AIイラストの進化と、人々の反応はあらゆる思考や物事の流れに応用できそう。
観察の範疇では「AIで十分、むしろAIのほうが平均点が高く、AIに命令出す側は新たな絵師」という意見、そして「AIは著作権をおかしているし、そもそもAIで作ってる人は絵師と呼べない。調子に乗るな」という意見。
AI反対と賛成が当然いるわけですが、各々意見は様々でイラスト書けなかった人程=消費者、またはイラスト発注側は賛成に傾いているように見える。
僕は感覚的な感想ですが、イラスト書けない人がAIでイラスト生成ができるようになった途端、それまで鬱憤、自己卑下的な憎悪、羨ましさを我慢の蓄積か、絵師をこけ下ろすのような発言をすることには苛立ちます。
AIイラスト生成は「画像検索でそれまでなかった画像を見つけ出す」ような感じ、と書くと陳腐化しますが、ただ今使ってるパソコンやスマホだって動作原理を知らないのに様々な用途で使えてること、また需要がある技術はどんどん進化し特化した道具の価値がなくなり大手企業が傾くレベルに陥る、つまりスマホのカメラ機能と同じ道を辿る可能性は非常に高いという見方に今はなっています。
絵師は常にAIと比べられ、99%の絵師は廃業する。
AIイラストの抵抗感は加速度的に薄れていくだろうし、絵師へのリスペクトも激減する。
消費者側のイラストを評価する能力は低いんですよね。
これはイラスト以外にも当てはまり、あらゆる分野消費者は「使いやすさ」「やすさ」「入手のしやすさ」にで判断する。
エロイラスト大好きなアカウントが脇の構造が狂ってるおかしなイラストを「新しい発想、見たことがない、超エロい」と評価をしているのをみかけ、正しさの価値なんてゼロに近いんですよね。エロく感じればいいし、そのエロさをAIに学習して量産する未来は明日くるかもしれません。
それぞれのイラスト雑誌を作る感じですね。
イラストを書く、という作業が無くなりイラスト集を作る。
イラストが上手い=AIより上手い、はもう既にきている。
ただ僕の個人的意見は「どうやって作ったんだろう」という疑問に価値を感じるので「AIで作りました」「こういう命令しました」よ価値が「イラストを書きました」の同等以上になる未来が来るかは怪しい。
AIイラストは「絵を描く能力」を不必要にし、99%の絵師は廃業し、必要になるのは生成されたイラストが皆にウケるかの判断能力、どこに使用するかのどう見せるかの構成能力だけになる。
現時点では絵師と非絵師との間には雲泥の差、AIイラストの使い方にさえ能力の差が大きいですが、非絵師が故の慣習から外れた突飛で爆発的な魅力を持つイラストの使い方をするんじゃないでしょうか。
あと最後に、絵師を金がかかる有機物イラスト生成物とか書く人はやばいやつ、AIを使っても魅力がない絵しか生成できない奴、または今回のAIイラストで初めて「ものを作る」経験したので「自分が作って魅力を感じるもの」が作成過程を唯一知ってる自分だからこそ、つまり0の状態を知ってるからこその高評価の下駄を履いてる錯覚、自分と他人との魅力の感覚の差を学ぶ機会を持つやつ。
AIは世の中の「いいもの」を勝手に合成してくれるので、逆に自分だけが良いものを作ることがむずかしいのかも。
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