今まで誰も連れて行ったことのなかった隠れ家的なシャンソンバーへマルを連れて行ったソソ。それだけ大切な時間を過ごしたいという現れだったが、マルから過去のことで、意見をあれこれ言われて、雰囲気を壊されてしまう。その時に怒ったソソが苛立ち紛れに言った言葉。
4ヶ月目がスタートしまして、その初日は『恋するパッケージツアー~パリから始まる最高の恋』
からこのセリフにしました。これ、学生時代、覗き見志向、という概念で習いました。ことに他人と深く関わらない都会人に多いそうですが、テレビのワイドショーなどその最たるもので、何かやらかした人などは、徹底的に吊し上げられてますよね。
人間の持つ、負の特徴なんでしょうが、ドラマでは逆に人間の負の特徴を掘り下げれば掘り下げるほどおもしろくなりますから、皮肉なものです。
このドラマが素晴らしいのも、一見、フランスを舞台に男女が旅するというものすごくオシャレな非日常を描きながら、片方では、そうした人間のいやらしい日常をえぐり出して露にしていく二面性にあったと思います。