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歌詞解読

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東京事変「群青日和」歌詞 解釈

2014-11-01 10:18:18 | 日記
赤文字が元の歌詞。

この歌は、「恋愛における男女の駆け引き」から転じて、
「世間のあらゆる問題に対する人々の無関心」についても提言しているように思う。


群青日和/東京事変
作詞: 椎名林檎

新宿は豪雨 新宿は激しい勢いで大量に降る雨。雨量がきわだって多い雨。私の心も一緒だ。


あなた何処へやら あなたは今 どこでなにをしている?もう会うことはないのだろうけど


今日が青く冷えてゆく東京 だんだんと日も暮れて寒さも一段と増していき、私の心も冷えていくようだ。


戦略は皆無 あなたとうまくやり直す方法もないし、これからどうするべきかも全く先行き不明。


わたし何処へやら 私は今 自分を見失って、どこへ向かっているのかもわからない。今日の予定も白紙である。


脳が水滴を奪って乾く 泣いてスッキリしたいけど、頭で考えれば考えるほど、心はかわいていき、涙さえも出ない。


「泣きたい気持ちは連なって冬に雨を齎(もたら)している」と、云うと 私の泣きたい気持ちが大きくなって、私の涙の代わりに冬が雨を降らせている。あなたの愛は、本当かどうか怪しいと思う私は疑念を生じさせている。とあなたに問いつめた。


疑わぬあなた「嘘だって好くて沢山の矛盾が丁度善い」と 事態を推測することもせずあなたは言った。例え、愛が嘘であっても、矛盾したやりとりやプロセスのおかげで深みが生まれ、楽しめるものだ。


答にならぬ"高い無料(ただ)の論理"で はぐらかされあしらわれた分、私の心理的負担は増していく。 


嘘を嘘だといなすことで即刻関係の無いヒトとなる 結果的にこの愛は嘘だったと、あしらうことで、これまでの関係は無視し、私の独り相撲であったとあなたは示唆しているのだ。


演技をしているんだ 本心を隠して見せかけの態度をとっている


あなただってきっとそうさ


当事者を回避している 自分に不都合にならないよう、起きている問題を直に受け止めず、責任逃れをしている


興味が湧いたって 関心を持っていても、(問題がわかっていても)


据え膳の完成を待って 女の方から男に言い寄るまで待ち、(周りや環境が動くまで,自分はなにもせず)


何とも思わない振りで笑う あとあと面倒なことにならぬよう、いかにも無関心をよそおっている。(心を痛めていないふりをして表面上は笑って過ごしている)


突き刺す十二月と伊勢丹の息が合わさる衝突地点 肌を突き刺すような外気の寒さと、異様にあたたかい伊勢丹の室温がぶつかる瞬間(冷たいあなたと、熱く燃え上がったわたしの温度差)


少しあなたを思い出す体感温度 あなたと体を重ねた時の感覚や呼吸を思い出させる。(わたしたちの関係を改めて思い出させる)


答は無いの? 結局、本心は聞けないの?どうしたらいいの?


誰かの所為にしたい 私も責任逃れをしようとしてしまっている


ちゃんと教育して叱ってくれ こんな私を正しい方向へ導いてほしい


新宿は豪雨 激しい雨とともに私の心も冷えきっている


誰か此処へ来て 誰かに慰めてほしい


青く燃えてゆく東京の日 悲しいけど、私の心はあなたを忘れられないでいる



1 コメント

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Unknown (もも)
2016-08-19 00:47:11
コメントしたくなりました
ありがとう
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