バーチャルでも筋肉。人間の脳と云うのもいい加減なものである。VR空間でマッチョなアバターを使うと、没入感に応じて物の重さを軽く感じたり痛みを感じ難くなったりするそうである。「プロテウス効果」なる名前が付けられており、医療分野での実用化を進めているらしい。何でマッチョになるとそうなるのかは分かっていない様だが、人間は意外と自分の姿形に思考が引っ張られるものなのかも知れない。現実世界でもマッチョになれば全て解決するのだろうが、「継続は力なり」を実践出来る人ばかりでは無い。アバターでお手軽に効果が得られるのであれば、横着者としては嬉しい限りである。臨場感の有るVRはイメージトレーニングに役立つと分かれば、そっち方面でブレイクする可能性も有る。ただ脳が勘違いした状態で体を動かして痛い目に遇う恐れも有るし、現実の筋肉とのギャップに絶望して仮想空間に引き籠る危険性も有るので、過度の依存は避けたいのである。
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事
コメントを投稿するにはgooブログのログインが必要です。