どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3064

私達が見たいものを切り出して並べる。マスコミの飯のタネである。たまに人の心を踏み躙る取材が批判を集める事もあるが、それらですら見世物として黙々と消費するだけの人も少なくない事は頭の隅に留めておきたい。昨今のホットワードは「IOC貴族は傲慢」であろうか。彼らが急に傲慢になったのではなく、環境の変化で可視化されただけに過ぎないのだから、とばっちりと言えばとばっちりである。個人的見解は先般述べた通りで、「国内の感情的世論に振り回されて国際的な約束を反故にする国」だと見做されない為に五輪開催の姿勢は崩せない。そして人の交流によって新たな流行の波が起こる事もほぼ確実だろう。そうなると「IOCの無理強いで開催を余儀なくされた」か「IOCの一方的決定で中止を余儀なくされた」かのいずれかに世論を誘導出来ると都合が良い。世事に疎く傲慢な特権階級を悪玉に仕立て上げる十分な動機が、公式スポンサーのマスコミには有るのである。

コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「時間の無駄」カテゴリーもっと見る