ベランダのお花たちが若干元気が無いんだナー。
うちのベランダは日当たりが良すぎるので、お日様大好きな子たちは大丈夫なんだけど、中にはそんなに暑いの得意じゃない子もいるナー。
僕もそうなんだけど、でも僕、お日様も大好きなんだナー。

マーガレットとか、バーベナとか、ピンクの小さい花が咲くミカンの仲間だとかいう噂のボロニア・ピナータとかは、どうやらお日様大好きで、この暑い毎日、元気に育ってるんですナー。
ちなみにうちのマーガレットとバーベナ、もう3年目になるけど、春夏秋冬の区分け無く、全ての季節で元気に花を咲かせてくれる健康優良児なんだナー。
ま、春が一番綺麗だけどね。

だけど、こないだの春に新しく仲間入りした、ベルフラワーとかっていう紫色の可愛い花を咲かせる子は、
ちょっとこの暑いのがしんどいみたいで、わしゃわしゃ葉っぱは育ってるんだけど、なんとなく、元気が無くなってきたんだナー。

だからT&Yは、ベルフラワーの鉢を、ベランダほどは日の当たらない、でも日は当たる玄関先へ移動する事にしたんですナー。

2週間ほど前に。

今日、Tが気づいた。

『鎌吉・・・』
『は!?』
『鎌吉が、いる・・・』
『まじ!?』

鎌吉、何と、きっとあの雨の日に、マーガレット鉢から、もっと葉っぱのもしゃもしゃ繁ってて、多分雨風のしのげるベルフラワーに引っ越してたんだナー。

2週間ぶりの鎌吉。

すげーでかくなってた・・・

カマキリナー・・・

ちょっと茶色くて黒いぶちのあった鎌吉・・・
毎日観察してた最初の2週間の間に、ちょっとずつ大きく、ちょっとずつ緑色になってたんだけど・・・

すっかり緑のカマキリナー。

大きさも、最後に見た2週間前の3倍くらいの大きさナー。

糸から紐みたいになってた体も、すっかりぷっくりしたあの柔らかそうなカマキリの体ナー。

鎌吉、すっかり成長してましたナー。

まだ成虫になったカマキリのサイズよりは小さいけど、すっかり大人カマキリの仲間入りナー。

でも、2週間前と同じ顔で、首をかしげてT&Yを見てましたナー。

鎌吉・・・

旅立っていなかった。

というわけで、我が家には、『鎌吉』という名前のカマキリがいるんですナー。

見栄っ張りのT

2012年07月15日 | Weblog
Tは見栄っ張りですナー。

最近、Yがトランペットの学生さんたちの試験等の伴奏をやってるナー。

Tはトランペットをやってるし、学生さんたちの先生がTの知り合いのトランペット奏者だから、
もちろん学生さんたちもTがトランペットだって知ってるナー。

新しい曲を始める時、学生さんたちはまずYに『この曲をやります。』って教えてくれるんだナー。
そしてYはお家で楽譜を探して、持ってないものは『持ってないから伴奏譜送ってね。』ってお願いするんだナー。

他の楽器や歌の伴奏の時は、その曲の楽譜どこにしまったかいちいち探すの面倒くさいし、曲によっては、いろんな出版社から出版されてて、その出版社ごとにいろいろ書いてある事が違ったりするんですナー。
だから、最初から楽譜は送ってもらうようにしてるんだけど、他でもないトランペット。
そう。我が家にはTがいるから、結構いろいろ持ってるんですナー。

でも、たまにTの持ってない楽譜をやるって言う人もいるナー。
そんな時が大変ナー。
Yが学生さんたちに『その楽譜持ってないなー。』って言わなきゃいけないんだけど、Tってば見栄っ張りだから、
よっぽどマニアックな曲じゃない限り、Yに『持ってない』って言わせないんだナー。
大抵、『今、見当たらないから・・・』とか、『持ってたんだけど、無くしたみたいで・・・』とか、『実家に・・・』とか・・・
言い訳がましい事を言わせるんだナー。

もちろん、Tいわく、持ってたんだけど無くしたとかっていうのは本当らしいんだけど、
『持ってない』って一言言えばすむところを、くどくど言い訳しなきゃいけないYは結構面倒くさいらしい。

Y『良いじゃん。別に無いのは事実なんだから、無いって一言ですむじゃん。』
T『トランペット吹きとして、そんなの持ってないなんて有り得ないの!ピアノの人が“子犬のワルツ”楽譜持ってないって言うのと一緒なの!!』
Y『いや、別にええし・・・』

なんて会話を先日もしてましたナー。
そう。今回も、一人の人がこの曲やりますって連絡してくれた曲、Tってば楽譜行方不明になっちゃってたらしいんだナー。

仕方なくYは、学生さんに『Tが持ってたんだけど(←ここが重要らしいよ。)無くしたらしいから、楽譜お願いします。 』ってメールしたんだナー。
とっても可愛い女の子なその学生さんに(最近は金管といえど、女の子の方が多いくらいナー。)、『Tさん可愛いですね。』とか言われて、若干顔が緩んでたTだけど、Yが『見栄っ張りで、持ってないって言いたくないらしいよ。』ってお返事返してたら、『それは言わんくても良い!』とかまた見栄っ張りな事をつぶやいてましたナー。

Tはとっても見栄っ張りなので、僕とYはよくあきれてるんですナー。

近所の猫さん

2012年06月09日 | Weblog
ついに、ついに僕の住む関東も梅雨入りしちゃいましたナー。
僕とYの苦手なじめじめの毎日が始まるんだナー・・・
僕はお外に出るのが嫌いだから、窓辺に日向ぼっこスペースがあるから良いけど、
お外に日向ぼっこスペースを持ってる猫さんたちは、この時期大変なんでしょうナー。

