くらやみ亭

のんびり更新のアニメレビュー
現在は「コードギアスR2」です。

魔法少女リリカルなのはStrikerS第9話「たいせつなこと」(1)

2007-05-29 | 魔法少女リリカルなのはStrikerS
 前回からの言わば回答編の今回。
 当然ながら、未視聴の方は読まれないほうがいいのであしからず。



 前半の山場なんでしょうね。心温まるというのか、ほっとした話でした。
 とはいえ、疑問について小出しに解消されたので、話が丸く収まったのはわかったけど、結局どういうこと? 的な部分もあるので、ここでちょっと整理をしてみようかと。
 わかりやすくQ&A方式で。

Qなぜ、なのはは怒った(叱った)のか?
A無茶をしても、命をかけても譲れぬ戦いの場は確かにある。だがおまえがミスショットをしたあの場面は、自分の仲間の安全や命を賭けてでもどうしても撃たねばならない状況だったか? 訓練中のあの技は、いったい誰のためだ? なんのための技だ?(byシグナム)
A一番魅力的なところをないがしろにして、慌てて他のことをやろうとするから、だから、危なっかしくなっちゃうんだよ。(byなのは)
Aなにがあっても、誰が来ても、この子たちは落とさせない。わたしの目が届く間はもちろん、いつか一人でそれぞれの空を飛ぶようになっても。(byなのは)



Qなぜ、なのはは(他の技でなく)クロスファイアーシュートを放ったのか?
A模擬戦で、自分で受けてみて気づかなかった? ティアナの射撃魔法ってちゃんと避けにくくって、当たると痛いんだよ。(byなのは)


Qティアナの行動(自主練)は間違っていたのか?
A自主練はいいことだよ。(byシャーリー)
A訓練中のあの技は、いったい誰のためだ? なんのための技だ?(byシグナム)


Qなのははなぜ模擬戦中、レイジングハートを解除したのか?
A実はこれについては明確な答えが提示されていません(たぶん……。出てたら誰か教えてください)


とまあ、こんな感じですか。
基本的に不器用な連中だな、というシャーリーの感想に同意ですね。
いや、だからよいのだけれど。
しかし、あれだけなのはが考えているとなると、下手に自主練しないほうがいいような気もしますが。

 そういえば、シャーリーによる秘蔵映像の数々が問題になっていますが、それについてはシャーリー自身が撮影した可能性はちょっと低いと思うんですよ。
 別にシャーリー好きだから弁護するわけではないのですが(笑)、シャーリーは17歳でなのは達より年下なので、当時はまだ管理局にすら入ってなさそうですし。
 可能性としては、フェイトの補佐を3年間やっていた(公式HP参照)ことから、事情を直接聞いていたのでは? ということ。
 それと映像は資料として管理局に保存されているんでしょうね。いつかは気づくこと、という風に言っていた通り、それなりの役職につけば、閲覧可能データだったんじゃないかと。
 だから、実際の撮影はエイミィでしょうねぇ。
きっと、エイミィとも知り合いでしょうしね。なんせフェイト曰く、
「シャーリーの辞書には人見知りという言葉が載っていない」(公式HP参照)らしいですからね。


 話を戻すと、なのはが怒った理由は、わざわざ自分や仲間が危ない方法を選択した。熟練度の足りない戦術を使用した。そのための代償がどういうものになるのか、わかって欲しかった、ということかな。
 しかし、なのはに撃墜されてなお、不満がくすぶるティアナとスバルの根性はすごいとは思うが……。
 すべては新人組を守るため、思いやってのこと、というなのはらしい優しさなんですよね。まあ、言葉より魔法が先に出る癖は多少直したほうがいい気もするけど。


 そして、クロスファイアーシュートをわざわざ放ったのは、見本のためでしたね。訓練用魔法弾ということで、威力はないようですけど。実際、ダメージなさそうだし。シグナムの一発のほうがダメージがあったんじゃ……。
あとで氷で冷やしてましたしね。なのはの魔法弾じゃ、傷一つついてなかったし。


