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ドラマ・映画の名セリフに学ぶ(好奇心を持てば、この世は面白いことだらけ!)

#0856「時間が経ってもすべてが許されるわけではないの。」 /『赤い靴』第62話

「勘違いしないで。時間が経ってもすべてが許されるわけではないの。」byミン・ヒギョン(チェ・ミョンギル扮)、製靴会社ローラ代表

昨日、一昨日の2日間で一気に1週間分のセリフを片付けましたので、今宵は単品に戻して、『赤い靴』第62話からこのセリフをご紹介します。『赤い靴』、現在ラフに3回目の視聴中ですが、それでも過去2回の視聴で取りこぼしがありまして…。このセリフは…

ヘビンは婚約者のヒョンソクをジェンマに奪われそうになっているため、ヒョンソクを奪わないで欲しい、とジェンマに懇願しました。その時、お姉さん、とジェンマに言ったため、ジェンマは激怒し、自分に妹はいないと言いました。そしてジェンマは、あなたは妹じゃない、あなたは殺人者の娘だ、と通告して、自分の父親がヒョクサン(ヘビンの実父)に殺された話を打ち明けてしまいます。

これを聞いてショックを受けたヘビンは、階段から転がり落ちて怪我をしますが、帰宅すると、お父さんに事実を確認する、といってミギョンの制止を振り切りると、ヒョクサンの前で、いきなり、殺人者!、と大声を上げました。しかしヒョクサンの方は全く驚きもせず、この時間まで寝てないのか?、と優しく声をかけました。そこへミギョンが入り、騒ぎ続けるヘビンを連れ出しました。

とりあえずヘビンを落ち着かせたミギョンはヒョクサンの元に戻ると、ヒョンソクをどうするのか、と訊ねました。すると、ヒョクサンは、既に心の離れた男だか結婚などありえない、と言いました。これを聞いたミギョンは高笑いすると、ヒョンソクの気持ちに同調するはずのあなたがこんなことを言うとは、婚約者を捨てた経験があるのに、と言いました。というのも、昔、ミギョンとヒョクサンは付き合っていましたが、ミギョンではなく、母親の勧めた相手と結婚したからです。そこで、ヒョクサンは、だから呼びよせて会社も作ってやっただろ、と開きなおりましたがミギョンは、傷ついた後にアメを与えても心の傷は生々しく残っている、と言い返しました。そして更に続けた言葉がこのセリフになります。


昨日ご紹介したセリフに、

「後悔しても別にいい。恋しい思いを抱えてもいいわ。そのうち忘れるはず。」

というピルジョンの言葉がありました。これはピルジョンの言う通りです。過去にも、カールスモーキー石井さんのラジオでの話を引用して、人間には忘却という能力があるので、会わなければその内忘れる、というようなお話もしました。ところが、あまりにも負った傷がひどいと忘却の能力も役に立たないようですね。

ですから、時間が癒してくれるとか、日にち薬だというセリフは定番中の定番なんですが、時間は万能薬ではないということですね。
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