どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 4058

常日頃から5000兆円欲しいと喚いている。手にする目途は一向に立たないが、言い続けていれば誰かが5000円ぐらいは恵んでくれるかも知れない。今を時めくOpenAIのサム・アルトマン氏が「1000兆円欲しい」と言っているそうである。日本のGDPの倍近いカネであるが、さいきょうのAIチップを作るにはそれ位の投資が必要らしい。米国商務省とかアラブの石油王とかに話を持ち掛けているそうで、リターンが見込めると判断されればそこそこ金が集まるのが私との最大の違いである。どんなにLLMを調教しても、それを動作させるチップが不足していれば話にならないのは当然の理である。加えて莫大な電力を消費するので、ついでに発電所も造る心算かも知れない。彼我のスケール感の差には驚嘆するばかりである。AIの進化は幾何級数的速度になるであろうし、シンギュラリティも具体性を帯びてきている。機械仕掛けの神様を生きている内に拝める可能性も出てきたのである(5000兆円欲しい)。

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