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月と星と水の景色。

超まったり更新でごめんなさいm(__)m時々、時差日記が上がることがあります。

アニメ「パンドラハーツ」19話(ネタバレあり)

2009-08-13 01:05:48 | Pandora Hearts
最近感想書くのがすっかり遅くなってしまって申し訳ないのですが、今回はついにリアルタイムで見ることすらできませんでした
体力が持たず・・・新しい環境に慣れる頃にはアニメ終わってしまいそうですね
おかげで、録画したやつを2回連続で見てしまいましたw
以下、ネタバレです。











~前半~

「否定されたんだ。望まれなかったんだ。だからせめて―迷惑をかけないように…傷つくのはオレだけでいいように…」

「この世には当り前のことなんてないから、そういうもんなんだって思ってしまえば、大丈夫。この先、みんながオレの側から離れていっても大丈夫」

オズが抱えている闇。
なんだか、過去の自分を見ているようで・・・。
どうやって抜け出したかは覚えていません。
気が付いたら、そういうことを考えるのは、一部の大切な人たちに申し訳ないと思うようになっていた・・・という感じです。
おそらく、そういう人たちの存在があったから、少しずつ抜け出せたんだと思います。
オズも、そう思うことでオズを大切に想っている人たちを―オズにとっても大切な人たちを傷つけていた。
エリオットにはっきりと言われたことで、気付く場面。
そのはずなのに・・・オズにとって、心当たりのある大切な人たちの台詞を思い出す場面まるごとカット。

アリス「私は…嬉しかったぞ。なのにおまえはどうしてそれを自分に言ってやることができないんだ?」
オスカー「おまえもギルもオレにとって大切な息子なんだ!」
エイダ「会いたかったよ…お兄ちゃん…!」
ギル「オズ!よかった…無事で―――!」

これらの回想シーンなしで、果たして原作知らない人に意味が通じるのでしょうか?
物凄く疑問です。
そして、オズが「もしもオレが二人を逃がすために奴らに捕まって、それを止めれば逆におまえらが死ぬことになるとしたら…おまえ、どうする?」と質問し、エリオットが「んなもん、その時に考える!だが、どちらを選ぼうとオレは死なねぇし、死なせねぇがな!!」と答えた名場面もカット。
オズの闇に関する描写は、アリスを迎えに行った回と同じくらい丁寧に描いてほしかったです!!
それと、前回「自分の身を守るために誰かを傷つけるなんて、オレには重すぎるから」と剣を握らなかった場面もカットされていたため、今回剣を握る場面の説得力が薄れているんですが。。。
前半は最も重要な場面を削られたのがショックで、集中できませんでした

が、前半ラストのジャックの綺麗な横顔!!
これはちゃんとアニメでもあるのね
唯一、前半で良かった部分でした・・・。


~後半~

☆100年前のロッティ嬢
アニメ版ロッティはかわいい部分が削られていて馴染めませんが、昔のロッティは原作の流れには沿っていました。
「怪しいフード男」に咄嗟にナイフを向けたりするところとか、グレンの前で赤面するところとか、好きです。

☆ただのしがないオルゴール職人w「怪しいけど大したもんじゃないです」
ジャックの一言一言がツボすぎです
初対面の女性シャルロットにいきなりロッティと愛称で呼ぶとことか、ジャックに限ってはツボです(笑)

☆薔薇の花を片手に女性を口説くジャック
台詞がほとんどカットされていたけれど、あの笑顔を見られただけでも
ジャックに口説かれたいです

☆ロッティに三つ編みを引っ張られながら踏まれるジャック
ジャックのそんな姿さえ、かわいく思えてしまう私は末期ですか?w

☆ジャック「そう…つまりは―親友(とも)なんだよ」
肩書きなんてどうでもいい、ジャックにとってグレンは親友。
そんな大切な存在を殺さないといけなかったジャック。
そこまでする程の何かがグレンにあったわけですよね。

