コーヒーブレイク

ちょっと休憩に立ち寄っていってください☆

なぜあなたは不幸なのか

2009-02-25 18:38:09 | Weblog

すごいタイトルなのですが・・・(笑)
阪大の筒井・大竹・池田先生の大規模アンケートによる
経済学的・実証研究の結果だそうです。

実は私このアンケートにアルバイトとして参加していたので、
結果にも興味がありました。

http://www.iser.osaka-u.ac.jp/rcbe/gyoseki/fukou.pdf

要訳をここに掲載させてもらうと、

本稿が得た主要な結果は、
①男性は平均的には女性より不幸であるが、
喫煙習慣をコントロールすると有意に不幸であるとはいえない
②年齢が高いほど不幸である
③所得が大きいほど幸福であるがその増加は逓減的であり、
高い所得階層では飽和が観察される
④パートで働いている主婦は無職の主婦より不幸であり、
労働が負効用をもたらす
⑤時間割引率が高い人ほど、また、危険回避的な人ほど不幸である。

最後の 「時間割引率」については耳慣れない言葉なので説明すると、
「将来のことより今のことに重きを置いてしまう傾向」
と表現できます。

要するに「健康な体でいたい」と思う長期的な目的よりも
「今これを食べたい」と思う気持ちが勝ってしまい、
いつまでもダイエットできないこと。
あるいは「勉強しなきゃ試験に落ちる」と思いながら、
今マンガを読んでしまうこと。
将来の利益はそれがとても大きい利益でも
叶うまでに時間がかかるので、今の時点ではその利益が「割引」されてしまい、
目の前にある小さな利益がより大きく見えてしまうという概念。

誘惑される意志に詳しいです。

こんな研究してだからナニ?!
という気持ちを持つ人もいるかもですが。
結局は統計的な、平均的な話にしかならないので、
「私はでも幸せだよ」っていう人ももちろん当然出てくるのですが。
統計を何も考えずに鵜呑みにすることは最悪なのですが。

しかし、どうしてそういう結果になるかについて考え、
自分なりの仮説を持てば、自分の幸福感を増やすヒントになる部分もどこかあるかもしれません。
(ないかもしれません。)
個人的にはすごく面白いなと思いました。




NHK沸騰都市・圧倒的な能力主義・シンガポール

2009-02-16 17:57:58 | Weblog
昨日のNHK沸騰都市はシンガポールでした。
さすがNHKで、長い間取材したことが想像できるいい番組でした。

私は2001年にシンガポールに行きましたが、
その時点で「いやー日本は負けてるなー」と色んな部分で感じたのですが、
今回の特集を見てその危機感は一層大きくなりましたね。
実際シンガポールは2007年に一人当たりGDPは日本を追い抜きアジア一になっています。
(人口少ないので、この数字にどれくらい意味のあることかは分からないですけど)

首相の強力なリーダーシップのもとで数々の政策が実行される国ですが、
今は「優秀な人材を集めること」を最優先課題としているそうで、
世界中から投資家、クリエイター、研究者などなどを引き抜くことに、
政府は相当な努力をしているそうです。

例えば400億円をかけたバイオポリスというバイオ産業に特化した研究都市を建設していて、
ここの設備は半端ではありません。上限のない予算。最新鋭の機器。10万匹のマウスと30万匹の魚。
こんな優秀でありさえすればこれらすべてが使いたい放題で、研究以外の雑務も一切なく、年齢も関係ない。
まさに研究者としては夢のような環境。
この環境を売りに世界中から人材が引き抜かれているそうで、
日本人研究者もすでに何人かが渡っているそうです。
(日本の星、山中先生も狙われているらしい!)
バイオポリスの責任者曰く、
「ノーベル賞などは二の次だ。
我々が科学に注力するのはそれがGDPをあげ、利益をもたらすからだ。
産業に繋がらない研究は必要ない」だそうですわ。

逆に成果が出なければあっという間に追い出されるようで、
少なくともnature, cell, scienceを出し続けないといけないんだって。
ひょえー!!

