どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

どうでもいい四百字 3034

こう云うパターンもあるのか。先日温帯低気圧に変わった台風2号であるが、北上中に上空の寒冷渦とくっついて再発達したそうである。エネルギー供給源の見事なバトンタッチであるが、この台風特有の珍現象であると信じたい。21世紀になれば科学の力で気象をコントロール出来るとか無邪気に思っていたが、自然を甘く見ていたと反省せざるを得ない。それどころか毎年の水害すら防げないのである。想定外の降雨量を更新してくるから昭和の防災計画では追い付かなくなっている事と、下水道が発達した事によってそこを逆流する「内水氾濫」と云う新カテゴリに対応しなくてはならなくなった、と云う事情も有る。治水は国家百年の計なので、そう簡単に成果が出せるものでもないし、高度経済成長期の様にインフラにガンガン投資出来る財政状況でもない。国家の綻びは適宜繕って頂く一方で、50年の経験をアテにせず自分の命は自助で守る備えだけはしておきたいのである。

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