我が家の近所には結構猫が住んでるんですナー。
そしてみんな、それぞれのお家の前のスペースを日向ぼっこスペースにしてるみたいなんだナー。

僕とT&Yの住んでるお家は小さなT字路の突き当たりなんだけど、斜めお向かいのお家に2人。
『ちゃっくん』と『もどきん』。(命名Y 理由は、ちゃっくん→茶色いから もどきん→毛の柄が僕とちょっと似てるから)
2人ともよく外でごろーーんと転がってますナー。

T&Yは外出する時に良く会うから、ご挨拶するんだけど、以前、引っ越してきたばかりの頃は
『誰ニャー』
って感じで遠目に見られてたのが、最近は、
『よっご苦労さん』
ってお出迎えしてくれたり、
『ついでに撫でてけニャー』
って足元にすりすりしながらイキナリごろーーんってひっくり返ってお腹を出すようになったみたいナー。

それから通りに出る最初の角のお家には、『ぼん』。
もちろん命名はYナー。アメショっぽい子でなんかふてぶてしい顔してる(T&Y談)から『お坊ちゃん』って事で『ぼん』。

ところが先日、あわてて帰ってきたT&Yが言ってたナー。
『うめ!近所のぼんちゃん、今、お家の人が『ミニーちゃん』って呼んでた!!』
『ぼんがミニーだって!』

・・・・・

T&Yの勝手な命名は、基本的に性別無視ナー。

・・・・・

その3人がうちの一番近所の猫たちナー。

我が家から最寄の駅までは2,3分なんだけど、その途中に、猫さんたちが集まる小さなお稲荷さんがあるんだナー。
そこには、黒猫さんや、灰色猫さんたちが5,6人ご家族で(T&Yが『家族っぽい』って思ってるだけかもナー。)暮らしてるらしいんだけど、
そこのメンバーは、我が家からはちょっとテリトリー外だから、T&Yも名前を付けてないんですナー。

我が家はなんだか猫の町ナー。

でも、これからの梅雨の時期は、にぎやかな猫の町もちょっと寂しくなるんでしょうナー。
みんなお家の窓から外を眺めて『雨やめニャー』って思ってるに違いないんですナー。
僕も、お外には出ませんが、お日様が出てて、日向ぼっこができるお天気が好きナー。

とりとめもナく・・・

2012年05月19日 | Weblog
銀~色の~~ はるかな道~~~♪

最近T&Yの中でちょっとしたブームを呼んでいる歌ですナー。
古いとか言いっこなしナー。

銀色の道っていうのは、作曲者のお父さんが橋とかの設計をしてる人で、
その人が北海道に作った線路があったんですが、戦争中に鉄が足りなくなって、
全国から集められた時、その線路も持っていかれちゃったんですナー。
作曲者さんは、子供の頃から見慣れた、お父さんの作った線路が無くなっちゃった事に
寂しさを感じてたんだけど、ある雨の日、その線路跡に、線路に沿って真っ直ぐに
水溜りができたんですナー。
それが『銀色の道』ってわけナー。
(この曲の歌詞には詳しくありませんが、作曲者の作曲エピソードですので、作詞家さんの思いとは違うかもしれませんナー。)

っていうわけで、そう思って聴くと、あのメロディーもなんだか切なくなるんですナー。

ちなみに作曲者さんは、宇宙戦艦ヤマトを作曲した人ナー。

さらば~~ 地球よ~~~!!

なんでチェコ猫の僕がこんな日本の歌を知ってるんだっていうのも置いといて、
T&Yの年齢が実はいくつなのか・・・っていうのも置いといて、
名曲は名曲ナー。

話は変わりますが、僕、先日、1年に1度のおつとめ、ワクチン注射をすませてきましたナー。
神奈川に引越してから毎年同じ病院にお世話になってるんだけど、今年もそこへ行ってきたんだナー。
でも今回行った日は、いつもやってくれる先生じゃなくて、若いお兄ちゃん先生だったんですナー。
とっても人の良さそうな、優しそうな、ニコニコした先生だったんだけど、ちょっと注射が痛かった。
僕、おとなしいから、注射してもらったり、熱測ってもらったりする時に全く暴れたり騒いだりしないんだけど、
お兄ちゃん先生ってば自信が無いのか、僕の首の周りに、あのライオンみたいなやつ巻いたんだナー。

後からT&Yが
『むっちゃ可愛かったよね・・・』
『実はちょっと写真撮りたかったよね・・・』
なんて言ってたんですナー。
ひとの気も知らずにのんきな二人ナー。

とりあえず無事終わって帰ってきましたが、それから2日間くらいは、お外に連れ出された心の傷が癒えず、
T&Yを無視し続けてやったんだナー。
夜だって、お布団に行かず、押入れで寝てやったんだナー。

でも、ま、これで蚊が出ても安心なので、とりあえず終わってホッとしましたナー。
あーでもまた来年があるナー。
いや、来年の話をすると鬼が笑うからやめますナー。

さてさて、そんなこんなで明後日は金環日蝕ですナー。
我が家もYがとっても楽しみにしてるんですナー。

Tは楽しみにしてないのかって?
Tが楽しみにすると雨が降るので、Tは金環日蝕について考えちゃいけないっていうルールができてるんですナー。
Tは雨男ナー。

日蝕用の黒いメガネも準備してるみたいだし、あとは雲が晴れるのを待つばかりナー。
Yは晴れ女なので、大丈夫だと思いますナー。
皆さんも安心して楽しみにしててくださいナー。