この他にも工学系と融合させたフュージョンポリスがこれまた300億円で建設中。
さらにさらにエコ技術を育てるなんとか(名前忘れました)も建設中。 
日本の何がしたいかよく分からない科学技術政策とは大違いで、シンガポールは本気ですね。

一方で人を能力で分ける政策がどういうものか、それはいい面ばかりではもちろんなく。
周りの貧困のアジア諸国からの外国人労働者を厳しい管理の元
(この管理方法がすごい。恐ろしくて日本にはマネできませんきっと。)
に積極的に受け入れ、工事現場などの単純労働にあてている。
彼らは、倉庫にベッドだけの宿舎に詰め込まれ、移動はトラックの荷台。
それでも景気が悪くなり仕事がなくなると強制的に国に返すそうです。

驚くべきは首相の発現で外国人労働者問題を記者に質問された時に、
「外国人労働者はBuffer(緩衝剤)で、必要な時は受け入れるし、
必要ない時は排除する。国民に選ばれた私がシンガポール国民の利益を最優先するのは当たり前だ。」
と明言しています。ひょえー!!

この格差社会をどう受け止めるかは、もちろん自由だとは思いますし、
(私はこんなプレッシャーの中じゃ怖くて働けない!)
日本がシンガポール型になればいいというわけでもなく、
実際になれないだろうと思いますけど。
しかし、「みんながそこそこ優秀」よりも、
「たったひとりが抜群に優秀」であることの方が、
例えば科学の世界などでは有利に働くと思います。

日本のバイオ研究環境にいて感じることは、
この小国にサイエンスの主導権を握られる日が来るのではないかという恐怖ですねえ。
好むと好まざるとに関わらず、こういう国が発展するのかもしれない。

ちなみに今夜は「東京」らしいです。これは見なきゃ!


才能を感じる時

2009-01-30 15:15:49 | Weblog
昨日は妹とNAOTOさんのライブに行ってきました。

NAOTOさんはポップなバイオリニストで(ポップなので金髪)、
ミュージシャンのバックでバイオリン弾いていたりします。
オリジナルの曲もたまにテレビ番組のバックミュージックで使われてたりするので、
名前は知らなくても「あっこの曲は聞いたことあるわ~」って感じやと思います。
最近はのだめカンタービレのテレビにバイオリン監修で参加していたらしく、本人もちょこっと出演してました。

私は音楽、ましてやバイオリンとか何にもよく知りませんが、
「イイナ」と何となく思うのでこの人の曲はいつも聴いていて、
ライブにもよく行くのです。
(コンサートと言わないところがポップ。ノリノリの曲多し)

この人の曲ほんといいので、お勧めしたいんですが今日はそういう話ではなく。。。

「自分が好きなことをして、こんなに楽しんで、それが仕事ってホントに素敵だなー。」
とこの人のライブに行くといつも強烈に思ってしまう。ホント楽しそうなんよねー。

きっと大変だったんだろうけど。
曲作ったり、ここまで来るのにどれくらい練習したかとかそういう孤独な時間もいっぱい想像できるし。
認められない苦悩とかもきっとあったでしょうねえ。

才能や運やタイミングやそういうものもあって、
音楽やる人がみんなそんな舞台に立てるわけでもなく。
売れないリスクも取り、お金ない時期もあったのかなーとか。

でも、もちろんそういうのもあるんだろうけど、
それでもこうやってたくさんの人の前で披露して、聴いている人に感動すら与えられる。

本当にうらやましくて、ある意味研究に似ているなあと思うのです。
私もあっち側の人になりたいと思ってたなーとステージを見つめて思う。

あーでも私もう研究やめちゃうねんなー。
研究であっち側の人になることはもうないんだ、とか。
(研究じゃない道を選ぶのは)さんざん考えて決めたことだし、後悔はないし、
また新しく頑張りたいこともちゃんとあるのに、
なのに、なんかやっぱりそういう人を見ているとさみしくなって、
なおかつワンドリンク制でビール飲んでるからちょっと感傷的で。

途中から完全にウルウルしてたんだけど、最後の曲で我慢できなくなって涙涙。
普段ライブで泣く女の人とか見たら「こわっ」って思ってしまうんだけど、
自分がそうなってしまった・・・

思うに、才能は「時間や意識や気持ちをどれくらいかけられるか」ってことで。
(それもほとんど無意識的に。)
好きなことと才能が一致したところがその人の天職なのでしょうねえ。

私は研究好きかもーって思っていたけど、それだけのものはかけられなかったから、
そこには私の才能はなかったんだと思う。

逆に研究に才能を注いでいる人を見ると心の底から尊敬して応援したくなる。
(別に研究に限らないのだけれど、身近に見えるので。)

次に頑張ろうとしていることを私の「かけられるところ」にしたいなーとか思いつつ、
アンコールでまたちょっとだけ泣いて、うち帰ってワイン飲みなおしました。

またガンバロー!オー!


