さて、今日は何に難癖を付けようか。デジタル田園都市国家構想。これが手頃そうである。地方創生が叫ばれて幾星霜、都市部への人口集中は解消されるどころか、更に進行している様にすら思える。居・職・住の格差を考えれば仕方ないだろう。昨今では医療介護の問題も絡み、政令指定都市クラスでも人口流出が止まらない所が有る。その構造的複合的課題を解決してくれるのかデジタル田園都市国家構想。ジャストアイディアノープランじゃ絶対回らんぞ。ITの恩恵で職住の自由度が上がったのは確かだが、娯楽面で大都市圏に対抗するのは至難の業である。「現実は一旦忘れてメタバース上に理想の新天地を創りましょう」と云うデジタル「田園都市国家」構想の方がまだ現実味が有るぞ。ただ故郷の衰退を望む者は居るまい。居・職・住格差を是正し、大都市は観光地に徹する位の構造改革が望ましい。まずは国会を各都道府県持ち回りで開催する所から始めて欲しいのである。
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