 自主練については否定的ではないようですね。でも、方向性とかやり方に問題があった、ということでいいのかな。あくまで、本訓練の補助としてやるべきところを、まったく違うことをやっていたわけだから。
 でも、結局なのは達はあれだけデバイスとか考えている以上、自主練メニューとかなのはに聞いたほうがよさそうだよな。そもそも、なぜティアナはそうしなかったのか? という話だけど、ティアナの心理を考えると、致し方ないことかも。


 しかし、模擬戦中になのはがレイジングハートを解除した理由が、いまだわかりませんね。あの長台詞の中に一言説明入れてくれればよかったのになぁ。DVDの解説とかにつきそうだけど……。


 話は変わりますが、どうやらはやては、ロビーでの会話を盗み聞きしてたっぽいですね。あの話しかけられて気づいたみたいな顔は、そういうことかな、と。はやては広域型だしそういう技能は持っててもおかしくないでしょう。まったく、別のこと(事件のこと)を考えていた可能性もあるんですけど。今回の話の筋からいくと、六課内部についてはやてだって不安はあったでしょうしね。


 そういえば、空戦でなのはたちが、フォーメーションの手本を見せましたね。
 よく考えるとフォーメーションで戦ってるの初めて見た気がするんだけど……。
 しかし、かなり速くなっても、ガジェットは所詮は雑魚扱いですか。あっさりでしたねぇ。


 ま、なにはともあれ、しこりも残らず先に進めてよかったですよ。
 なのはの意味深な発言が気になったりもしてるんですけどね。
 なのはの死亡フラグはともかく、病気、後遺症フラグは考えていたんですけど、今回で半々って感じですかね。ただ、引退フラグが新たに立った気はしますけど。今回の事件を最後に引退ってことはあるかもなぁ、と。
 今まで続けていたのは、はやてとの約束があったから、とかね。
 なのはが、まだ明らかにしていない、何らかの秘めた決意を持っているのは確かな気はするんですよね。ま、思い過ごしなら、それはなによりの話なんですけど。


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魔法少女リリカルなのはStrikerS第8話「願い、ふたりで」(2)

2007-05-26 | 魔法少女リリカルなのはStrikerS
 今回はスバルの百合っ娘なセリフから。
 でも重要なことも言っている。

「失敗も躓きも後悔も一緒に背負う。だから、一緒に立ち上がろう」

 これをこの8話を見終わった後、もう一度聞くと、違う意味にもとれる。


 さてさて。暗い話はさておき、前回からの引き続き事件現場の検証場面から始まる今回。
 検証の手伝いを命じて、ユーノと警護という名の逢い引きは仕事的にいいのだろうか? まあ、部隊長がお茶してるぐらいだしなぁ。

 散歩という名の呼び出しを食らったティアナは、森の中でなのはに注意を受ける。この内容も後半につながり重要。要点をまとめると、
「ティアナは時々一生懸命すぎる。それでやんちゃをしてしまう」
「でも、ティアナは一人で戦っているわけじゃない。集団戦でのティアナのポジションは前後左右、全部味方。その意味と、今回のミスの理由、ちゃんと考えて同じミスを繰り返さないって約束できる?」

 これに対するティアナの回答が、後半出てきます。

 まあ、それはひとまずおいておくとして、シャーリーのキャロからの通信の返事が可愛かった~。「はいな~」って……いや、シャーリーファンとしてはあのセリフだけでオーケーです。(なにが?)


 宿舎に戻ったなのはたちを、ヴィータが呼び止め、ティアナの今回のミスの原因について聞く。
 なのははティアナの兄が任務中に死亡したことを説明し、心に傷を負っただろうことを言う。
 ヴィータがちょっと考えこむような表情。最近、多いよなこの絵柄。


 その頃、ティアナは一人自主練をして、翌日の朝からスバルも同行。
 ティアナの考えはこんな感じ。
「短期間で現状戦力をアップさせる方法。うまくできれば、スバルとのコンビネーションの幅もぐっと広がる。エリオやキャロのフォローももっと出来る」
「中距離から撃ってるだけじゃ、それが通用しなくなったときに、必ず行き詰まる。精密射撃しかできないからいけないんだ。行動の選択肢をもっともっと増やすんだ」
 これが上のなのはに対するティアナなりの答えなのだろう。
 集団戦でのティアナのポジションの意味と、ミスの理由。
 正しいかはともかく、これに対するなのはの考えがちらっと出てくる。

