本来今宵はセリフ五選で締めるつもりでした。が、今朝、年末年始の臨時の番組構成を受けて、本来4話連続放送の『秘密の女』が2話で打ち切られ、かわりに臨時の際には重宝されるドラマスペシャルから『バイバイ、半地下の私』が放送され、推しのキム・ガウンがヒロインなので、年末の用事はすべて中止して見ていました。するとドラマのラストにこんなセリフが現れましたから、急きょご紹介することにしました。このセリフは…
ダウンは八年越しの就職浪人生活を経て7級公務員に採用されました。ところが、勤務先まで往復4時間かかることから、8年間慣れ親しんだ半地下の住まいから引っ越すことにしました。ところが、これが単に物を新居に移せばいいという話ではないことにダウンは気づきます。8年間という歳月の重みがあったからです。同棲していた元カレヒョンジョンとの生活、認知症になっていた亡き母親の記憶と忘れ形見、前の住人ヨンとの関係等々。
そしていよいよ引っ越しが決まり、ギョンヘに手伝ってもらいながら、片付けをしていたダウンは、ペアのマグカップを片付けようとしていたギョンヘから、本当にこれも捨てるのか?、尋ねられ、ろくに確認もせずに、捨てて、と言いました。これを聞いたギョンヘの言葉が今年最後にご紹介するセリフになります。
2023年も終わろうとするこの際になってこんなセリフに出くわすとは思ってもいませんでした。人が去っても物は残るのと同じで、2023年が去ったとしても、今年に起こったこと、撮った画像、アップした記事は消えずに残り、2023年という一年があったことも一緒に残ります。時期的なこともあってそんなことに気づかせてくれるいいセリフでした。
この記事をもって今年のblogを締めくくろうと思います。今年も一年間、拙blogにお付き合いいただきありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。
今年のエンディングは、映画『永遠の片想い』からこの曲で!
「モルナヨ」/チャ・テヒョン