やっぱ重要だよなあ、呪術。名古屋大学の教授が「怒りを紙に書いて丸めて捨てるなりシュレッダーするなりすると、怒りが収まる」と云う実験結果を発表した。早速「23か月連続実質賃金ダウン」と紙に書いて捨ててみたが、余り効果が無かった事から推測するに、気合が足りなかった様である。怒りがクールダウンする理由として挙げられていたのが「感染呪術」である。文化人類学者のジェームス・フレイザーが提唱した言葉で、要するに「呪いの藁人形に対象の髪の毛を入れると良く効く」と云った発想の一つの現れ方と見られるそうである。科学がブイブイ言わせているヨノナカであっても、人間の考える事はそう簡単には変わらないらしい。そう云った傾向を闇雲に批判する必要も無いし、生活の助けになるのであれば呪術に頼るのも悪い事では無かろう。恨み辛みをシュレッダーして物理的にサッパリすると云うのも、現代社会ならではの厄払いなのかも知れないのである。
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