「基礎のくり返しになるけど、ここはしっかり頑張ろう」

 練習始まりのときになのはが言った言葉だ。
 つまり、基礎練では強くなった実感がわかないから、ティアナは新しい技を覚えようとした。こう考えると話はシンプルだ。
 スポーツとかでもそうだけど、一年生は基礎練を長い期間やらされたりする。でも上手くなった実感がわかない。だから、自主練で新しい技術を独学で学ぼうとする。
 

ユーノの警護と聞いて、顔がにやけるなのはさん。それにしても、今回はギャップがすごいよなぁ。

なのはのかなりの離れ業。上の人と同一人物には見えない。ちなみに、ティアナは魔力に包まれている様子。おそらくなのはが空中で静止するようにしていると思われる。(魔法少女リリカルなのはStrikerS第8話」なのはStrikerS PROJECT より)


 吐いたりしながらもティアナは一生懸命に自主練。スバルは案外平気そう。さすがタフな女の子。ヴァイスはストーカーっぽいぞ。
 キャロが竜魂召還を普通にしていることにも何気に驚き。もう、普通に出せるようになったわけね。


 そして、いよいよ模擬戦。
 ここで模擬戦のルールを確認しておこう。
 Asコミック版で、クロノやなのはたちミッドチルダ式魔道師対はやてたちベルカ式魔道師の模擬戦が行われている(ちなみにこの時は能力リミッターがないため、AAAクラスやSクラスのままの模擬戦のようだ。なのははエクセリオンモードも使用)。これは管理局の戦闘訓練に準拠とのことだから、正式なものに近いと考えていいだろう。
○攻撃の非殺傷設定
○武器持ちは相手のバリアジャケットを抜かない威力設定
○訓練の際は結界を張る

 他にも細かいものはあるだろうけど、記載がないので。

 実はここに重大な意味がある。
 武器持ちは相手のバリアジャケットを抜かない威力設定。つまり、なのはでいえばレイジングハートである。しかし、レイジングハートを収納してしまったらどうだろうか?
 威力設定はある程度自由が効く状態。
 そう考えると、ティアナに放った二発はかなり怖い2発だったということだろう。しかし、バリアジャケットを抜いている様子はないので、なのははきちんと理性的に撃っているようだけれど。
 それに機動六課には優秀な戦う医務官(シャマル)もいるわけだから、ティアナは大したダメージではないだろう。

 なのはは最初、スバルの特攻に対して、アクセルシューターっぽいものを使って牽制している。スバルはバリアで防いでいるが、これは威力的には弱く設定されているはずだ。それを防ぎ切れていないスバルは、かなりバリアの精度が危うい。強度はともかく、きちんと自分を守るように張りきれていないのだろう。
 しかも、パワーですら楽になのはに押し返されている。
 なのははこれに対して、
「そんな危ない軌道」
 と言っている。
 つまり正面から来たら、スバルのバリアなんか打ち抜かれちゃうよ。と暗に言っているわけである。


 そして、ティアナの落下しながらの一撃。
「バリアを切り裂いて、フィールドを突き抜ける」
 と言っている。
 これには思わず「アホか!」と突っ込んでしまった。
 バリアを破って直接攻撃を当てる。それがどんなに危険な技か認知していなさすぎだ。
 ようするに、なのはを殺す気でいくと言っているようなものなのだ。
 なのはを実験台にして、自分の新技を試したという方が近いだろうか。
 なのはは天才だから、これぐらいしてもなんとか自分でするだろう。だから、危険な技を放っても、どうにかするだろう、ということである。
 過小評価は過大評価と同じぐらい真実から遠ざかる、と誰かが言っていたが、まさにその通りである。
 能力リミッターがないなのはならともかく、AAランクのなのはに、今のティアナがその技を放つ危険さに対する認識がなさすぎるのだ。
 その証拠に、直撃後にフェイトがなのはの名前を叫んでいる。つまり、外から見て危ないと思ったのだろう。
 