何とかかんとか博論を出す

2009-01-28 15:53:03 | Weblog
昨日は論文指導をしていただいて、直した後の論文の提出締切日。

学位申請締め切りとかいう日で、申請書とか、概要(10ぺージ)とか要旨(2500字)とか
その他もろもろ、なんかもうやたらいっぱい書類を出さないといけなくて。
博士論文は簡易製本して7冊。概要と履歴書なんて48部!も。
そんなにいるんかいな。

17時締切なんだけど、もう相変わらずのぎりぎりっぷりを発揮して、
昼過ぎくらいまで直しが終わってなくて、その後大急ぎでその他書類作って印刷やら製本やら。
余裕で終わっているRぴょんには大変お世話になりました。
見かねた先輩に背表紙作ってもらっちゃった。

こんなぎりぎり子じゃ社会人になるのに不安を覚えますが、
いつも周りに助けてもらって何とかなってしまいます。(感謝!)

いやーあのタイムリミット感はやばいですね。
アドレナリン出まくりでした。
これで最終試験(面接らしい)に進めることになります。

しかしアドレナリン出すぎで、その後全く頭が働かなくなってしまうという副作用を体験。
文字を読んでも人と話しても頭に入ってこない。
持久力つけなきゃーですわ。

あけましておめでとうございます

2009-01-04 02:36:51 | Weblog
今年もよろしくお願いいたします。

予想通り、年末年始、とっても孤独に過ごしています(笑)。
誰もいない中パソコンと向かい合う日々。(独り言が増える。。。)

大晦日の夜に実家帰って、かろうじて年越しは実家で迎えられました。
(年越しは「笑ってはいけない新聞社」見ながら迎えてしまってた…)
元旦から会ってくれた中高の同級生とお茶して話し込んで、
一瞬現実を忘れられましたが(楽しかったー)
トンボ帰りで2日も研究室。

そりゃーもう、さみしいです。

クリスマスは発表で、楽しげな忘年会にも一回も行けず、お正月もこんなんです。
でも出来てないので、今日は新年会にも行けませんでした。
久しぶりにみんなに会えると思ったのになー。悲しい。

でもまあ、仕方ありません。そんな冬もあるでしょう。

こんなんで人と全然関わっていなくて、年賀状がめっちゃうれしかった。。。。
いい文化だわ。
まだ私書いてないですけど、下さった方、ありがとうございます。
遅くなっても、出しますので受け取ってください。。。

いちおう…

2008-12-26 19:47:48 | Weblog
昨日一応発表が終わりましたー。

反省点ばっかりだけど、でももう終わったから仕方無い。
今後に生かすことにする!

でもまだ論文出さないといけないので
もうちょっとの間がんばりまっす!!

勝間先生

2008-12-24 11:43:40 | Weblog

すっかり有名になってしまって、みんなの心の師なのね・・・

yahooに記事が出てました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081223-00000000-jct-soci

勝間さんの本は面白いけど、割と「浅く広く」なので、
勝間さんのすすめてくれるマニアックな本の方が深くて、面白いです。

「誘惑される意思」とか「急に売れ始めるにはワケがある」とか
もうほんと、最高に、面白い。
紹介してる本どれもこれも面白いから、読んでる本の数が違うんだろうなー。と思う。

私も立派なカツマーなので、紹介しました。
クリスマス記事なのに、こんなんでいいのかって感じだけど。。。。


M1グランプリ 2009

2008-12-22 18:21:18 | Weblog
まだ準備も出来てないのに、見てしまった。

面白かったですね。
NON STYLEのネタはけっこう好き。

オードリーは好きじゃないから、よかったよかった。

ストレス解消・アイテムの力

2008-12-20 21:09:38 | Weblog
ここ数カ月かけてついにストレス解消法を確立しました。
イライラしていても、多少落ち込んでいてもこれをするともう大丈夫!
すっきりさわやか。
続けるほどに、「解消」っていうよりも、
そもそものストレス自体を感じにくくなっている気がする。

ほんとに効果絶大。 
もちろん毎日やってます。
なのでここに紹介します。

もともと私、ストレス耐性弱すぎで、、、
忙しい時に、もうダメなのです。

ストレスを感じると
甘いものに走ったり、
お酒に走ったり、
人に頼りすぎたり・・・

その時に一番走りやすいものに走ってましたね。
もちろんいい解消法とはとても言えません。
(こういうのも自分でコントロールできて、ほどほどの人は全然いいと思うのですが、
ていうかみんなコントロールできるところがすごいと思うのですが、
私は自制心があまりないので・・・ついやりすぎの傾向に。)