☆グレン「『レイシー』。その曲は私が作ったものだ」
アニメでもついに、あのオルゴール曲の曲名が判明。
これでようやく、堂々と曲名言えます(笑)
グレンの声もイメージ通りです。
しかし、アニメでは曲名の由来が明らかになるところまでは進みそうにないですね。
そして、グレンの命令によって壊れる穏やかな時間。
いえ、すでにこの時には壊れていたんでしょうけど、なぜ城の者を皆殺しにしないといけなかったのか・・・気になります。

☆ジャック「私が多くを語らないのは、大切な親友(とも)の名誉を守るためだ」
あの事件の後、ベザリウス家が大出世したことを指摘され、どこか傷ついた表情のジャック。
それでも、真相を明かせない程の何かがある―ということですよね。
サブリエの悲劇の首謀者というだけでも英雄とは真逆の扱いなのに、それ以上の何かがあるということなのでしょうか?

☆オズ「これは…自分から目をそらし続けてきた報いだ」
自分の姿さえ見えていない、誰よりも何よりも自分のことがわからないオズ。
私も未だに自分のことがよくわからなくなることがあります。
これも、目をそらし続けてきた報いなのでしょうね。

☆リーオ「エリオットが言い過ぎるから…相手の事情も考えずに言いたいこと言っちゃうのは君の悪いクセだよ」
指摘されて、何気に気にしてる感じのエリオット。
すぐに言いたいことをはっきり言っちゃうけれど、やっぱりいいやつだよなー。

☆エリオット「だけどおまえは『気付けた』んだろう!?だったら―その時点で既に一歩前へ進んでんだよ!!」
あれだけはっきりと指摘したあとで、こういうことを言えてしまうエリオットって、本当に強さと優しさを併せ持った人なんだなと思います。
「優しいね、エリオットは」とリーオに言われて、「何がだよ」と、照れ隠しからくるちょっと怒った口調も、エリオットだなぁーと思いました。
野島裕史さんは声だけじゃなくて、口調や言い回し一つひとつがエリオットに聞こえます。
オズが皆川さんなのと同じくらい、エリオットは野島さんだと思います。

☆オズ「自分の『弱さ』を知った瞬間(とき)、そこから『強さ』が始まるのなら、オレはまだ前へと進めるのだろうか。ぐちゃぐちゃになった想いを抱えながらも―――それでも、この光に恥じないように―――!」
ちょっと目頭が熱くなりました。
ようやく、「気付く」ことができたオズ。
これから先は、オズらしく―と言っても、今までの自己犠牲とは違う意味で―前へ進んで行ってほしいです。


ここで終わった19話。
実は、アニメもここで終わると予測していた私。
謎はまだまだあるものの、オズの闇に関しては区切りが付いているから。
いいところでOPが流れ始めて、そのまま最終回EDテーマとして使用されるという予想でした。
歌詞も物凄く合っていますしね。
もちろん、これで終わりじゃないし、ここから始まるわけだけど、それは第二期へ持ち越しだと信じてました。
この分だと、二期をやる気なさそうですよね
実は、もっと前の予想では、チェシャの空間から還ってきて、ジャックがオズの体を借りて話をし、サブリエの悲劇について多くの伏線を貼ったまま第一期完結→第二期へ続く。という流れだと思ってましたw
アニメの進行速度に気付いた時点で、その可能性は消えましたけどね。

今回、前半と後半で書き方を変えましたが、書式を自分の中で決めているわけではありません。
その回で感じた内容ごとに書きやすい方法は違います。
たまたま、今回の後半のような書き方が見やすいかな、と思う回が多いだけです(笑)
そして、たまたま今回は前半と後半で全く違う書き方の方が書きやすかっただけです。
というわけで、ちょっと不思議な感じに見えてしまうと思いますが、見づらい場合は前半と後半は別の回として読んでやってくださいw
おそらく、アニメオリジナル展開に入ってからは、後半のような書き方はしなくなりそうな気がします。
感想自体、今までのように書けるか疑問だったりしますが、一応原作に沿っている間は感想書いていくつもりです。
また遅くなってしまうかもしれませんが、気長に待って頂けると嬉しいです


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