 さて、模擬戦のルールをもう一度見てみよう。
○武器持ちは相手のバリアジャケットを抜かない威力設定
 つまり、武器を持っている状態では制限がかかっているのだ。逆にいえば、武器を持たない状態であれば制限がいくらか解除される。
 レイジングハートを持っている状態で、ティアナの攻撃を食らえば、なのはもただではすまなかった可能性があるのだ。
 これはなのはの強さに誤解があるようだが、今のなのははAAクラス。As時より格段に弱くなっている。
 才気溢れるBクラスの攻撃にやられる可能性は十分にあるのだ。ましては2対1の状況である。
 下では、手加減のためにレイジングハートを解除したのでは、と書いたが、もしかしたら真逆かもしれない。レイジングハートを解除しなければ危なかった可能性もある。


 また、なのはが砲撃型の魔道師であることも作戦がうまくいきそうになった理由だろう。
 もし、フェイトが相手であればこうはいかない。
 フェイトの持ち味は高速移動。なのはのように攻撃を受けてはくれない。避けるのが戦闘スタイルなのだ。
 ある意味、なのはだからこそ当たった作戦ではあるわけだ。


 次回はとうとう過去のなのはの話が出てくるらしい。
 なのはたちは、新人達に色々なものを伝えようとしている。
 それは技術だけでなく、積み重ねてきた想いや、自分の足で歩き出すための強さなど色々なものだ。それに新人組が気づき、学びとったとき、本当の機動六課の戦力として、頼りにされるようになるのだろう。
 ただ、一つ不安も。
 今回の件で、なのはの病気フラグが真実味が出てきたような……。

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魔法少女リリカルなのはStrikaerS第8話「願い、ふたりで」(1)

2007-05-21 | 魔法少女リリカルなのはStrikerS
 いつもはキャプを用意してからレビューを書くのですが、あまりに面白い内容だったので、(1)と(2)に分けることにしました。今回は主にBパートの感想です。
 今回は衝撃的な内容がBパートにありますので、まだ見ていない人は読まないことをオススメします。
 


 白い悪魔が降臨した!!
 今回はこの一言につきます。
 もともと、「悪魔」というファンの間での二つ名の由来は、「As」の時にヴィータから「悪魔」と罵られたのが始まり。その時のなのはは、その「悪魔」という言葉すら甘んじて受け、戦いに望んだわけです。
 「悪魔」という言葉の裏には、自分が恨まれようが憎まれようが、相手のことを思いやるなのはの信念が存在します。

 ティアナの危うさにも、その理由にも気づいていたなのはは、オークション警備での一件では、ヴィータに先に怒られていたということもあり、今度は同じミスをやらないと約束をするだけに留めます。
 ところが、ティアナの強さへの渇望は止まらず、朝と夜の自主トレをし、新たな力を身につけようとします。
 しかし、それは本末転倒なことでした。ティアナの武器であり、兄から受け継いだはずの精密射撃がキレを失ってしまう結果となりました。
 練習の成果をためす模擬戦で、ティアナとスバルは、なのはと対峙します。
 前に言っていた通り、なのは一人で四人を相手にするのは困難なはずで、二人でも十分に渡り合えるはずでした。練習通りにやっていれば。
 ところが、ティアナが新しい力を身につけることに没頭したことにより、スバルに無謀な特攻をさせ、ティアナ自身もゼロ距離射撃という不向きな接近戦をしかけることに……。
 ケンカじゃないんだよ。
 なのはの一言が悲しく響き、レイジングハートを解除し、なのはは素手でティアナとスバルの攻撃を受け止めます。
 これはある意味、レイジングハートを使うと、手加減できないと思ったのかもしれません。(それぐらい、怖い表情でした、なのはさん)
 二人が至近距離にいることによって、誰もフォローができない。このフォーメーションの最大の欠点を言葉じゃなく、実践で示した結果になりました。
 ティアナの攻撃を受け止めたなのはの手からは、血が滴り落ちて、魔法で防御していないか、貫いていることがわかります。そして、スバルの攻撃も素手で受け止めています。
 なのは自身、ダメージを受ける事を自ら望んだのでしょう。それと、今の二人にはレイジングハートは必要ないという意味も。
 慌てて距離をとったティアナは渾身の一発を放とうとします。しかし、同じ場所にはスバルもいます。なのははさらに悲しみを深めた表情をして、
 頭を冷やしたほうがいい。
 と言って、クロスファイアーシュートをティアナに放ちます。
 直撃を受けたティアナは呆然とし、駆け寄ろうとするスバルをなのははバインドで拘束。その場で見ているように言います。
 それは実践でも起こりえた事態。
 無謀な戦いが悲しい結末を生むことを、二人に疑似体験させるために、なのはは「悪魔」にでもなんでもなるという決意があるのでしょう。そうでなければ、二人が戦いの中で死んでしまうかもしれない。幼い頃のなのはにもその無謀さはあったような気がします。だからこそ、二人のことを放っておけないと思って、見守り続けてきたのでしょう。
 それを最低な形で裏切られた。なのはの失意は想像するだけで、悲しくなります。