D論の時 (つまり今)もきっとそうなっちゃうんだろうと思っていたんだけど。
でも勝間さん効果でそういうのやめようと決意。
(生産性を著しく低下させるのだそうだ)
こういうのはどれも依存性があるのでやめるのも難しいものです。

で、色々本を読みあさり、長い間の試行錯誤を経て、
健康に害もなく、一人で出来、
なおかつ驚くべき効果をあげる方法をとうとう確立したのです!
なので甘いものもお酒も今はどっちにもほどよい距離。

前置きが長くなったけど、それは何かというと・・・・実はお風呂
(え?普通すぎ?・・・ガッカリした人ごめんなさい。
私には革新的効果をあげているんだけど)

もともとお風呂好きだけど、アイテムの力を使ってそれを高めたのです。
以下に詳しい方法を述べます。

半身浴ができる程度にお湯をためる

ツムラの「きき湯」を入れる
(温まり方が違います。肩こり・腰痛に)

本を一冊持ち込み、ゆったりと小一時間読みつつお風呂に入り、汗をかく
ジャンルは何でもいいんだけど、
・楽しい気持ちになれるもの
・なんか「ほー、へえー」って思えるもの
がいい。
ちなみに今は脳科学・認知心理学の本(軽いのから、重いのまで)に夢中。面白すぎる。

シュワルツコフのシャンプー&コンディショナーで髪を洗う&ケア
(驚くべき洗い上がり。これをすすめてくれた美容師さんに感謝)

LUSHのはちみつマーチ石鹸で体を洗う
(驚くべきいい香り。アロマセラピー効果。
これをプレゼントしてくれて、出会わせてくれたちほさんに大感謝)

PGCDの石鹸, サボンフォンセ&サボンクレールで顔を洗う
(驚くべき泡。洗っている時間が至福。
ヤフーの口コミ1位を信じてみてよかった)

お風呂からあがったら化粧水&美容液これ一本の
PGCDのロシオンエクラでスキンケア
(こってりした液体が何ともくせになります)

ストレッチしてベッドへ。体があったかいうちに睡眠
(クライミングのために柔軟、柔軟。)

これで完璧です。
たとえ3時間しか寝むれなくても大丈夫。
ここにあげたアイテムはどれも値が張りますが、
お酒を飲むよりは安上がりです。
(もちろん楽しくのむお酒はいいけど、
ストレス解消のお酒は本当にもったないなと思う今日この頃)

自分がいいと思ったもの、思えるものを使うことは、かなり「無意識」に効くのでしょう。
知らないうちにすっきりしてます。
(そういう本を読んでいるからか、最近「無意識」を意識することの重要さに気づく)

アイテムを選ぶ際には使い続けるうちの本来の効果というのももちろんだけど、
「その瞬間の気分がアガルこと」が非常に重要です。

睡眠時間を1時間削ってもこのお風呂タイム1時間をとります。
その方が肉体的・精神的疲労に絶対に効きます。

まあこれは私流ですが。
皆さんもお気に入りアイテムを見つけ、ぜひ生活の一部にしてくださいな。

English Lunch

2008-11-13 01:57:51 | Weblog
来年度入社予定の同じ会社の内定者は約40人。
その中で同じ大学の子が自分を入れて4人いて、
うち3人とEnglish Lunchをしています。

10月1日の内定式のあと、「英語ヤバいよね」みたいな話をして、
英語の練習がてら、英語で話しながら、大学の食堂でランチしようって話になったんだけど。
毎週してるんだけど。
もう今、週1の1時間のランチが楽しくて仕方ない。。。。

今日もそのランチでした。

なんだろう、話が合うっていう感覚。
やっぱり同じ会社に行きたいって思って、実際採用される人は性格も似てるの?!
価値観は違っても、話してて、似てると思うし、超楽しい。

意見を聞いて、意見を話す。
分かってもらえて、認めてもらえる。
話している話題に対する価値観は違うんだけど、
自分と違う人と話して、「自分の持っているものを広げよう」っていう、その価値観が似ているの。

私自身、その人達の言うことも、すごく納得して、自分のとは違っても、すごく伝わる何かあって。

いちおうEnglish Lunchだから、つたない英語で話してるんだけど、
全然英語とか、なってないんだけど、
そんなこと関係ないくらい、伝わるものがあって、
あーコミュニケーションって言語じゃないんだなーって実感する。

こんなことで感動するほど、私普段コミュニケーション不足なのかな・・・

とにかく、このランチタイム、楽しいです。

忙しくっても、卒業まで続けたいなー。