どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3169

誠に目出度い限りである。今年も我が国の研究者からイグノーベル賞受賞者が誕生した。これで15年連続である。心からお祝いしたいのだが、不要不急ですぐにカネにならない研究は支援の手が回り難い。この賞がその援護射撃になってくれればと思っている。海外で受賞したら何故か有難がる国民性は悪用すべきだろう。研究内容は「歩きスマホの人が居ると人の流れが渋滞する」と云う仮説の検証である(本当はもっと色々やっている)。誰もがそうだろうなと思っていても、それを定量化する事に意味が有ると私は断言したい。ただ実験に参加したのは主に大学生で、スマホネイティブ世代である。もっと幅広い年代で行ったらよりその傾向は顕著になったであろう点が、少々惜しまれる。渋谷のスクランブル交差点を達人の見切りで歩きスマホするスキルがこれからは必須になると云う間違った結論が導き出される前に、より実証的な研究を継続可能な支援が求められるのである。

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