 なのはの二発目がティアナに直撃し、ティアナは下のウイングロードに落下。気絶します。
 バインドのかけられたままのスバルが、ティアナに駆け寄り、なのはを振り返って睨みます。
 ヴィータ、フェイト、エリオ、キャロは無言で三人を見つめていました。


 なのはは戦技教官です。管理局最高の戦闘技術を保有する部隊の、若手ナンバーワン。その彼女が毎日を4人のためだけに時間を費やし、見守っていた。
 ヴィータが以前、述懐していたその事実に素直に気づいたのは、皮肉にもエリオとキャロが先でした。
 気づけないままのスバルとティアナは、奇抜な作戦で一撃を入れることだけしか念頭にありませんでした。
 なのはは、ずっと使える戦技を教えてきたはずなのに、ティアナの思いつきの作戦を模擬戦で実行する二人に、本当に落胆し、自分自身も情けなくなったのでしょう。だから、素手で攻撃を受けたのは自分への罰でもあったはずです。

 なのはは集団戦で、1(ティアナ)+1(スバル)=3(コンビ)以上になる方法を教えてきたはずなのに、ティアナたちの自主練習は1を1.1にする練習をしてきたわけです。
 1.1+1.1=2.2にしかなりません。


 今回の話はとても考えさせられる話でした。
 ようやくなのはらしい、感情のぶつけ合いが始まったので、これから面白くなるでしょう。
 今回はちょっと話に合わせてトーンを落としてレビューを書きましたが、全体の感想を書くときは、いつものトーンに戻します。

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魔法少女リリカルなのはStrikerS「第7話 ホテル・アグスタ」

2007-05-19 | 魔法少女リリカルなのはStrikerS
 ティアナの愚痴から始まる今回。
 なんか自分だけが凡人ということらしい。
 ま、六課の戦力が異常というのは同意見ですがw

 オークションの会場警備と人員警護が今回の仕事だそうで、中の警備を担当する隊長三人組はカモフラージュのためにドレスアップ。よく考えるとあそこまでドレスアップしたのは、シャマルの趣味っぽいが……。

 んで、外の警備にあたっている副隊長たち。常に臨戦態勢ってものものしくないか? それに新人組到着後、一度変身解除した意味って……。ま、深く考えまい。

 予想通りガジェット登場で、シグナム、ヴィータ、ザフィーラが遊撃。新人組が防衛ラインを組むことに。シャマルはロングアーチとつないで、指揮(主任医務官が指揮官ってどうかと思うけど)。
 ザフィーラがしゃべることにいたく驚いた様子のちびっこ二人組。今までなんだと思ってたんだよ……。しゃべらない使い魔って出てきたことないはずだが。
 騎士たちの変身シーンも短いながら登場。シャマルに力が入っていた気がするのは気のせい?

 シグナムとヴィータは、変身に承認が必要らしく、シャーリーがレベル2で承認してます。いったいレベルいくつあるんでしょうね。
 ちなみに、ザフィーラはわざと魔道師ランクをとっていないので、能力リミッターがついていない模様。だからリミッター付き副隊長二人と、同程度の能力とみてよさそう。
 つまり、ティアナの「能力リミッターつきで……」発言はザフィーラには当てはまらないはず。

 さて。ルーテシアとゼストは、怪しいロリコン親父化しているスカリエッティから泥棒を依頼される。
 ルーテシアは引き受けて、召還魔法を使って小さな虫が登場。
 魔力規模からSランクはあるのでしょうね。
 リインが虫にやられてましたが、あれはリインが弱いというより(リインはAランク)、あの虫が強いんでしょう。


はやての正拳付き。はやてに初めてオトコの影が登場!

