接種を受けるか投獄されるか、選べ。フィリピンのドゥテルテ大統領がブチ切れたらしい。国民の6割がワクチンに懐疑的で、人口1.1億人の内240万人しか受けていない状況にご立腹の様である。麻薬撲滅を始めとする治安の回復は支持されているが、法を無視した過激な手法が信頼を失う要因になっている様である。それに罵詈雑言が口癖の様なものなので、いつもの事と受け流されているのであろう。老子は国を治める最上の形は「之有るを知る」であり、以下之を誉む、畏る、侮るであると述べている。我が国はどこら辺かな、と考えるのは悲しくなるのでやらないが、君主が居るのは知っているが何をしているのかは分からない、でも上手く治まっているのが理想だそうである。選挙が有るからそんな呑気な事は言えないのが現代国家であるし、時には不人気な施策も強行しなくてはならないが、色々有ったけど悪くは無かったと後年評価されるのを目標に頑張って欲しいのである。
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