どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 2863

ブラジルの統一地方選が嫌な盛り上がりを見せている。現職の不正や汚職を追及する対立候補が襲われ、既に80人以上が殺害されたらしい。元々治安の良い国ではないが、これだけ事件が頻発しても警察が注意を呼び掛けるに止まっているそうなので、自分の常識の狭小さを改めて感じている。ともあれ政治の道を志していれば社会的・物理的に抹殺される危険と隣り合わせなのは、程度の差こそあれどの国でも変わらないと思う。世が世なら私の様な妄言綺語の輩は(政治的意図の有無に拘らず)とうの昔に投獄されていたであろう。昨今は民主主義理念の風化が著しく、何処で強権政治に合法的に切り替わるか分かったものではないので、さいたま民主主義人民共和国の樹立などと軽率に発言するのは控える方針に転向したいと思う。しかし思想信条の多様性は、仮令それが自分の常識と相反するものであったとしても、「うるせぇ」程度で済ませる努力は怠ってはならないのである。

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