上ののんびりさとは対照的に、悩みまくっているティアナ。ギャップがすごいな。(「魔法少女リリカルなのはStrikerS第7話」なのはStrikerS PROJECT より)


 ルーテシアの召還によって、戦況が厳しいものに。
 一瞬で、ヴィータをラインまで撤退させる判断をするシグナム。このあたりは、新人組との差かなぁ。

 心配の通り、遠隔召還でラインまでガジェット登場。
 今回はキャロが解説担当らしく、召還について詳しく説明。
 それにしても、ガジェットがきたとき、キャロが前衛にいたけどいいのか?
 絵的な問題とはいえ、フルバックのキャロが敵の正面にいるのはどうかと思うが。

 とりあえず新人組の仕事は足止め。
 ところがティアナは、ヴィータが戻ってくるという言葉を聞いて、気に障ったらしく全機打ち落とすと豪語。
 シャマルの心配をよそに、エリオをセンターに下げ、スバルとティアナのツートップに。
 クロスシフトAとか言っていたが、ようするにスバルをおとりにして、その間にティアナが撃つというシンプルな作戦。つーか、おとり作戦にしてもひどくないか?
 カートリッジを四発リロードして、ぶっ放そうとするティアナを止めるシャマルだが、構わず放つティアナ。
 最初の弾丸はともかく、後の連射は余計っぽいのは気のせいだろうか?
 その一発が、スバルへ。
 一瞬、才能を羨んだティアナが、戦闘中にスバルを亡き者に……というストーリーも浮かんだが、違うらしい。(当たり前か)

 ヴィータがアイゼンで弾丸を軽くはじき飛ばし、スバル撃沈は免れる。つーか、スバルはバリア張れよ。
 
 ヴィータに「すっこんでろ!」と言われ、すっこむ二人。
 その間に、ルーテシアの別の召還で、泥棒は完了。
 ティアナは、危うく打ち落としそうになったスバルに逆ギレして、今回は終了。

 その様子とはうってかわって、会場内の隊長三人はお気楽モード。
 なのはとフェイトは、ユーノ登場に嬉しそうにしていたし、はやてはヴェロッサと楽しげに会話。
 任務も無事終了という話に。

 結果からみると、密輸品パクられているのはオーケーなのかどうかという問題はあるが、対ガジェットとして頼まれたわけだから、その役目は果たしたということなのだろう。

 それとふと思いついたのだけど、ゼストが騎士ということは、人工生命体の線はないかもしれないですね。
 年齢からいくと、あの空の試験管はルーテシアとエリオなのかも。
 カリムに頼まれた仕事も、ゼストに関することだとすれば納得もいくか……。 

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魔法少女リリカルなのはStrikerS第6話「進展」

2007-05-12 | 魔法少女リリカルなのはStrikerS
 今回も新人組の訓練から。
 個別スキルということで、スバルにヴィータ、エリオとキャロにフェイト、ティアナになのはという組み合わせ。
 ちなみに、個別の役割はこんな感じ。

●フロントアタッカー 敵陣に単身で切り込んだり、最前線で防衛ラインを守ったり、防御スキルと生前能力の高さが求められる。スバル、ヴィータ、シグナム

●ガードウイング どの位置からでも攻撃やサポートができるように素早い行動が求められる。フェイト、エリオ

●フルバック 素早く動いて仲間の支援をする。キャロ

●センターガード チームの中央に立って、誰よりも早く中長距離を制する。射撃型が多いようで、あらゆる相手に正確な弾丸をセレクトして命中させる判断と技術が求められる。なのは、ティアナ

 スバルの防御スキルについては理解できるのだけれど、エリオ、キャロ、ティアナについては結構疑問の声があるみたいですね。
 一応解釈すると、中央ポジションに陣取るなのは、ティアナは、現場での的確な状況判断が求められるため、回避行動によって立ち位置がころころと変わるのは望ましくない。だから、各ポジションの状況によって、中央から的確な支援をするためにあの訓練の形になった。
 ガードウイングのフェイトとエリオは、遊撃に近い立場なんでしょうね。危なければフロントアタッカーの手助けもするし、センターガードやフルバックに危機が迫れば助けに行く。そのためには、なにより駆けつけるスピードと弾丸の中をくぐり抜ける回避行動が重要になる。
 フルバックのキャロに同様のメニューを課しているのは、キャロがバリア系などの魔法を得意としないから、という理由でしょうね。結局、ガードしても衝撃は受けるわけだし、ちびっこ二人にはそれを受け流すだけの体力は備わっていないということでしょう。
 フェイトは、Asの時に対シグナムのために軽装化しちゃいましたからね。金の閃光の名は伊達じゃないんでしょう。



なのはがヴィータを振り向くところ。今回で一番のシーンでした。振り向きに弱いんだよなぁ。

今週のシャーリー(いや、そんなコーナーはないけど)。登場率高くていいです。やっぱりシャーリーは笑顔がいいですね。特にメカについて話してるときのw!(「魔法少女リリカルなのはStrikerS第6話」なのはStrikerS PROJECT より)


 新人組とシャーリーのお昼ご飯。なぜかスパゲッティ(ナポリタン?)の山盛りをみんなで分けてる。
 スバルとエリオが大半を平らげているようではあるが。なんか知らんけど、スバルは自然な動作でエリオによそってあげている。姉キャラじゃないのに、自然とそんな行動するのは不思議な感じがしないでもない。
 ちなみに、部隊長に家族への伝言を頼まない常識も持ち合わせているらしい(つーか、これは聞いたはやてがどうかと思うんだけが……)。

 エリオは当たり前といえば当たり前なんだけど、施設出身。フェイトと出生が同じだとすれば当然のことだろう。
 んで、前回末尾に登場の怪しいドクターの正体が少し明らかに。
 ジェイル・スカリエッティという次元犯罪者だとか。しかも、ガジェット3型にジュエルシードが入っていたということも発覚。
 つまり、誰かが本局倉庫から横流ししているということで、ナカジマ三佐の勘繰り通り、内部犯を裏付ける証拠になりそう。

 ところで、蕎麦屋でメシを食っていたお三方だが、なんでこんなに和風なんだ? まあ、ギンガが日本茶を持ってきた時点で、このナカジマというオッサンが和風趣味だとはわかったが……。まあ、色んな店があるんだろうから、自分の先祖の世界の店を再現したところに興味があってもおかしくはないけど。円単位表記は、外国人が日本語書くようなもんかな。またははやて視点で翻訳してくれているということか。(そもそも言語が共通なわけがないので、なにかしらのメカを使ってるはずなんだよな)

 ギンガといえば、リインからデバイスプレゼントの話からもわかるように、見かけによらずスバルの格闘技術の師匠らしいです(公式HP参照)。
 あのスバルのナックルが母の形見っていうぐらいだから、あの戦闘スタイルは母譲りなのでしょうねぇ。
 ギンガの見た目としゃべりのギャップもちょっと驚いたけど、まあ、あの感じなら格闘やってもおかしくないって気はするけど……。

 んで、ルーテシアとゼストも登場。
 スカリエッティが歩きながらのシーンで、からの大型試験管が5、12だったから、それがルーテシアとゼストなんだろうなぁ。
 レリックウェポンという言葉も出てきたけど、つまりルーテシアとゼストがレリックと接触すると、何かが起きるということなのだろうか?
 ガジェットとは競合するようだけど。
 謎は多そうですね。

 そして、なのはとヴィータのシーン。
 ヴィータは過去のことを引きずっているようですね。回想シーンが出るかと思ったけど、出ないみたい。まだ秘密なのか、本編と関係ないのか。気になるところ。
 でも、あれだけネタフリしておいて、なにもないわけがないだろうから、なのはがなにかしら問題を抱えているのは、ほぼ間違いないだろなぁ。なんか今回のなのはには、悲壮感っぽいものを感じるのは自分だけだろうか? うちに秘めた決意っぽいものを。
 今回はなのはから名言が。
「模擬戦で徹底的にきっちり打ちのめしてあげるほうが、教えられる側は学ぶことが多い」
 さすが白い悪魔です。
 ちなみにシグナムからは奥義が。ま、剣が届くところまで近寄って斬れ、というのは実行できるシグナムが抜きんでてるわけですけどね。次回はシグナムも戦闘するみたいだし、実践が見られるかも。

 さて次回は、ユーノが登場するみたい。完全に無限書庫の司書になってしまったようで、なのはともまんまの関係らしいが。ドレスアップしてる3人娘がサービスカットなのだろうか。
 あと、ヴェロッサも登場するみたいだな。どんな人間なんだか。
 しかし、警備ネタって、なんか妙な展開だよな。


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魔法少女リリカルなのはStrikerS第5話「星と雷」

2007-05-05 | 魔法少女リリカルなのはStrikerS
 今回は、前回のファーストアラートからの続き。
 初出動の機動六課ですが、Aパートは変身シーンのオンパレード。フェイト、なのは、スバル、ティアナ、エリオ、キャロで時間を使い尽くしましたね。
 フェイトとなのはは、まあ、大人になってしまいましたという感じで、初期作品からの視聴者には感慨深げかも。
 スバルは、色々なところで話に出てたけど、スパロボ? という変身。なんかロボの効果音入ってもよさそう……。ティアナはあっさりな感じで、エリオは結局脱がなかった。ま、当たり前か。
 キャロは、う~んどうなのだろうか? 人それぞれの反応だろうな。個人的には普通な感じだけど。
 あと、リインの変身がなかったのが、ちょい不満でした。

 冒頭とBパートにキャロの過去話。
 強すぎる力は~、というよくある話の展開からフェイトに保護されるまで。
 出撃前になのはがキャロを励ます場面を見ていると、なのはは手慣れているような気も……。

 なのはとフェイトは空を制圧に行ってしまうわけだけど、なんかメチャクチャ強いんですが……。人型戦闘機みたいなもんだな、あれは。ガジェットの力がわからないけど、AAのなのは&フェイトが雑魚扱いなのだから、それほど強くはないのだろう。
 ただ、AMF使われたら飛行系はやばそうだけど。そのせいか、先手必勝の形をとってましたね二人とも。

 
なのは変身前。久しぶりに決意のある顔が見られました。やっぱなのはのこのギャップが好きかも。

ロングアーチのシャーリーも凛々しいお姿。頑張れメガネ属性!(「魔法少女リリカルなのはStrikerS第5話」なのはStrikerS PROJECT より」


 スバル&ティアナ組は新型デバイスの能力を発揮し、楽勝状態。スバルはさっそくマッハキャリバーと仲良しモードの模様。誰とでもうち解けるキャラか。ティアナはデバイスにまでツンツンしてましたね。らしいといえばらしいが。
 エリオとキャロは新型ガジェットに、苦戦。あのコンビ、結局エリオしか戦わないから辛いよな。キャロは後方支援型だし。
 エリオがやられて、崖から落ちていくところを、キャロも一緒に飛び降り。つーか、ロングアーチ組の心配はキャロだけというのはどういうことだろうか?
 エリオが先に落ちてるだろうに……。
 ま、いざとなればリインが助けるつもりだったのだろうけど。一応あの現場で最強はリインだろうし。
 竜魂召還で、フリードがでか竜に。これで空戦もオーケー。しかも、はやて曰く、まだ力の一部らしいから、今後色々出来るようになるんでしょうね。
 そして相変わらずのエリオは、キャロのダブルブーストを受けて、「一閃必中!」と叫んで突っ込んでました。
 ますます武装●金だなぁ。


 ひとまず、レリック回収で初出動終了。
 で、ようやく黒幕っぽい人登場。
 どうやら戦闘を撮影してた模様。このいかにも危なそうな人は、Dr.スカリエッティですね(メガミマガジン参照)。OPに出てくるリインに似た小さい人はルーテシア。あとはゼストってのが今後出てくるでしょうなぁ。
 あとプロジェクトFの残滓呼ばわりのフェイトとエリオですが、おそらく人工生命体研究ってところですかね。
 色々と過去持ちが集まったようで。唯一ないのはティアナっぽいけど、執務官を目指している理由がもしかしたら、なにかしらあるかも。
 スバルは、母親が魔道士(しかも、スバルと同じ戦闘スタイルだったらしい)だったから、その死亡理由が事件と絡むところがあるのかも。ギンガがエンディングで登場してる辺りも怪しいし。

 次回はヴィータたちも含めて訓練ですか。
 そろそろなのは一人じゃきついって言ってたもんなぁ。
 事件も進展するみたいだし、ようやくストーリーも軌道に乗りだしたのかな。

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